厚生労働省

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2 平成20年の詳細分析

(1)月別にみた不慮の事故による死亡

平成20年の不慮の事故の種類別死亡数を月別にみると、総数では死亡数が多いのは1月、12月の順、死亡数が少ないのは9月、6月の順となっている。月別にみて差が大きいものをみると、溺死では1月に多く9月に少ない。窒息では1月に多く6月に少ない。また火災では1月に多く9月に少ない。一方、交通事故と転倒・転落は月別の差が小さい。(図8、統計表第8表)

図8 月別にみた不慮の事故の種類別死亡数 -平成20年-
図8

(2)年齢階級別にみた不慮の事故による死亡

平成20年の不慮の事故による死亡数を不慮の事故の種類別に構成割合でみると、窒息が24.7%で最も多い。年齢(5歳階級)別にみると、5〜9歳から65〜69歳までは交通事故が最も多くなっている。また、年齢が高くなるにつれて、転倒・転落や窒息が多くなっている。(図9、統計表第9表)

図9 年齢階級別にみた不慮の事故の種類別死亡数構成割合 -平成20年-
図9

(3)死亡の場所別にみた不慮の事故による死亡

平成20年の死亡の場所別死亡数構成割合を不慮の事故の種類別にみると、病院・診療所の割合が多いのは、窒息が84.4%、転倒・転落が83.8%、交通事故が80.0%となっており、自宅の割合が多いのは、火災が61.6%で、病院・診療所の割合と自宅の割合との差が小さいのは、溺死、中毒となっている(図10、統計表第10表)。

図10 不慮の事故の種類別にみた死亡の場所別死亡数構成割合  -平成20年-
図10

(4)時間別にみた不慮の事故による死亡

平成20年の不慮の事故による死亡数を死亡した時間別にみると、総数では18時〜20時台が多くなっており、不慮の事故の種類別では、交通事故と溺死が18時〜23時台、窒息が12時〜14時台と18時〜20時台が多くなっている(図11、統計表第11表)。

図11 死亡した時間別にみた不慮の事故の種類別死亡数 -平成20年-
図11

(5)発生場所別にみた交通事故以外の不慮の事故による死亡

平成20年の交通事故以外の主な不慮の事故の種類別死亡数構成割合を発生場所別にみると、構成割合が高いのは、家庭では溺死と窒息、居住施設では窒息、公共の地域では転倒・転落と窒息となっている。(図12、統計表第12表)

図12 発生場所別にみた不慮の事故の種類別交通事故以外の不慮の事故死亡数構成割合 -平成20年-
図12

(6)時間別にみた家庭における不慮の事故による死亡

平成20年の年齢階級別の家庭における不慮の事故による死亡数を死亡した時間別にみると、死亡数の多い65歳以上の階級では、18時〜23時台が多くなっている(図13、統計表第13表)。
図13 死亡した時間別にみた年齢階級別家庭における不慮の事故死亡数 -平成20年-
図13

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