2 | 仕事をしていた女性の結婚後の就業継続の有無 |
(1) | 就業継続の有無 |
女性は、仕事が正規の場合57.6%、非正規の場合42.0%が、結婚後も同一就業を継続している。 第1回に独身でこの2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性について、結婚前後の就業継続の有無をみると、「同一就業継続」は54.0%であり、年齢階級が高くなるに従って、「同一就業継続」の割合が高くなっている。 また、就業形態別にみると、「正規」では57.6%、「非正規」では42.0%が「同一就業継続」となっている。 年齢階級別にみると、正規・非正規ともに、年齢階級が低くなるに従って、「離職」の割合が高くなっており、「非正規」の21〜25歳では、「離職」が半数以上となっている。(表6、図2) |
表6 年齢階級別にみた就業継続の有無
図2 就業継続の有無
(単位:%)
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注 | : | 1) | 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られ、この2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性である。ただし、調査と調査の間に結婚及び離婚した者を除く。 |
2) | 総数には、年齢階級36歳以上を含む。 |
図2 就業継続の有無

注 | : | 1) | 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られ、この2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性である。ただし、調査の間に結婚及び離婚した者を除く。 |
2) | 正規・非正規は、結婚前の状況である。 |
(2) | 2年前の家庭観別にみた状況 |
世帯の収入に関し、「夫妻いずれも同様に責任を持つ家庭」を築きたいと考えていた女性の60.0%が、結婚後も同一就業を継続している。 第1回独身でこの2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性について、第1回の家庭観別に就業継続の有無をみると、「同一就業継続」の割合は、世帯の収入に関して「夫が主として責任をもつ家庭」を築きたいと考えていた者では50.0%、「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」を築きたいと考えていた者では60.0%となっている。 家事に関しては、「妻が主として責任をもつ家庭」を築きたいと考えていた者の48.9%、「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」を築きたいと考えていた者の57.9%が「同一就業継続」となっている。(表7、図3) |
表7 第1回の家庭観別にみた就業継続の有無
図3 第1回の家庭観別にみた就業継続の有無
(単位:%)
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注 | : | 1) | 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られ、この2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性のうち、第1回の結婚意欲が「絶対したい」「なるべくしたい」「どちらとも言えない」「あまりしたくない」のいずれかの者である。ただし、調査と調査の間に結婚及び離婚した者を除く。 |
2) | 世帯の収入に関する責任、家事に関する責任には、家庭観不詳を含む。 |
図3 第1回の家庭観別にみた就業継続の有無
<世帯の収入に関する責任>
![]() <家事に関する責任>
![]() |
注 | : | 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られ、この2年間に結婚し、結婚前に仕事ありの女性のうち、第1回の結婚意欲が「絶対したい」「なるべくしたい」「どちらとも言えない」「あまりしたくない」のいずれかの者である。ただし、調査と調査の間に結婚及び離婚した者を除く。 |