4 婚姻
平成20年の婚姻件数は72万6113組で、前年の71万9822組より6291組増加し、婚姻率(人口千対)は5.8で前年の5.7を上回った。
婚姻件数は昭和40年代後半には100万組を超え、婚姻率(人口千対)も10.0以上で、婚姻ブームを呈した。その後は組数・率とも低下傾向となり、昭和63年以降は増加に転じ、平成5年以降は増減を繰り返しながらほぼ横ばいで推移していたが、平成14年から4年連続で減少した。平成18年に5年ぶりに増加し、平成19年は減少したが、平成20年は再び増加した。(図9)
初婚の妻の年齢(各歳)別婚姻件数の構成割合を10年ごとにみると、ピーク時の年齢が上昇するとともに、その年齢が占める割合は低下し、高い年齢の割合が増加している。また、年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女性人口千対)をみると、前年に比べ各年齢で上昇している。(表9、図10)
平成20年の平均初婚年齢は、夫30.2歳、妻28.5歳で、夫は前年より0.1歳、妻は前年より0.2歳上昇している。これを都道府県別にみると、平均初婚年齢が最も低いのは、夫は、熊本県、宮崎県で29.2歳、妻は福島県で27.4歳であり、最も高いのは夫・妻とも東京都で、夫31.5歳、妻29.6歳である。(表10−1、表10−2)
再婚の割合をみると、夫は18.7%で前年より0.1ポイント減少、妻は16.6%で前年より0.1ポイント増加している。(表11)
図9 婚姻件数及び婚姻率の年次推移

図10 初婚の妻の年齢(各歳)別婚姻件数の割合![]()
注:各届出年に結婚生活に入ったもの。
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注:各届出年に結婚生活に入ったもの。 表10−2 都道府県別にみた
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都道府県 | 夫 | 妻 |
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歳 | 歳 | |
北海道 | 29.8 | 28.2 |
青森 | 29.8 | 27.9 |
岩手 | 29.8 | 27.8 |
宮城 | 30.0 | 28.1 |
秋田 | 29.8 | 28.0 |
山形 | 29.6 | 27.7 |
福島 | 29.3 | 27.4 |
茨城 | 30.1 | 28.1 |
栃木 | 29.9 | 28.0 |
群馬 | 30.1 | 28.2 |
埼玉 | 30.7 | 28.7 |
千葉 | 30.7 | 28.7 |
東京 | 31.5 | 29.6 |
神奈川 | 31.0 | 29.1 |
新潟 | 30.0 | 28.2 |
富山 | 30.3 | 28.3 |
石川 | 30.1 | 28.3 |
福井 | 29.7 | 27.9 |
山梨 | 30.7 | 28.6 |
長野 | 30.5 | 28.7 |
岐阜 | 29.9 | 28.0 |
静岡 | 30.0 | 28.1 |
愛知 | 30.1 | 28.2 |
三重 | 29.8 | 28.0 |
滋賀 | 29.9 | 28.1 |
京都 | 30.3 | 28.7 |
大阪 | 30.2 | 28.6 |
兵庫 | 29.9 | 28.4 |
奈良 | 30.0 | 28.3 |
和歌山 | 29.5 | 27.7 |
鳥取 | 29.5 | 28.0 |
島根 | 29.8 | 27.9 |
岡山 | 29.5 | 27.8 |
広島 | 29.7 | 28.0 |
山口 | 29.5 | 27.8 |
徳島 | 29.5 | 28.0 |
香川 | 29.5 | 27.8 |
愛媛 | 29.4 | 27.7 |
高知 | 30.1 | 28.6 |
福岡 | 29.8 | 28.3 |
佐賀 | 29.3 | 27.9 |
長崎 | 29.5 | 28.1 |
熊本 | 29.2 | 27.8 |
大分 | 29.7 | 28.1 |
宮崎 | 29.2 | 27.7 |
鹿児島 | 29.5 | 27.9 |
沖縄 | 29.7 | 28.1 |
注:平成20年に結婚生活に入ったもの。