結 果 の 概 要

I 結婚の状況

1 独身者のこの4年間の結婚の状況
(1)結婚の状況

第1回の独身者は、この4年間で、男性16.4%、女性21.6%が結婚した。

第1回の独身者のうち、男はこの1年間で4.0%が結婚し、この4年間で結婚したのは16.4%となった。女はこの1年間で5.5%が結婚し、この4年間では21.6%となった。男女とも、第1回の年齢が25〜29歳の階級が結婚した割合が最も高く、男19.8%、女28.4%となっている。(表1、図1)

表1 性、年齢階級別にみたこの4年間の結婚の状況

(単位:%)
  第1回配偶者の有無 この4年間の結婚の状況
総 数 配偶者
あり
配偶者なし  
結婚した 結婚して
いない
  第1回から
第2回間
第2回から
第3回間
第3回から
第4回間
第4回から
第5回間













(100.0) 100.0 33.5 65.2
[100 .0]
10.7
[16 .4]
2.0
[3 .1]
3.1
[4 .7]
3.0
[4 .6]
2.6
[4 .0]
54.5
[83 .6]
20〜24歳
(24〜28)
(27.7) 100.0 4.8 94.0
[100 .0]
12.7
[13 .5]
1.9
[2 .0]
4.0
[4 .2]
3.5
[3 .7]
3.4
[3 .6]
81.2
[86 .5]
25〜29歳
(29〜33)
(33.1) 100.0 27.9 70.5
[100 .0]
14.0
[19 .8]
2.6
[3 .7]
3.8
[5 .4]
3.9
[5 .5]
3.7
[5 .3]
56.6
[80 .2]
30〜34歳
(34〜38)
(39.2) 100.0 58.4 40.5
[100 .0]
6.5
[16 .1]
1.7
[4 .1]
1.9
[4 .7]
1.9
[4 .6]
1.0
[2 .6]
34.0
[83 .9]
(100.0) 100.0 42.6 56.5
[100 .0]
12.2
[21 .6]
2.7
[4 .8]
3.1
[5 .5]
3.3
[5 .8]
3.1
[5 .5]
44.3
[78 .4]
20〜24歳
(24〜28)
(28.1) 100.0 6.4 92.9
[100 .0]
16.2
[17 .5]
2.4
[2 .6]
4.0
[4 .3]
4.7
[5 .1]
5.1
[5 .5]
76.7
[82 .5]
25〜29歳
(29〜33)
(31.7) 100.0 38.8 60.4
[100 .0]
17.1
[28 .4]
4.4
[7 .3]
4.1
[6 .8]
4.6
[7 .6]
4.0
[6 .6]
43.2
[71 .6]
30〜34歳
(34〜38)
(40.3) 100.0 70.9 28.1
[100 .0]
5.5
[19 .6]
1.6
[5 .7]
1.7
[5 .9]
1.2
[4 .3]
1.0
[3 .7]
22.6
[80 .4]

注:1)集計対象は、第1回から第5回まで回答を得られている者である。

2)「結婚した」には、この4年間に結婚した後離婚した者を含む。

3)第1回配偶者の有無の総数には、配偶者の有無不詳を含む。

4)[ ]内は、第1回で配偶者なしであった者を総数としたこの4年間の結婚の状況である。

5)4年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

図1 独身者のこの4年間の結婚の状況

図1 独身者のこの4年間の結婚の状況
図1 独身者のこの4年間の結婚の状況
(2)親との同居の有無別にみた状況

男女ともに、親と同居している場合よりも親と同居していない場合の方が、「結婚した」の割合が高い傾向がある。

第1回の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第4回の親との同居の有無別に、この4年間の結婚の状況をみた。親と同居していない場合は男22.2%、女24.2%が結婚しており、親と同居している場合には男15.7%、女21.2%が結婚している。

年齢階級が26〜30歳では、親と同居していない場合に男27.0%、女34.6%が結婚しており、親と同居している場合には男17.4%、女24.3%が結婚している。(表2、図2)

表2 性、年齢階級、親との同居の有無別にみたこの4年間の結婚の状況

(単位:%)
 
