II 健康の状況
1 健康状態の変化
(1)健康状態の変化
健康状態が「よい」であった者のうち「わるい」になった者の割合は9.3%、「わるい」であった者のうち「よい」になった者の割合は39.0%となっている。
健康状態が「よい」であった者の割合は、第1回では81.0%、第2回では80.5%、「わるい」であった者の割合は、第1回では18.2%、第2回では18.6%となっており、ほぼ変わっていないが、第1回の健康状態別に第2回の健康状態をみると、第1回に「よい」であった者のうち第2回で「わるい」になった者の割合は、9.3%、第1回に「わるい」であった者のうち第2回で「よい」になった者の割合は、39.0%となっている。
また、6段階の健康状態別にみると、第1回と第2回の健康状態が同じである者の割合は、「どちらかといえば良い」が57.8%と最も高く、次いで「良い」の52.8%、「どちらかといえば悪い」の45.1%となっている。(表2)
表2 性、第1回の健康状態別にみた第2回の健康状態
注:第1回の健康状態の総数、男、女には、健康状態不詳を含む。 |
(2)日頃健康維持のために心がけていることと健康状態の変化
第1回から継続して健康維持のために心がけていることがある者は、心がけていることは特にない者より、「良くなった・変わらない(よい)」の割合が高くなっている。
第1回から継続して健康維持のために心がけていたことの内容別に、第1回から第2回にかけての健康状態の変化をみると、「良くなった・変わらない(よい)」の割合は、「ストレスをためない」の69.8%が最も高く、次いで、「適度な運動をする」、「年に1回以上人間ドックを受診する」及び「適正体重を維持する」の69.4%等となっている。
また、第1回、第2回とも「心がけていることは特にない」であった者は、「良くなった・変わらない(よい)」の割合が64.3%と、第1回から継続して心がけていることがある者よりも低くなっている。(表3)
表3 | 第1回から継続して健康維持のために心がけていること(複数回答)別にみた 第1回から第2回にかけての健康状態の変化 |
注:集計対象は以下の(1)または(2)に該当する者である。 |