(2) | 労使関係制度の動向
(1) | アメリカでは、港湾の労使交渉の決裂により、2002年9月下旬、西海岸の29の主要港湾施設の封鎖(ロックアウト)が行われ、24年ぶりにタフト・ハートレー法による大統領の指揮権発動が行われたが、2003年1月、労使は合意に達した。 |
(2) | イギリスでは、2002年5月、消防士の賃金引上げを巡って労使紛争が発生し、消防士組合が25年ぶりにストライキを実施する事態となったが、1年余の交渉の末、2003年6月、使用者側提案を組合側が受諾し、紛争は終結した。 |
(3) | EUでは、これまで非公式にソーシャル・サミット(政労使会合)が開催されてきたが、2003年3月、成長と雇用のための三者構成ソーシャル・サミットが正式に設立され、第1回目の会合が開催された。 |
|