結果の概要

I  結婚の状況

 独身者のこの3年間の結婚の状況

(1)  結婚の状況

   第1回の独身者は、この3年間で、男性12.4%、女性16.2%が結婚した。
 第1回の独身者のうち、男は、この1年間で4.6%が結婚し、この3年間で結婚したのは12.4%となった。女はこの1年間で5.9%が結婚し、この3年間では16.2%となった。男女とも、第1回の年齢が25〜29歳の階級が結婚した割合が最も高く、男14.3%、女21.7%となっている。(表1、図1)

表1 性、年齢階級別にみたこの3年間の結婚の状況
(単位:%)
  第1回配偶者の有無 この3年間の結婚の状況
総数 配偶者
あり
配偶者なし
  結婚した 結婚していない
  第1回から
第2回間
第2回から
第3回間
第3回から
第4回間
第1回の
年齢階級
( )内は
第4回
(100.0) 100.0 32.5 66.2 8.2 2.1 3.1 3.0 58.0
      [100.0] [12.4] [3.1] [4.7] [4.6] [87.6]
  20〜24歳(23〜27) (28.1) 100.0 4.7 94.1 9.4 1.8 4.0 3.7 84.7
      [100.0] [10.0] [1.9] [4.2] [3.9] [90.0]
25〜29歳(28〜32) (33.4) 100.0 27.2 71.3 10.2 2.8 3.6 3.8 61.1
      [100.0] [14.3] [3.9] [5.0] [5.4] [85.7]
30〜34歳(33〜37) (38.5) 100.0 57.5 41.4 5.6 1.7 2.0 1.9 35.8
      [100.0] [13.4] [4.0] [4.9] [4.5] [86.6]
(100.0) 100.0 41.7 57.4 9.3 2.7 3.2 3.4 48.1
      [100.0] [16.2] [4.7] [5.5] [5.9] [83.8]
  20〜24歳(23〜27) (28.6) 100.0 6.3 93.0 11.5 2.3 4.2 5.0 81.5
      [100.0] [12.4] [2.5] [4.5] [5.3] [87.6]
25〜29歳(28〜32) (32.0) 100.0 38.3 60.9 13.2 4.4 4.2 4.6 47.7
      [100.0] [21.7] [7.2] [7.0] [7.6] [78.3]
30〜34歳(33〜37) (39.4) 100.0 70.2 28.7 4.5 1.7 1.6 1.2 24.2
      [100.0] [15.6] [5.7] [5.6] [4.3] [84.4]

1) 集計対象は、第1回から第4回まで回答を得られている者である。
2) 「結婚した」には、この3年間に、結婚した後離婚した者を含む。
3) 第1回配偶者の有無の総数には、配偶者の有無不詳を含む。
4) [ ]内は、第1回で配偶者なしであった者を総数としたこの3年間の結婚の状況である。
5) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


図1 独身者のこの3年間の結婚の状況

図1 独身者のこの3年間の結婚の状況
1) 集計対象は、第1回から第4回まで回答を得られている者である。
2) 「結婚した」にはこの3年間に、結婚した後離婚した者を含む。
3) 年齢は、第1回の年齢である。( )内は第4回の年齢である。
4) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


(2)  親との同居の有無別にみた状況

   男女ともに、親と同居している場合よりも親と同居していない場合の方が、「結婚した」の割合が高い傾向がある。
 第1回の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の親との同居の有無別に、この3年間の結婚の状況をみた。親と同居していない場合は男18.5%、女18.7%が結婚しており、親と同居している場合には男11.5%、女16.0%が結婚している。
 年齢階級26〜30歳では、親と同居していない場合に男24.8%、女25.6%が結婚しており、親と同居している場合には男12.6%、女19.7%が結婚している。(表2、図2)

表2 性、年齢階級、親との同居の有無別にみたこの3年間の結婚の状況
(単位:%)
 
総数 結婚した 結婚して
いない
総数 結婚した 結婚して
いない
親との同居の有無 総数 (100.0) 100.0 12.4 87.6 (100.0) 100.0 16.2 83.8
 親と同居している (77.5) 100.0 11.5 88.5 (81.6) 100.0 16.0 84.0
 親と同居していない (13.6) 100.0 18.5 81.5 (12.9) 100.0 18.7 81.3
21〜25歳 (100.0) 100.0 10.3 89.7 (100.0) 100.0 13.4 86.6
 親と同居している (79.0) 100.0 10.2 89.8 (83.3) 100.0 13.0 87.0
 親と同居していない (12.5) 100.0 12.4 87.6 (11.1) 100.0 17.8 82.2
26〜30歳 (100.0) 100.0 14.2 85.8 (100.0) 100.0 20.1 79.9
 親と同居している (79.0) 100.0 12.6 87.4 (84.0) 100.0 19.7 80.3
 親と同居していない (12.2) 100.0 24.8 75.2 (10.7) 100.0 25.6 74.4
31〜35歳 (100.0) 100.0 13.0 87.0 (100.0) 100.0 15.8 84.2
 親と同居している (75.5) 100.0 12.6 87.4 (77.9) 100.0 15.7 84.3
 親と同居していない (15.6) 100.0 18.7 81.3 (16.2) 100.0 16.7 83.3
36〜37歳 (100.0) 100.0 7.8 92.2 (100.0) 100.0 5.4 94.6
 親と同居している (72.6) 100.0 6.6 93.4 (71.7) 100.0 5.8 94.2
 親と同居していない (17.1) 100.0 10.7 89.3 (22.9) 100.0 5.6 94.4

