1.身体状況検査及び血液検査の結果
身体状況検査では身長と体重を測定し、その結果より、BMI※(Body Mass Index)を求めた。
※BMI:(体重 kg)/(身長 m)2
・BMIが25以上の者の割合は、男性は28.2%、女性では23.6%。 |
(表3)肥満症の診断基準(2000年 日本肥満学会) | |||||||||||||||||||||||
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総コレステロール値の分布(割合)
・総コレステロール値が220mg/dl以上の者の割合は、男性は25.7%、女性では34.1%。 ・女性においては、その割合が50歳代で44.4%、60歳代で45.1%であった。 |
前回の調査との比較
・男性において、総コレステロール値が220mg/dl以上の者の割合は、前回の調査で26.8%、今回の調査では25.7%。 ・女性において、総コレステロール値が220mg/dl以上の者の割合は、前回の調査で34.7%、今回の調査では34.1%。 ・年齢階級別では、男性は30歳代、40歳代において今回の調査の方が、この割合が高く、女性では30歳代以外の全ての年齢階級において、今回の調査の方がこの割合が低かった。 |
(表4)高コレステロール血症の診断基準(1997年 日本動脈硬化学会) | ||||||||
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・血糖値が200mg/dl以上の者の割合は、男性は3.0%、女性では1.8%。 ・年齢階級別では、男女共に70歳以上でその割合が高く、男性は5.3%、女性では3.8%。 |
(表5) 糖尿病型の判定基準(1999年 日本糖尿病学会) |
(1)〜(3)のいずれかに該当する場合には糖尿病型と判定する。 (1)随時血糖値200mg/dl以上が確認された場合 (2)早朝空腹時血糖126mg/dl以上が確認された場合 (3)75g糖負荷試験で2時間値200mg/dl以上が確認された場合 |
2.血液検査の受診状況
(1)過去1年間に血液検査を受けたことがある者の割合
・過去1年間に血液検査を受けたことがある者は、男性は79.0%、女性では73.3%。 ・年齢階級別では、男女共にその割合は30歳代で最も低く、男性は66.1%、女性では53.8%。 |
・総コレステロール値220mg/dl以上の者において、過去1年間に血液検査を受けたことがある者の割合は、男性は77.6%、女性では76.9%。 ・年齢階級別では、男女共に30歳代でその割合が最も低く、男性は66.7%、女性では52.8%。 |
・過去1年間に血液検査を受けた場所は、男性は30歳代から50歳代までは職場検診の比率が大きく、60歳以上では医療機関の比率が最も大きかった。 ・女性は30歳代で職場検診と医療機関の比率が等しく、40歳代では職場検診の比率が最も大きく、その他の年齢階級別では医療機関の比率が最も大きかった。 |
(1)総コレステロール値の検査結果の認知度
・過去1年間に血液検査を受けたことがある者において、総コレステロール値の検査結果を知らない(忘れた)者の割合は,男性は36.5%,女性では33.4%。 ・年齢階級別では、男女共に30歳代及び70歳以上でその割合が高かった。 |
・総コレステロール値が220mg/dl以上の者であり、かつ、過去1年間に血液検査を受けたことがある者において、総コレステロール値の検査結果を知らない(忘れた)者の割合は、男性は34.3%、女性では27.1%。 ・年齢階級別では、30歳代でその割合が最も高く、男性は47.8%、女性では55.2%。 |
・過去1年間に血液検査を受けたことがある者において、血糖値の検査結果を知らない(忘れた)者の割合は、男性は37.4%、女性では39.1%。 |
・過去1年間に血液検査を受けたことがある者において、総コレステロール値及び血糖値の検査結果を知らない(忘れた)者の割合が最も少なかった場所は、人間ドックであった。 |
(1)総コレステロール値について
(2)血糖値について