II 病院報告

1 病院の患者数

 (1) 1日平均患者数の年次推移

 1日平均在院患者数は1,384,846人で、前年に比べ3,877人(0.3%)減少している。
 1日平均外来患者数は1,607,849人で、平成12年をピークにその後減少しており、前年に比べ53,520人(3.2%)減少している。(図1、表1、表2)

(参考)統計表12 年間患者数,病院の種類−病床の種類別にみた1日平均患者数の年次推移

図1 1日平均患者数の年次推移
図



 (2) 1日平均在院・新入院・退院患者数

 1日平均在院患者数は1,384,846人、1日平均新入院患者数は38,160人、1日平均退院患者数は38,163人となっている。
 このうち「一般病院」の1日平均在院患者数は1,140,904人で、前年に比べ0.2%減少している。
 また、「精神病院」の1日平均在院患者数は243,853人で、前年に比べ0.8%減少している。(表1)

(参考)統計表12 年間患者数,病院の種類−病床の種類別にみた1日平均患者数の年次推移

表1 1日平均在院・新入院・退院患者数
各年間
  1日平均在院患者数 1日平均新入院患者数 1日平均退院患者数
  平成16年
(2004)
平成15年
(2003)
対前年
増減率
平成16年
(2004)
平成15年
(2003)
対前年
増減率
平成16年
(2004)
平成15年
(2003)
対前年
増減率
 
総数 1 384 846 1 388 723 △0.3 38 160 38 158 0.0 38 163 38 218 △0.1
精神病院 243 853 245 925 △0.8 623 607 2.6 628 613 2.4
一般病院 1 140 904 1 142 697 △0.2 37 536 37 550 △0.0 37 534 37 604 △0.2
 (再掲)                  
 精神病床 83 353 84 065 △0.8 340 332 2.4 345 340 1.5
 療養病床 327 445 308 822 6.0 1 074 1 020 5.3 1 660 1 561 6.3
 一般病床 723 715 742 606 △2.5 36 036 36 105 △0.2 35 444 35 611 △0.5

注:1) 総数には結核療養所を含む。
2) 月途中で病院の種類が変更された場合、患者数は月末時の病院の種類別で計上されている。
3) 平成15年の療養病床とは、療養病床及び経過的旧療養型病床群である。
4) 平成15年の一般病床とは、一般病床及び経過的旧その他の病床(経過的旧療養型病床群を
除く。)である。



 (3) 1日平均外来患者数

 1日平均外来患者数は1,607,849人で、前年に比べ3.2%減少している。
 このうち「精神病院」は49,072人で、前年に比べ3.8%増加し、「一般病院」は1,558,773人で、前年に比べ3.4%減少している。(表2)

(参考)統計表12 年間患者数,病院の種類−病床の種類別にみた1日平均患者数の年次推移

表2 1日平均外来患者数
各年間
  1日平均外来患者数 対前年
増減率
平成16年
(2004)
平成15年
(2003)
 
総数 1 607 849 1 661 369 △3.2
精神病院 49 072 47 255 3.8
一般病院 1 558 773 1 614 110 △3.4

注: 総数には結核療養所を含む。



 (4) 都道府県別にみた病院の人口10万対1日平均在院患者数

 全国の人口10万対1日平均在院患者数を病床の種類別にみると、「一般病床」は566.8人で、前年(581.9人)に比べ15.1人減少、「精神病床」は256.3人で、前年(258.6人)に比べ2.3人減少しており、65歳以上人口10万対1日平均在院患者数の「療養病床」は1,316.3人で、前年(1,270.3人)に比べ46.0人増加している。
 また、都道府県別にみると、「一般病床」は大分県(817.7人)が最も多く、次いで香川県(778.2人)となっており、埼玉県(373.3人)、千葉県(411.4人)などが少なくなっている。「精神病床」は鹿児島県(544.3人)が最も多く、次いで長崎県(512.2人)となっており、神奈川県(149.4人)、滋賀県(154.4人)などが少なくなっている。「療養病床」は高知県(3,770.9人)が最も多く、次いで山口県(2,691.5人)となっており、山形県(506.2人)、宮城県(618.3人)などが少なくなっている。(図2)

(参考)統計表14 都道府県−14大都市・中核市(再掲)別にみた1日平均患者数
統計表15 都道府県−14大都市・中核市(再掲)別にみた人口10万対1日平均患者数

図2 都道府県別にみた病院の人口10万対1日平均在院患者数
平成16(2004)年
図



 (5) 都道府県別にみた病院の人口10万対1日平均外来患者数

 全国の人口10万対1日平均外来患者数は1,259.2人で、前年1,301.8人に比べ42.6人減少している。
 都道府県別にみると、高知県(1,913.3人)が最も多く、次いで香川県(1,782.9 人)となっており、埼玉県(981.2人)、静岡県(985.7人)などが少なくなっている。(図3)

(参考)統計表14 都道府県−14大都市・中核市(再掲)別にみた1日平均患者数
統計表15 都道府県−14大都市・中核市(再掲)別にみた人口10万対1日平均患者数

図

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