1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。
2) 親との同居の有無は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の状況である。
3) 年齢は、「結婚した」は結婚後の、「結婚していない」は第4回の年齢である。
4) 「親と同居している」とは、父母のうちいずれか1人でも同居している場合をいう。
5) 「結婚した」には、この3年間に結婚した後離婚した者を含む。
6) 総数、各年齢階級の総数には、親との同居の有無不詳を含む。
7) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


図2 親との同居の有無別にみたこの3年間に結婚した割合

図2 親との同居の有無別にみたこの3年間に結婚した割合
1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。
2) 親との同居の有無は、年齢は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の状況である。
3) 年齢は、「結婚した」は結婚後の、「結婚していない」は第4回の年齢である。
4) 「親と同居している」とは、父母のうちいずれか1人でも同居している場合をいう。
5) 「結婚した」には、この3年間に結婚した後離婚した者を含む。
6) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


(3)  仕事の有無、一週間の就業時間別にみた状況

   男性は、仕事が正規の場合15.2%、非正規の場合6.3%が、この3年間に結婚した。
 第1回の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の仕事の有無別にこの3年間の結婚の状況をみた。
 男は「仕事あり」の13.6%、「仕事なし」の4.4%が結婚した。仕事ありのうち、就業形態の正規・非正規別では、「正規」で15.2%、「非正規」で6.3%と、約2.5倍の開きがある。
 また、女は、仕事の有無や就業形態別にみた結婚の状況は、男のような大きな違いはみられない。(表3、図3)

表3 性、仕事の有無別にみたこの3年間の結婚の状況
(単位:%)
  総数 結婚した 結婚しない
仕事の有無 (100.0) 100.0 12.4 87.6
 仕事あり (85.6) 100.0 13.6 86.4
 (再掲)正規 (57.5) 100.0 15.2 84.8
 (再掲)非正規 (16.4) 100.0 6.3 93.7
 仕事なし (14.3) 100.0 4.4 95.6
(100.0) 100.0 16.2 83.8
 仕事あり (87.9) 100.0 16.2 83.8
 (再掲)正規 (52.1) 100.0 16.8 83.2
 (再掲)非正規 (30.2) 100.0 14.9 85.1
 仕事なし (12.1) 100.0 15.6 84.4

1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。
2) 仕事の有無は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の状況である。
3) 「結婚した」には、この3年間に、結婚した後離婚した者を含む。
4) 「男」「女」には、仕事の有無不詳を含む。
5) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


図3 仕事の有無別にみたこの3年間の結婚の状況

図3 仕事の有無別にみたこの3年間の結婚の状況
1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。
2) 仕事の有無は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の状況である。
3) 「結婚した」には、この3年間に、結婚した後離婚した者を含む。
4) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

   さらに、仕事ありであった者について、一週間の就業時間別にこの3年間の結婚の状況をみると、男は40時間以上が、40時間未満よりも「結婚した」の割合が高い。
 また、女は就業時間による違いはみられない。(表4)

表4 性、一週間の就業時間別にみたこの3年間の結婚の状況
(単位:%)
  総数 結婚した 結婚して
いない
一週間の就業時間 (100.0) 100.0 13.6 86.4
 15時間未満 (4.0) 100.0 7.7 92.3
 15〜34時間 (5.2) 100.0 6.0 94.0
 35〜39時間 (3.2) 100.0 8.4 91.6
 40〜48時間 (40.1) 100.0 15.7 84.3
 49〜59時間 (17.1) 100.0 12.6 87.4
 60時間以上 (16.0) 100.0 15.2 84.8
(100.0) 100.0 16.2 83.8
 15時間未満 (4.2) 100.0 14.4 85.6
 15〜34時間 (8.0) 100.0 10.3 89.7
 35〜39時間 (9.8) 100.0 19.3 80.7
 40〜48時間 (45.3) 100.0 16.5 83.5
 49〜59時間 (12.2) 100.0 12.2 87.8
 60時間以上 (5.6) 100.0 14.6 85.4

