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中央社会保険医療協議会
全員懇談会議事概要


  1. 日時

    平成8年12月24日  10:30〜14:00

  2. 議 題


  3. 議事の概要

     公益委員より、前回の全員懇談会において、長時間にわたり各側より個別に意見を伺ったところ、一号側及び二号側委員の意見の一致が見られず、散会せざるを得なかったが、その後、事務局を通して各側の意見を伺い、合意に達する可能性があると考え、本日全員懇談会を開催するに至ったこと、及び来年度政府予算案の編成も大詰めを迎えており、本日中に中医協としての意見を取りまとめたい旨説明があり、個別に各側からの意見聴取か行われた。
       
     公益委員より、各側の意見を踏まえて作成した中医協意見取りまとめ(案)が示され、了承された。その際、次のような意見が出された。

    (二号側委員より)
    • 今回の改定は、消費税引上げに伴う臨時的かつ特例的な措置であることを再確認する。
    • 今回、R幅を10(後発医薬品が収載された先発医薬品のR幅については8)に縮小して薬価の改定を行うことについても臨時的かつ特例的な措置であり、医薬品のR幅については、今後も引き続き議論する。
    • 薬価の引下げ分は、診療報酬として戻すことが適当であると考えるが、今回の改定については、諸般の事情を勘案し、了承する。
      (一号側委員より)
    • 今回の改定が、消費税引上げに伴う臨時的かつ特例的な措置であることは、まさにその通りである。
    • 今回の薬価改定のR幅決定についても臨時、特例的な措置であり、薬価基準制度については、今後早急に中医協の場において議論を進めていくべきである。
    • 診療報酬改定を巡る議論については、これまでも様々な意見が出され、最終的には諸般の事情を勘案して、今回の中医協意見の取りまとめ(案)で了承したわけだが、ただ今回の議事運営については、非常にもたついた部分があり、今後の要望として公益側委員に、より強いリーダーシップを発揮してもらい、円滑な議事運営をお願いしたい。
     保険局長より、本日取りまとめられた中医協意見を踏まえ、消費税率の引上げに伴う診療報酬の改定等に必要な予算上の措置を行う旨発言があった。
    なお、事務局より、改定率については、決定次第委員に連絡する旨説明があった。

  問い合わせ先 厚生省保険局医療課保険医療企画調査室
     担 当 鳥井(内3278)
     電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
         (直)03−3595−2577

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