総数 結婚した 結婚して
いない
総数 結婚した 結婚して
いない







総数 (100.0) 100.0 16.4 83.6 (100.0) 100.0 21.6 78.4
親と同居している (76.8) 100.0 15.7 84.3 (82.2) 100.0 21.2 78.8
親と同居していない (14.4) 100.0 22.2 77.8 (13.1) 100.0 24.2 75.8
21〜25歳 (100.0) 100.0 17.6 82.4 (100.0) 100.0 21.4 78.6
親と同居している (77.4) 100.0 17.7 82.3 (84.2) 100.0 21.0 79.0
親と同居していない (12.8) 100.0 20.0 80.0 (11.0) 100.0 28.2 71.8
26〜30歳 (100.0) 100.0 18.7 81.3 (100.0) 100.0 25.5 74.5
親と同居している (77.7) 100.0 17.4 82.6 (85.7) 100.0 24.3 75.7
親と同居していない (13.5) 100.0 27.0 73.0 (10.1) 100.0 34.6 65.4
31〜35歳 (100.0) 100.0 16.1 83.9 (100.0) 100.0 20.2 79.8
親と同居している (76.4) 100.0 15.7 84.3 (78.3) 100.0 20.2 79.8
親と同居していない (15.5) 100.0 23.0 77.0 (16.9) 100.0 19.1 80.9
36〜38歳 (100.0) 100.0 8.0 92.0 (100.0) 100.0 8.2 91.8
親と同居している (74.4) 100.0 6.9 93.1 (72.8) 100.0 8.4 91.6
親と同居していない (16.5) 100.0 10.1 89.9 (21.3) 100.0 8.5 91.5

注:1)集計対象は、第1回独身で第5回まで回答を得られている者である。

2)年齢は、「結婚した」は結婚後の、「結婚していない」は第5回の年齢である。

3)親との同居の有無は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第4回の状況である。

4)「親と同居している」とは、父母のうちいずれか1人でも同居している場合をいう。

5)「結婚した」には、この4年間に結婚した後離婚した者を含む。

6)4年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

7)総数、各年齢階級の総数には、親との同居の有無不詳を含む。

図2 親との同居の有無別にみたこの4年間に結婚した割合

図2 親との同居の有無別にみたこの4年間に結婚した割合
図2 親との同居の有無別にみたこの4年間に結婚した割合
(3)仕事の有無、一週間の就業時間別にみた状況

男性は、仕事が正規の場合18.0%、非正規の場合9.1%が、この4年間に結婚した。

第1回の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第4回の仕事の有無別にこの4年間の結婚の状況をみた。

男は「仕事あり」の17.8%、「仕事なし」の6.2%が結婚した。仕事ありのうち、就業形態の正規・非正規別では、「正規」で18.0%、「非正規」で9.1%と、8.9ポイントの差がある。

また、女の、仕事の有無や就業形態別にみた結婚の状況は、男のような大きな違いはみられない。(表3、図3)

表3 性、仕事の有無別にみたこの4年間の結婚の状況

(単位:%)
  総 数 結婚した 結婚していない




(100.0) 100.0 16.4 83.6
仕事あり (87.5) 100.0 17.8 82.2
(再掲)正規 (58.9) 100.0 18.0 82.0
(再掲)非正規 (16.5) 100.0 9.1 90.9
仕事なし (12.4) 100.0 6.2 93.8
(100.0) 100.0 21.6 78.4
仕事あり (89.2) 100.0 21.6 78.4
(再掲)正規 (52.9) 100.0 21.6 78.4
(再掲)非正規 (30.8) 100.0 19.1 80.9
仕事なし (10.7) 100.0 21.1 78.9

注:1)集計対象は、第1回独身で第5回まで回答を得られている者である。

2)仕事の有無、就業形態は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第4回の状況である。

3)「結婚した」には、この4年間に結婚した後離婚した者を含む。

4)4年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

5)「男」「女」には、仕事の有無不詳を含む。

図3 仕事の有無別にみたこの4年間の結婚の状況

図3 仕事の有無別にみたこの4年間の結婚の状況
図3 仕事の有無別にみたこの4年間の結婚の状況

さらに、仕事ありであった者について、一週間の就業時間別にこの4年間の結婚の状況をみると、男は40時間以上が、40時間未満よりも「結婚した」の割合が高い。また、女は就業時間による違いはみられない。(表4)