1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者で、「結婚した」は結婚前に仕事ありの、「結婚していない」は第3回に仕事ありの者である。
2) 一週間の就業時間は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第3回の状況である。
3) 「結婚した」には、この3年間に、結婚した後離婚した者を含む。
4) 「男」「女」には、一週間の就業時間不詳を含む。
5) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


(4)  結婚の状況別にみた就業状況の変化

   女性は49.8%が結婚後も同一就業を継続し、29.6%が離職をしている。男性は84.7%が結婚後も同一就業を継続している。
 第1回の独身者について、この3年間の結婚の状況別に、「結婚した」は結婚前後の、「結婚していない」はこの1年間の就業状況の変化をみた。
 結婚した場合の「同一就業継続」は男84.7%、女49.8%、「離職」は男1.6%、女29.6%、結婚していない場合の「同一就業継続」は、男71.3%、女70.9%、「離職」は男4.3%、女4.6%となっている。
 また、結婚の状況にかかわらず、男女ともに、年齢階級が高くなるに従って、「同一就業継続」の割合が高くなる傾向がある。(表5、図4)

表5 性、この3年間の結婚の状況、年齢階級別にみた就業状況の変化
(単位:%)
  総数 同一就業継続 転職 新規就業 離職 無職継続 不詳
  (再掲)
正規
(再掲)
非正規
  (再掲)
正規から
非正規
(再掲)
非正規
から正規
結婚した (100.0) 100.0 84.7 66.2 6.1 7.7 0.3 0.6 3.9 1.6 1.2 1.0
 21〜25歳 (21.2) 100.0 71.4 53.1 8.8 12.2 - 1.4 8.8 4.8 2.0 0.7
 26〜30歳 (43.5) 100.0 86.0 67.4 5.0 7.3 0.3 0.7 3.7 0.3 1.0 1.7
 31〜35歳 (30.3) 100.0 91.0 71.4 6.7 5.2 0.5 - 1.4 1.0 1.0 0.5
 36〜37歳 (4.9) 100.0 91.2 79.4 - 5.9 - - - 2.9 - -
結婚していない (100.0) 100.0 71.3 50.9 11.4 8.8 0.5 1.5 6.3 4.3 9.3 0.1
 23〜25歳 (26.1) 100.0 56.8 36.5 14.5 12.6 0.3 3.6 10.5 7.1 12.9 0.1
 26〜30歳 (37.1) 100.0 74.8 54.6 11.8 8.8 0.5 0.9 5.4 3.5 7.5 -
 31〜35歳 (28.6) 100.0 77.7 57.6 8.9 6.5 0.6 0.8 4.1 3.1 8.6 0.1
 36〜37歳 (8.2) 100.0 79.5 56.9 8.4 4.5 0.7 0.5 4.0 3.0 8.7 0.5
結婚した (100.0) 100.0 49.8 33.8 12.6 8.7 2.3 0.6 4.4 29.6 7.0 0.5
 21〜25歳 (24.4) 100.0 41.3 31.3 9.6 10.6 2.9 0.5 2.9 35.6 9.1 0.5
 26〜30歳 (49.8) 100.0 51.3 37.4 10.8 8.0 2.1 0.5 5.2 28.7 6.4 0.5
 31〜35歳 (23.9) 100.0 53.9 29.9 19.1 8.3 2.0 1.0 4.9 26.5 5.9 0.5
 36〜37歳 (2.0) 100.0 64.7 23.5 17.6 5.9 5.9 - - 17.6 11.8 -
結婚していない (100.0) 100.0 70.9 46.4 21.1 12.3 1.8 2.0 6.1 4.6 6.0 0.0
 23〜25歳 (30.5) 100.0 65.4 44.5 18.3 15.3 2.4 4.1 9.1 4.8 5.4 0.1
 26〜30歳 (38.2) 100.0 71.0 45.8 21.6 13.5 2.1 1.4 5.2 5.2 5.1 -
 31〜35歳 (24.6) 100.0 76.0 48.8 22.9 8.3 0.9 0.7 4.5 3.6 7.6 0.1
 36〜37歳 (6.7) 100.0 77.1 49.5 23.9 7.1 0.3 1.0 3.7 4.0 8.1 -

1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。ただし、「結婚した」には、調査と調査の間に結婚し、かつ離婚した者を除く。
2) 年齢は、「結婚した」は結婚後の、「結婚していない」は第4回の年齢である。
3) 就業状況の変化は、「結婚した」は結婚前後の、「結婚していない」は第3回から第4回にかけての就業状況の変化である。
4) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。


図4 この3年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化

図4 この3年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化
1) 集計対象は、第1回独身で第4回まで回答を得られている者である。ただし、「結婚した」には、調査と調査の間に結婚し、かつ離婚した者を除く。
2) 就業状況の変化は、「結婚した」は結婚前後の、「結婚していない」は第3回から第4回にかけての就業状況の変化である。
3) 3年間で2回以上結婚している場合、最新の結婚の状況について計上している。

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