5 | 訪問看護ステーションの利用者の状況 |
(1)訪問看護ステーションにおける要介護(要支援)度別利用者の状況
利用者の状況をみると、平成18年9月中の利用者数は 232,094人、延利用者数は 1,224,754人となっており、利用者1人当たりの訪問回数は、介護予防サービスでは3.8回、介護サービスでは5.3回となっている。利用者1人当たりの訪問回数を要介護(要支援)度別にみると「要介護5」が6.4回と最も多く、要介護度が高くなるに従い訪問回数が多くなっている。(表19、図11)
表19 訪問看護ステーションの利用者数、延利用者数、9月中の利用者1人当たり訪問回数、 |
注:利用者は介護保険法の利用者であり、「介護予防サービス」には「要支援認定申請中」「その他」を含み、 |
図11 訪問看護ステーションの要介護(要支援)度別にみた9月中の利用者1人当たり訪問回数
![]() 注:1) 利用者は介護保険法の利用者であり、「総数」には「介護予防サービス」の「要支援認定申請中」「その他」を含み、 |
これより、調査対象期間中(平成18年9月1日〜30日)に訪問看護ステーションを利用した者の推計数である。
(2)性・年齢階級別利用者数
平成18年9月中の訪問看護ステーションの利用者数は291,907人で、介護保険法の利用者は、79.5%となっている。性別でみると、「男」は121,656人(41.7%)、「女」は170,251人(58.3%)となっており、年齢階級別にみると、介護保険法では「80〜89歳」が38.5%、健康保険法等では「40〜64歳」が34.4%と最も多くなっている。(表20)
表20 支払い方法別にみた性・年齢階級別利用者数及び構成割合
注:1) 総数には、年齢不詳を含む。 |
(3)同居家族の状況
訪問看護ステーションの利用者について同居家族の構成を性・年齢階級別にみると、40歳〜64歳では男女とも「子と同居している世帯」が多くなっており、65歳〜79歳では男は「夫婦のみ」が多く、女は「子と同居している世帯」が多くなっている。80歳以上では男女とも「子と同居している世帯」が多くなっている(図12)。
図12 性・年齢階級別にみた同居家族の状況(構成割合)
![]() 注:利用者は介護保険法の利用者であり「介護予防サービス」の「要支援認定申請中」「その他」を含み、「介護サービス」の「要介護認定申請中」「その他」を含む。 |
(4)利用者の認知症の状況
年齢階級別に認知症高齢者の日常生活自立度の状況をみると、「認知症あり」は、加齢とともに増えており、80歳以上では、3人に1人が「認知症あり(ランクIII以上)」となっている(図13)。
また、認知症高齢者の日常生活自立度の状況を要介護(要支援)度別にみると、認知症のランクが高くなるに従って、要介護度の高い人の割合が多くなり、「認知症あり(ランクIII以上)」では要介護5が5割を超えている(図14)。
図13 年齢階級別にみた認知症高齢者の日常生活自立度の構成割合
(介護保険法による利用者)
![]() 注:1) 認知症の状況には不詳を含まない。 |
図14 認知症高齢者の日常生活自立度別にみた要介護(要支援)度の構成割合
(介護保険法による利用者)
![]() 注:1) 認知症の状況には不詳を含まない。 |