3 平均在院日数
(1)病床の種類別にみた平均在院日数
病院の平均在院日数は34.7日で、前年に比べ1.0日短くなっている。
病床の種類別にみると、「精神病床」は320.3日で前年に比べ6.9日短く、「療養病床」は171.4日で、前年に比べ1.4日短くなっている。「一般病床」は19.2日で、前年に比べ0.6日短くなっている。「介護療養病床」では268.6日となっている。
また、療養病床を有する診療所の「療養病床」は99.7日で、前年に比べ5.6日長くなっており、「介護療養病床」は119.5日となっている。(表4、図5)
(参考)統計表2 人口10万対1日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移
表4 病床の種類別にみた平均在院日数
平 均 在 院 日 数 | 対前年 増減数 |
||
平成18年 (2006) |
平成17年 (2005) |
||
病 院 | |||
総数 | 34.7 | 35.7 | △ 1.0 |
精神病床 | 320.3 | 327.2 | △ 6.9 |
感染症病床 | 9.2 | 9.8 | △ 0.6 |
結核病床 | 70.5 | 71.9 | △ 1.4 |
療養病床 | 171.4 | 172.8 | △ 1.4 |
一般病床 | 19.2 | 19.8 | △ 0.6 |
介護療養病床 | 268.6 | … | … |
療養病床を有する診療所 | |||
療養病床 | 99.7 | 94.1 | 5.6 |
介護療養病床 | 119.5 | … | … |
図5 病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移
各年間 |
(2)都道府県別にみた平均在院日数
平均在院日数を都道府県別にみると、「全病床」は長野県(26.7日)が最も短く、高知県(54.5日)が最も長くなっている。「精神病床」は高知県(227.4日)が最も短く、鹿児島県(522.2日)が最も長くなっており、「療養病床」は宮城県(95.5日)が最も短く、富山県(282.6日)が最も長くなっている。「一般病床」では静岡県(16.9日)が最も短く、佐賀県(22.7日)が最も長くなっている。また、「介護療養病床」は宮城県(82.0日)が最も短く、秋田県(655.5日)が最も長くなっている。(表5、図6)
(参考)統計表5 都道府県−16大都市・中核市(再掲)別にみた病床利用率及び平均在院日数
表5 病院の平均在院日数
全病床 | 精神病床 | 療養病床 | 一般病床 | 介護療養病床 | ||||||
全 国 | 34.7 | 320.3 | 171.4 | 19.2 | 268.6 | |||||
長 い 県 |
高 知 | 54.5 | 鹿 児 島 | 522.2 | 富 山 | 282.6 | 佐 賀 | 22.7 | 秋 田 | 655.5 |
佐 賀 | 52.5 | 徳 島 | 446.9 | 秋 田 | 230.1 | 和 歌 山 | 22.6 | 沖 縄 | 412.0 | |
鹿 児 島 | 50.5 | 茨 城 | 432.7 | 沖 縄 | 225.2 | 高 知 | 22.6 | 奈 良 | 405.8 | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
短 い 県 |
神 奈 川 | 27.3 | 福 井 | 251.0 | 鳥 取 | 101.8 | 神 奈 川 | 17.0 | 鳥 取 | 102.5 |
東 京 | 27.1 | 東 京 | 235.2 | 長 野 | 99.7 | 長 野 | 16.9 | 山 形 | 94.2 | |
長 野 | 26.7 | 高 知 | 227.4 | 宮 城 | 95.5 | 静 岡 | 16.9 | 宮 城 | 82.0 | |
(最長−最短) | 27.8 | 294.8 | 187.1 | 5.8 | 573.5 |
図6 都道府県別にみた平均在院日数
平成18(2006)年 年間![]() |