国際比較
(1)  婚姻率

 我が国と欧米諸国の婚姻率の年次推移をみると、我が国の1947年は欧米諸国と比べて高率であったが、1950年代のはじめにかけて急激に低下し、ドイツ、スウェーデン、イギリスとほぼ同率となった。1957年からは上昇傾向を示し、1971年をピークに急速に低下したが、近年はフランス、ドイツ、スウェーデン、イギリスに比べ高率で推移している(図13・表26)。

図13 欧米諸国における婚姻率(人口千対)の年次推移 −昭和22〜平成17年−

図13 欧米諸国における婚姻率(人口千対)の年次推移 −昭和22〜平成17年−

注: ドイツは1986年までは旧西ドイツである。
スウェーデンの1989年の大きな突出は、年金制度の改正により駆け込み婚姻が急増したためといわれている。
イギリスは1970年まではイングランド・ウェールズである。
資料: UN 「Demographic Yearbook」
U.S.Department of Health and Human services 「National Vital Statistics Reports」

表26 諸外国における婚姻率(人口千対) −最新年次−
表26 諸外国における婚姻率(人口千対) −最新年次−


(2) 女子の(期間)合計初婚率

 女子の(期間)合計初婚率の国際比較をみると、他国と比べて我が国は高い。ただし、出生に占める嫡出でない子の出生構成割合をみると、欧米諸国は我が国に比べかなり高い割合となっていることから、法律婚に至らない事実婚カップルが多く存在するため、我が国より低い結果となっていると考えられる。(表27)

表27 女子の(期間)合計初婚率の国際比較 −最新年次−

表27 女子の(期間)合計初婚率の国際比較 −最新年次−

<参考> 出生に占める嫡出でない子の出生構成割合の国際比較 −最新年次−
<参考> 出生に占める嫡出でない子の出生構成割合の国際比較 −最新年次−





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