結 果 の 概 要
１ 出生数は減少
出生数は108万9818人で、前年の109万2674人より2856人減少し、６年ぶりに増加に転じた前年から再び減少した。出生率（人口千対)は8.6で前年の8.7を下回った。合計特殊出生率は1.34で、６年ぶりに上昇した前年の1.32を上回り、２年連続で上昇した。(第１表、第２表−１、第２表−２)
出生数を母の年齢(５歳階級)別にみると、減少傾向から前年増加に転じた20〜24歳は再び減少し、25〜29歳は前年に引き続き減少した。前年増加した30〜34歳も再び減少し、35歳以上の各階級では増加した。
合計特殊出生率を母の年齢(５歳階級)別にみると前年上昇に転じた20歳代が再び低下したが、30歳以上の各階級では上昇し、前年に引き続き30〜34歳が25〜29歳を、35〜39歳が20〜24歳をそれぞれ上回った。
出生順位別にみると出生数は第１子、第２子は減少したが、第３子以上は増加した。合計特殊出生率はいずれの出生順位についても前年を上回った。母の年齢（５歳階級）別と併せてみると、出生数は35〜49歳の各階級でいずれの出生順位についても前年を上回った。(第４表、第５表)
２ 死亡数は増加
死亡数は110万8334人で、前年の108万4450人より2万3884人増加し、死亡率 (人口千対)は8.8で前年の8.6を上回った(第１表)。
悪性新生物の死亡数は33万6468人で、死亡率（人口１０万対）は266.9であり、死亡総数の30.4％を占めて死因順位の第１位となっている。第２位は心疾患、第３位は脳血管疾患である。(第６表)
年齢調整死亡率（人口千対）は男5.6、女2.8で男女とも前年を0.1下回った(第１表)。
３ 自然増加数は減少
自然増加数(出生数から死亡数を減じたもの）は△1万8516人で、プラスに転じた前年の8224人より2万6740人減少し、自然増加率（人口千対）は△0.1で、前年の0.1を下回り、数・率ともに再びマイナスとなった(第１表、第２表−１、第２表−２)。
４ 死産数は減少
死産数は2万9313胎で、前年の3万911胎より1598胎減少し、死産率(出産(出生＋死産）千対）は26.2で、前年の27.5を下回った(第１表)。
５ 婚姻件数は減少
婚姻件数は71万9822組で、前年の73万971組より1万1149組減少し、５年ぶりに増加に転じた前年から再び減少した(第１表、第２表−１)。
婚姻率（人口千対）は5.7で、前年の5.8を下回った(第１表)。