表4 性、一週間の就業時間別にみたこの4年間の結婚の状況

(単位:%)
  総数 結婚した 結婚していない







(100.0) 100.0 17.8 82.2
15時間未満 (3.1) 100.0 7.5 92.5
15〜34時間 (4.5) 100.0 7.6 92.4
35〜39時間 (3.9) 100.0 10.2 89.8
40〜48時間 (47.6) 100.0 18.2 81.8
49〜59時間 (17.9) 100.0 17.5 82.5
60時間以上 (16.5) 100.0 21.5 78.5
(100.0) 100.0 21.6 78.4
15時間未満 (4.0) 100.0 21.2 78.8
15〜34時間 (8.0) 100.0 16.0 84.0
35〜39時間 (10.3) 100.0 25.4 74.6
40〜48時間 (51.2) 100.0 20.8 79.2
49〜59時間 (12.7) 100.0 16.9 83.1
60時間以上 (5.9) 100.0 23.5 76.5

注:1)集計対象は、第1回独身で第5回まで回答を得られている者で、「結婚した」は結婚前に、「結婚していない」は第4回に仕事ありの者である。

2)一週間の就業時間は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第4回の状況である。

3)「結婚した」には、この4年間に結婚した後離婚した者を含む。

4)4年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

5)「男」「女」には、一週間の就業時間不詳を含む。

(4)結婚の状況別にみた就業状況の変化

女性は44.5%が結婚後も同一就業を継続し、28.7%が離職をしている。男性は72.0%が結婚後も同一就業を継続している。

第1回の独身者について、この4年間の結婚の状況別に、「結婚した」は結婚前後の、「結婚していない」はこの1年間の就業状況の変化をみた。

結婚した場合の「同一就業継続」は、男72.0%、女44.5%、「離職」は、男1.4%、女28.7%、結婚していない場合の「同一就業継続」は、男68.7%、女68.9%、「離職」は、男3.1%、女5.0%となっている。(表5、図4)

表5 性、この4年間の結婚の状況、年齢階級別にみた就業状況の変化

(単位:%)
  総数 同一就業継続 転職 新規
就業
離職 無職
継続
不詳




(再掲)
正規
(再掲)
非正規




(再掲)
正規から
非正規
(再掲)
非正規
から正規
結婚した (100.0) 100.0 72.0 59.5 4.4 11.5 0.6 2.6 3.3 1.4 1.4 10.5
21〜25歳 (18.5) 100.0 59.3 48.0 4.7 11.3 0.7 2.0 9.3 3.3 2.7 14.0
26〜30歳 (45.4) 100.0 71.2 60.6 3.5 12.0 0.5 3.0 2.7 0.8 1.4 12.0
31〜35歳 (30.1) 100.0 80.7 64.3 6.6 9.8 0.8 2.5 1.2 0.8 0.8 6.6
36〜38歳 (5.9) 100.0 72.9 62.5 - 16.7 - 2.1 - 2.1 - 8.3
結婚していない (100.0) 100.0 68.7 51.7 9.8 12.2 1.6 2.5 5.6 3.1 8.3 2.2
24〜25歳 (17.1) 100.0 55.3 39.1 12.0 16.5 1.6 4.5 11.3 4.2 11.6 1.1
26〜30歳 (38.8) 100.0 68.6 51.3 11.5 13.3 1.9 2.6 5.7 3.0 7.2 2.2
31〜35歳 (30.8) 100.0 74.1 57.7 7.5 10.4 1.6 1.6 3.5 2.6 7.1 2.2
36〜38歳 (13.4) 100.0 73.6 55.5 7.2 8.0 0.7 1.8 2.7 3.1 9.6 3.1
結婚した (100.0) 100.0 44.5 31.5 10.7 11.3 3.1 1.4 4.3 28.7 6.1 5.1
21〜25歳 (20.9) 100.0 39.7 31.3 8.4 13.6 3.3 0.9 2.3 33.6 7.9 2.8
26〜30歳 (50.6) 100.0 43.1 31.9 9.3 11.2 2.9 1.5 5.0 29.5 5.6 5.6
31〜35歳 (25.0) 100.0 51.2 31.6 15.6 10.2 3.1 1.6 4.7 23.4 5.1 5.5
36〜38歳 (3.5) 100.0 47.2 27.8 11.1 8.3 5.6 - 2.8 25.0 8.3 8.3
結婚していない (100.0) 100.0 68.9 46.5 20.0 13.6 2.0 2.2 5.3 5.0 5.4 1.8
24〜25歳 (21.1) 100.0 66.2 45.7 19.6 15.7 2.9 2.8 5.9 5.0 5.5 1.8
26〜30歳 (40.8) 100.0 67.5 46.1 19.2 15.7 2.2 2.7 5.4 5.2 4.8 1.4
31〜35歳 (27.2) 100.0 72.4 48.1 20.9 10.0 1.5 1.5 4.8 4.8 5.8 2.2
36〜38歳 (10.9) 100.0 71.1 46.2 21.0 11.1 0.7 0.7 4.7 4.7 6.2 2.2

