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老人保健編

 医療受給者証異動状況及び健康手帳の交付状況
 医療受給者証の年度末現在の所持者数(以下「年度末現在数」という。)は15,790,878人となっている。年次推移をみると、「年度末現在数」は増加している。(表8)

表8 医療受給者証異動状況及び健康手帳交付数の年次推移

  平成10年度
(1998)
11年度
('99)
12年度
(2000)
13年度
('01)
14年度
('02)
  医療受給者証異動状況(人)
新規交付1) 総数 1 563 201 1 489 917 1 597 339 1 560 653 1 085 913
 65〜69歳3) 92 491 87 727 91 340 88 410 103 492
 70歳以上4) 1 470 710 1 402 190 1 505 999 1 472 243 982 421
資格喪失2) 総数 906 774 909 100 900 002 941 214 1 030 729
 65〜69歳3) 68 271 68 529 67 114 70 908 78 941
 70歳以上4) 838 503 840 571 832 888 870 306 951 788
年度末現在数 総数 13 944 926 14 458 448 15 047 457 15 724 928 15 790 878
 65〜69歳3) 369 276 376 049 382 402 392 348 421 327
 70歳以上4) 13 575 650 14 082 399 14 665 055 15 332 580 15 369 551
  健康手帳交付状況(人)
(医療受給資格者以外の者)
交付数 1 801 987 1 617 982 1 786 398 1 609 389 1 780 505
注:1) 70歳(平成14年10月1日以降は75歳)に達して初めて医療受給資格を得た者及び65〜69歳(平成14年10月1日以降は65〜74歳)の者で老人保健法第25条第1項第2号該当者並びに他市町村から転入した者等に交付した数。
2) 死亡、他市町村への転出等で資格を喪失した者の数。
3) 平成14年10月1日以降は65〜74歳
4) 平成14年10月1日以降は75歳以上(平成14年9月30日の時点で70歳以上であった者を含む。)


 基本健康診査の実施状況
 基本健康診査の実施状況をみると「受診率」は42.5%で増加している。
 また、「受診者」は12,306,623人、「要指導」は4,512,021人、「要医療」は6,101,097人となっている。(表9、表10)

表9 基本健康診査受診率の年次推移

  平成10年度
(1998)
11年度
('99)
12年度
(2000)
13年度
('01)
14年度
('02)
受診率(%) 39.4 40.4 41.1 41.8 42.5


表10 年齢階級別にみた基本健康診査受診者数・指導区分等

(単位:人) 平成14年度(2002)
  受診者   健康度評価事業実施延人員 生活習慣改善被指導延人員
要指導 要医療
総数 12 306 623 4 512 021 6 101 097 713 521 609 895
 40〜64歳 5 743 339 2 332 728 2 373 627 387 664 311 077
 65〜74歳 4 278 426 1 483 618 2 332 760 227 492 205 407
 75歳以上 2 284 858 695 675 1 394 710 98 365 93 411
注: 受診者には介護家族訪問基本健康診査の受診者を含む。


10  健康教育(個別・集団)の実施状況
 個別健康教育の実施状況をみると、基本健康診査の受診者のうち検査結果が要指導に該当した者で平成14年度中に指導を開始した者は26,765人であり、要医療に該当し個別健康教育による指導が有効であると医師が認めた者のうち平成14年度中に指導を開始した者は874人である。
 また、指導を開始した者のうち当該年度中にその教育課程を終了した者の割合をみると、基本健康審査要指導者においては8割以上となっている。(表11)

表11 個別健康教育の内容別に見た指導開始・修了者数及び終了した割合

平成14年度(2002)
  総数 高血圧 高脂血症 糖尿病 喫煙
  指導開始(人)
基本健康診査要指導者 26 765 3 479 11 734 7 310 4 242
基本健康診査要医療者 874 82 333 459
  指導終了(人)
基本健康診査要指導者 22 560 2 932 10 389 6 222 3 017
基本健康診査要医療者 656 65 245 346
  指導終了した割合(%)
基本健康診査要指導者 84.3 84.3 88.5 85.1 71.1
基本健康診査要医療者 75.1 79.3 73.6 75.4

 集団健康教育等の実施状況をみると、集団健康教育では「一般」が開催回数208,878回、参加延人員6,072,454人と最も多くなっており、1回あたり29.1人が参加している。(表12)

表12 集団健康教育等の実施状況

平成14年度(2002)
  総数 集団健康教育 介護家族
総数 歯周疾患 骨粗鬆症 病態別 一般
開催回数(回) 313 974 307 134 11 014 22 230 62 265 2 747 208 878 6 840
参加延人員(人) 8 795 082 8 682 310 290 180 604 544 1 642 019 73 113 6 072 454 112 772
1回あたり参加延人員(人) 28.0 28.3 26.3 27.2 26.4 26.6 29.1 16.5


11  健康相談の実施状況
 健康相談の開催回数は525,009回、被指導延人員は7,188,203人となっており、1回あたり13.7人が指導を受けている。
 健康相談の内容別に実施状況をみると、「総合健康相談」が362,406回、4,988,218人と約7割を占めている。(表13)

