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４　病院の平均在院日数

　
(1) 　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数（病院報告）

　平均在院日数は、36.4日で前年に比べ1.1日短くなっており、病床の種類別にみると、「精神病床」は348.7日、「結核病床」は82.2日、「一般病床等」は20.7日で 前年に比べそれぞれ15.0日、5.8日、1.5日短くなっている。
　「一般病床等」の病床規模別にみると、500〜599床(17.7日)が最も短く、次いで600〜699床(17.9日)、400〜499床(18.1日)であり、100〜149床(25.8日)、50〜99床(24.9日)、49床以下(23.1日)などが長い。（表17）
　また、「一般病床等」の平均在院日数別に施設数をみると、10〜20日未満が2,087施設(「一般病床等」を有する病院数の30.6%)と、最も多い。（図７）

（参考）
統計表13 　人口10万対1日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移
統計表16 　都道府県−14大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

表17　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数
各年間
(単位：日)
　 平成15年
(2003)		 平成14年
(2002)		 対前年
増減
総数 36.4 37.5 △1.1
精神病床 348.7 363.7 △15.0
感染症病床 8.7 8.7 0.0
結核病床 82.2 88.0 △5.8
その他の病床等 28.3 29.2 △0.9
　（再掲）
　一般病床等		 20.7 22.2 △1.5
　　49床以下 23.1 23.8 △0.7
　　50〜99 24.9 26.1 △1.2
　　100〜149 25.8 27.9 △2.1
　　150〜199 23.0 25.2 △2.2
　　200〜299 20.7 22.2 △1.5
　　300〜399 19.0 20.4 △1.4
　　400〜499 18.1 19.0 △0.9
　　500〜599 17.7 19.0 △1.3
　　600〜699 17.9 19.1 △1.2
　　700〜799 19.2 21.1 △1.9
　　800〜899 18.5 20.0 △1.5
　　900床以上 20.4 22.4 △2.0

注：1 　その他の病床等とは、療養病床、一般病床及び経過的旧その他の病床(経過的旧療養型病床群を含む。)である。
2 　一般病床等とは、一般病床及び経過的旧療養型病床群を除く経過的旧その他の病床である。

図７　一般病床等の平均在院日数別にみた施設数

　
(2) 　都道府県別にみた病院の平均在院日数（病院報告）

　都道府県別平均在院日数を病床の種類別にみると、「一般病床等」では長野県(17.4日)が最も短く、次いで東京都・静岡県(18.5日)であり、佐賀県(24.9日)、岩手県・和歌山県(24.1日)などが長い。
　また、「精神病床」では東京都(253.8日)が最も短く、次いで長野県(269.1日)、山形県(269.8日)であり、徳島県(574.5日)、鹿児島県(556.7日)、茨城県(481.1日)などが長い。（図８）

（参考）
統計表16 　都道府県−14大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

図８　都道府県別にみた病院の平均在院日数

　
(3) 　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移（病院報告）

　平均在院日数の年次推移を病床の種類別にみると、「その他の病床等」では昭和62年以降、特に「一般病床等」で短縮傾向が著しい。また「精神病床」及び「結核病床」も短縮傾向である。（図９）

（参考）
統計表13 　人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移

図９　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移
図９　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移

　注：1 　平成11年４月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が施行され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。
2 　その他の病床等とは、療養病床、一般病床及び経過的旧その他の病床(経過的旧療養型病床群を含む。)である。
3 　一般病床等とは、一般病床及び経過的旧療養型病床群を除く経過的旧その他の病床である。

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