3 | 入院患者の状況 |
(1 | )重症度の状況 |
入院患者を重症度別の構成割合でみると、「生命の危険がある」6.3%(9万2千人)、「生命の危険は少ないが入院治療、手術を要する」59.7%(86万6千人)、「受け入れ条件が整えば退院可能」18.9%(27万4千人)、「検査入院」1.8%(2万6千人)となっている。 「受け入れ条件が整えば退院可能」は年齢階級が高くなるに従って増加している。 (図5) |
図5 年齢階級別にみた重症度の状況別推計入院患者数構成割合 |
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注: | 1 | 「生命の危険がある」とは、生命の危険がある重篤な患者をいう。 |
2 | 「生命の危険は少ないが入院治療、手術を要する」には、退院が決定している患者を含む。 | |
3 | 「受け入れ条件が整えば退院可能」とは、退院は決まっていないが退院可能な状態にある患者をいう。 | |
4 | 「検査入院」とは、検査のために入院した患者をいい、健康な者に対する一般的検査のための入院患者も含む。 | |
5 | 「その他」とは、上記以外の場合の入院患者をいう。 |
(2 | )心身の状況 |
療養病床等の入院患者について調査日当日の心身の状況をみると、「移乗」から「排便の後始末」までの各項目において「嚥下」を除いて「自立」の状態にある者の割合は50%に満たない。(図6) |
図6 心身の状況別にみた療養病床等の推計入院患者の構成割合 |
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注: | 1 | 療養病床等とは、病院については「老人性痴呆疾患療養病棟」、「療養病床(療養型病床群を含む)」及び「老人病床」の患者が対象となり、一般診療所については「療養病床」の患者が対象となる。 |
2 | 「嚥下」の「できる」は、「自立」に相当する。 | |
3 | 「嚥下」の「できない」は、「全介助が必要」に相当する。 |