表13 健康相談の内容別にみた実施状況

平成14年度(2002)
  開催回数(回) 被指導延人員(人) 1回あたり
被指導人員(人)
総数 525 009 7 188 203 13.7
 重点健康相談 149 263 2 131 650 14.3
  高血圧 36 370 509 575 14.0
高脂血症 16 811 188 747 11.2
糖尿病 15 406 118 582 7.7
歯周疾患 15 743 280 074 17.8
骨粗鬆症 12 733 275 322 21.6
病態別 52 200 759 350 14.5
 介護家族健康相談 13 340 68 335 5.1
 総合健康相談 362 406 4 988 218 13.8


12  機能訓練の実施状況
 機能訓練の実施施設数をみると「A型(基本型)」が2,796施設、「B型(地域参加型)」は6,686施設となっている。
 実施回数をみると「A型」が107,359回、「B型」は98,946回となっている。
 機能訓練を受けた延人員は2,368,397人であり、実施回数1回あたり11.5人が指導を受けている。(表14)
 機能訓練に従事した従事者延人員は795,247人であり、実施回数1回あたり3.9人が従事している。(表15)

表14 型別にみた機能訓練の実施施設数・実施回数・被指導延人員・1回あたり被指導人員数

平成14年度(2002)
  総数 A型(基本型) B型(地域参加型)
実施施設数(施設) 9 482 2 796 6 686
実施回数(回) 206 305 107 359 98 946
被指導延人員(人) 2 368 397 1 040 750 1 327 647
1回あたり被指導人員(人) 11.5 9.7 13.4


表15 職種・型別にみた機能訓練の従事者延人員・1回あたり従事者数

(単位:人) 平成14年度(2002)
  総数 A型(基本型) B型(地域参加型)
総数 795 247 444 733 350 514
 1回あたり従事者数 3.9 4.1 3.5
 
 医師 6 729 6 065 664
 理学療法士 57 860 45 076 12 784
 作業療法士 27 476 20 879 6 597
 保健師 182 247 106 018 76 229
 看護師 169 913 111 698 58 215
 その他 351 022 154 997 196 025


13  訪問指導の実施状況
 訪問指導の実施状況を対象者の状況別にみると、「要指導者等」が485,976人で最も多く、次いで「閉じこもり予防」が429,706人、「寝たきり者」が279,594人となっている。(表16、図3)

表16 訪問指導の対象者の年齢階級別にみた被指導延人員

(単位:人) 平成14年度(2002)
  総数 40〜64歳 65〜69歳 70歳以上
要指導者等 1) 485 976 172 939 90 778 222 259
個別健康教育対象者 15 248 8 753 3 712 2 783
閉じこもり予防 429 706 31 996 41 689 356 021
介護家族者 161 327 51 991 26 128 83 208
寝たきり者 279 594 41 965 27 171 210 458
痴呆性老人 119 987 4 026 7 408 108 553
その他 251 914 73 708 34 429 143 777
注:1) 基本健康診査を受診し、「要指導」と判定された者で事後指導等のための健康教育に来所しない者及び要医療者で未受診の者。


図3 訪問指導の対象者の年齢階級別に見た被指導延人員

図3 訪問指導の対象者の年齢階級別に見た被指導延人員


14  がん検診の実施状況
 がん検診の受診率をみると、「大腸がん」の受診率は増加している。(表17)
 また、実施状況をみると、受診者数は「肺がん(胸部エックス線検査)」7,490,412人が最も多く、「要精密検査者数」は「胃がん」501,160人、「大腸がん」432,191人、「がんであった者又はがんの疑いのある者」は「大腸がん」11,941人、「胃がん」7,758人となっている。(表18)

表17 がん検診の種類別にみた受診率の年次推移

(単位:%)
  平成10年度
(1998)
11年度
('99)
12年度
(2000)
13年度
('01)
14年度
('02)
胃がん 13.3 13.1 13.0 12.9 13.0
肺がん 22.0 22.3 22.6 22.8 22.8
大腸がん 14.8 15.3 15.8 16.5 17.1
子宮がん 14.0 13.7 13.8 14.6 14.6
乳がん 11.8 11.7 11.7 12.3 12.4
注: 平成12年度以前の「肺がん」は「胸部エックス線検査(あわせて喀痰細胞診を受診した者を含む。)」、「子宮がん」は「頸部(あわせて体部を受診した者を含む。)」の受診率であり、平成13年度以降の「肺がん」は「胸部エックス線検査」、「子宮がん」は「頸部」の受診率である。


表18 がん検診の種類別にみた受診者数・要精密検査者数・検査結果

(単位:人) 平成14年度(2002)
  受診者数 要精密検査者数  
がんであった者又はがんの疑いのある者
胃がん 4 369 358 501 160 7 758
肺がん  
 胸部エックス線検査 7 490 412 207 830 7 485
 喀痰細胞診 443 625 5 131 375
大腸がん 6 052 473 432 191 11 941
子宮がん  
 頸部 3 863 380 38 173 7 432
 体部 349 118 5 647 711
乳がん 3 337 202 166 647 6 169
 視触診方式のみ 2 774 120 121 236 4 645
 マンモグラフィ併用方式 563 082 45 411 1 524
注: 肺がん・子宮がんはそれぞれの検診項目の受診者数である。


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