4 都道府県別にみた出生
(1) 合計特殊出生率
都道府県別に合計特殊出生率をみると、平成2年、12年ともに沖縄県が最も高く、東京都が最も低くなっている。沖縄県は全国平均を大きく上回り、2位以下と0.1ポイント以上の差をつけ、東京都とは0.7ポイント以上の差となっている。また、平成2、12年とも概ね大都市を有する都道府県では、低率となっている。
平成2年から平成12年にかけて合計特殊出生率は、全ての都道府県で低下しているが、特に滋賀、広島は低下が大きく、香川、大分、宮崎では低下が少なかった。(表18,図29)
表18 合計特殊出生率・女15-49歳の割合(%)の都道府県上・下5位 −平成2・12年−
合計特殊出生率 | 【参考】女15-49歳の割合(%) | |||||||||
平成2年 | 平成12年 | 平成2年 | 平成12年 | |||||||
全国平均 | 1.54 | 全国平均 | 1.36 | 全国平均 | 25.4 | 全国平均 | 22.9 | |||
上位 |
1位 | 沖縄 | 1.95 | 沖縄 | 1.82 | 埼玉 | 27.3 | 沖縄 | 24.6 | |
2位 | 島根 | 1.85 | 佐賀 | 1.67 | 大阪 | 27.2 | 東京 | 24.3 | ||
3位 | 鳥取 | 1.82 | 島根 | 1.65 | 東京 | 26.9 | 福岡 | 23.9 | ||
4位 | 福島 | 1.79 | 福島 | 1.65 | 千葉 | 26.7 | 神奈川 | 23.9 | ||
5位 | 滋賀 | 1.75 | 山形 | 1.62 | 神奈川 | 26.7 | 埼玉 | 23.9 | ||
下位 |
1位 | 東京 | 1.23 | 東京 | 1.07 | 島根 | 21.2 | 島根 | 19.5 | |
2位 | 北海道 | 1.43 | 北海道 | 1.23 | 山形 | 21.9 | 秋田 | 20.5 | ||
3位 | 神奈川 | 1.45 | 京都 | 1.28 | 鳥取 | 22.4 | 山形 | 20.5 | ||
4位 | 大阪 | 1.46 | 神奈川 | 1.28 | 鹿児島 | 22.5 | 高知 | 20.7 | ||
5位 | 千葉 | 1.47 | 埼玉 | 1.30 | 秋田 | 22.6 | 長野 | 20.7 |
注: | 「女15-49歳の割合」は、日本人人口(総数)に対する日本人女性15〜49歳の人口の割合である。 |
図29 都道府県別にみた合計特殊出生率 −平成2・12年−