注:1)集計対象は、第1回独身で第5回まで回答を得られている者である。ただし、「結婚した」には、調査と調査の間に結婚し、かつ離婚した者を除く。

2)年齢は、「結婚した」は結婚後の、「結婚していない」は第5回の年齢である。

3)就業状況の変化は、「結婚した」は結婚前後の、「結婚していない」は第4回から第5回にかけての就業状況の変化である。

4)4年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

図4 この4年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化

図4 この4年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化
図4 この4年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化
(5)所得額別にみたこの2年間の結婚の状況

男女ともに、「400〜500万円未満」で「結婚した」の割合が最も高く、所得額が高くなるほど、結婚の割合が高くなる傾向がある。

第3回の独身者について、「結婚した」は、第3回から第4回間の結婚は平成15年中、第4回から第5回間の結婚は平成16年中の、「結婚していない」は平成16年中の所得額階級別に、この2年間の結婚の状況をみた。

男女ともに、「400〜500万円未満」で「結婚した」の割合が最も高く、所得額が高くなるほど、結婚の割合が高くなる傾向があり、特に、男では、最も低い「100万円未満」で4.4%、最も高い「400〜500万円未満」で13.4%と、9.0ポイントの差がある。(表6、図5)

表6 性、所得額階級別にみたこの2年間の結婚の状況

(単位:%)
 
総数 結婚した 結婚して
いない
総数 結婚した 結婚して
いない


総数 (100.0) 100.0 9.1 90.9 (100.0) 100.0 12.5 87.5
100万円未満 (14.4) 100.0 4.4 95.6 (13.6) 100.0 9.8 90.2
100〜200万円未満 (12.0) 100.0 5.1 94.9 (23.7) 100.0 11.6 88.4
200〜300万円未満 (20.9) 100.0 9.9 90.1 (28.2) 100.0 14.1 85.9
300〜400万円未満 (21.5) 100.0 11.6 88.4 (15.8) 100.0 13.8 86.2
400〜500万円未満 (11.8) 100.0 13.4 86.6 (5.7) 100.0 15.6 84.4
500万円以上 (7.4) 100.0 10.7 89.3 (3.0) 100.0 14.3 85.7

注:1)集計対象は、第3回独身で第5回まで回答を得られている者である。ただし、調査と調査の間に結婚し、かつ離婚した者を除く。

2)所得額とは、1年間の「働いて得た所得」と「その他の所得」の合計金額である。

3)所得額は、「結婚した」は、第3回から第4回間の結婚は平成15年中、第4回から第5回間の結婚は平成16年中の、「結婚していない」は平成16年中の状況である。

4)総数には、所得額不詳を含む。

5)2年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

図5 所得額階級別にみたこの2 年間に「結婚した」者

図5 所得額階級別にみたこの2 年間に「結婚した」者
図5 所得額階級別にみたこの2 年間に「結婚した」者

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