III  独身者の就業の状況

(1)  就業の状況

   男の6.0%、女の4.1%が、この2年間仕事についていない。
 第1回からの独身者(この2年間、学校に在学していたことがある者を除く)について、年齢階級別にこの2年間の就業の状況をみると、転職せずに仕事を続けている(第3回仕事あり、転職なし)者は、男75.3%、女70.5%となっている。
 また、2年間仕事についていない(第3回仕事なし、就業経験なし)者は、男6.0%、 女4.1%となっている。(表21、図11)

表21 性、年齢階級別にみたこの2年間の就業の状況
(単位:%)
  総数 第3回仕事あり 第3回仕事なし
  転職なし 転職あり   就業経験あり 就業経験なし
1回 2回以上 1回 2回以上
3
回の年齢階級
(100.0) 100.0 89.1 75.3 11.0 2.9 10.9 3.6 1.3 6.0
 25歳以下 (23.9) 100.0 87.5 68.4 15.0 4.2 12.5 5.3 1.3 5.9
 26〜30歳 (40.6) 100.0 90.0 76.3 11.0 2.6 10.0 2.9 1.4 5.7
 31〜35歳 (30.9) 100.0 89.1 78.4 8.2 2.6 10.9 3.5 1.0 6.4
 36歳以上 (4.6) 100.0 90.2 80.9 8.0 1.3 9.8 2.2 1.3 6.2
(100.0) 100.0 90.3 70.5 14.6 5.2 9.7 4.4 1.1 4.1
 25歳以下 (30.5) 100.0 91.3 68.5 17.0 5.9 8.7 4.7 1.1 2.8
 26〜30歳 (40.5) 100.0 90.2 70.8 14.0 5.3 9.8 4.8 1.3 3.7
 31〜35歳 (25.8) 100.0 89.8 72.1 13.3 4.5 10.2 3.4 1.0 5.8
 36歳以上 (3.2) 100.0 86.7 72.0 11.9 2.8 13.3 4.2 0.7 8.4

: 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者で、結婚をしていない者である。ただし、この2年間、学校に在学していたことがある者を除く。

図11 性、年齢階級別にみたこの2年間の就業の状況

図11 性、年齢階級別にみたこの2年間の就業の状況
集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者で、結婚をしていない者である。ただし、この2年間、学校に在学していたことがある者を除く。


(2)  就業の状況別にみた1年前の職業観

   働くことは「社会人の責任・義務」と考えていた者の割合は、転職をせず仕事を続けている者では男36.8%、女37.7%、2年間仕事についていない者では男21.4%、女17.2%。
 第1回からの独身者(この2年間、学校に在学していたことがある者を除く)について、この2年間の就業の状況別に第2回の職業観(複数回答)をみると、転職せずに仕事を続けている(第3回仕事あり、転職なし)者と2年間仕事についていない(第3回仕事あり、就業経験なし)者の比較において、「社会人の責任・義務」の割合は、転職せずに仕事を続けている者では男36.8%、女37.7%、2年間仕事についていない者では男21.4%、女17.2%と、両者の差が最も大きくなっている。次いで差が大きいのは「趣味・娯楽等の費用を得るため」であり、転職せずに仕事を続けている者では男40.9%、女43.9%、2年間仕事についていない者では男29.2%、女27.4%となっている。(表22、図12)

表22 性、この2年間の就業の状況別にみた第2回の職業観(複数回答)
(単位:%)
  総数 第3回仕事あり 第3回仕事なし
  転職なし 転職あり   就業経験あり 就業経験なし
2
回の職業観
複数回答
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
 生計を維持するため 68.4 69.6 70.0 67.3 59.0 57.3 60.3
 家計に余裕をもつため 18.0 18.0 17.8 18.9 18.3 15.4 20.7
 経済的に自立するため 45.3 44.9 45.1 44.2 48.1 48.5 47.8
 社会人の責任・義務 34.6 35.9 36.8 31.1 24.1 27.4 21.4
 社会に貢献するため 11.3 11.4 11.6 10.4 10.6 9.5 11.5
 社会に認められるため 15.8 16.2 16.2 16.1 13.1 11.6 14.2
 人間的な成長のため 30.2 30.8 30.9 30.3 25.6 24.5 26.4
 働くことが生きがい 7.2 7.4 7.4 7.2 6.2 6.2 6.1
 能力や専攻・資格を生かすため 14.1 14.3 13.9 16.7 12.1 12.4 11.9
 趣味・娯楽等の費用を得るため 39.8 40.6 40.9 39.0 33.4 38.6 29.2
 特別な意義はない 5.7 5.5 5.4 5.8 7.3 5.8 8.5
 わからない 2.6 2.1 2.0 2.9 6.5 3.3 9.2
 その他 1.2 1.2 0.9 2.6 1.1 - 2.0
 
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
 生計を維持するため 62.7 63.3 62.7 65.3 57.5 62.7 50.5
 家計に余裕をもつため 16.1 16.0 16.4 14.7 17.5 17.3 17.7
 経済的に自立するため 48.2 49.3 50.0 46.7 38.4 39.8 36.6
 社会人の責任・義務 35.4 36.6 37.7 32.5 25.1 30.9 17.2
 社会に貢献するため 8.7 9.0 9.8 5.9 6.0 8.0 3.2
 社会に認められるため 14.4 14.7 15.4 11.9 11.7 12.4 10.8
 人間的な成長のため 39.1 39.4 39.0 41.1 35.6 39.4 30.6
 働くことが生きがい 8.0 8.2 8.2 8.1 6.9 7.2 6.5
 能力や専攻・資格を生かすため 21.6 22.1 22.4 21.3 16.8 17.3 16.1
 趣味・娯楽等の費用を得るため 43.4 43.9 43.9 44.1 38.2 46.2 27.4
 特別な意義はない 3.6 3.5 3.4 3.9 4.8 5.2 4.3
 わからない 1.6 1.3 1.3 1.3 3.7 0.8 7.5
 その他 1.2 1.2 1.1 1.5 2.1 1.2 3.2

: 1) 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者で、結婚をしていない者である。ただし、この2年間、学校に在学していたことがある者を除く。
2) 男、女には、職業観不詳を含む。

図12 性、この2年間の就業の状況別にみた第2回の職業観

図12 性、この2年間の就業の状況別にみた第2回の職業観図

図12 性、この2年間の就業の状況別にみた第2回の職業観図
集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者で、結婚をしていない者である。ただし、この2年間、学校に在学していたことがある者を除く。

トップへ