病院経営収支調査【平成15年調査をもって廃止】：調査の結果

（１）病床数は、調査年度３月３１日現在の許可病床数である。

（２）経営に関する数値は、次の方法により算出した。

・１日平均入院患者数	在院患者延数 ３６６日	（人）
・１日平均外来患者数	外来患者延数 外来診療日数	（人）
・病床利用率	１日平均入院患者数×１００ 許可病床数	（％）
・平均在院日数	在院患者延数 １／２×（新入院患者数＋退院患者数）	（日）
・外来／入院比（患者数）	１日平均外来患者数 １日平均入院患者数	（人）
・患者1人1日当たり入院収益（室料差額を除く）	入院収益 在院患者延数＋退院患者数	（円）
・患者１人１日当たり入院収益（室料差額を含む）	入院収益＋室料差額 在院患者延数＋退院患者数	（円）
・患者１人１日当たり外来収益	外来診療収益 外来患者延数	（円）
・患者１００人当たり職員数	職員数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）×１００ １日平均入院患者数＋（１／３×１日平均外来患者数）	（人）
・許可病床１００床当たり職員数	職員数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）×１００ 許可病床数	（人）
・医師１人当たり入院患者数	１日平均入院患者数 医師数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）	（人）
・医師１人当たり外来患者数	１日平均外来患者数 医師数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）	（人）
・医業収支率	医業収益×１００ 医業費用	（％）
・経常収支率	（医業収益＋医業外収益）×１００ 医業費用＋医業外費用	（％）
・総収支率	（医業収益＋医業外収益＋特別利益）×１００ 医業費用＋医業外費用＋特別損失	（％）
・医業利益率	医業利益×１００ 医業収益	（％）
・経常利益率	経常利益×１００ 医業収益＋医業外収益	（％）
・純利益率	当期純利益× １００ 医業収益＋医業外収益＋特別利益	（％）
・入院１人１日当たり給食材料費	給食用材料費 在院患者延数	（円）
・職員１人当たり医業収益	医業収益 職員数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）	（円）
・職員１人当たり給与費	給与費 職員数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）	（円）
・付加価値率	（医業収益−(材料費＋経費＋委託費＋減価償却費)）×１００ 医業収益	（％）
・付加価値労働分配率	給与費×１００ 医業収益−（材料費＋経費＋委託費＋減価償却費）	（％）
・付加価値労働生産性	医業収益−（材料費＋経費＋委託費＋減価償却費） 職員数合計（常勤＋常勤換算の非常勤）	（円）
・許可病床１００床当たり総資産額	資産合計×１００ 許可病床数	（円）
・許可病床１００床当たり建物構築物	建物×１００ 許可病床数	（円）
・許可病床１００床当たり器械備品	器械備品×１００ 許可病床数	（円）
・総資本回転率	医業収益×１００ 負債・資本合計	（％）
・流動比率	流動資産合計×１００ 流動負債合計	（％）
・自己資本比率	資本×１００ 負債・資本合計	（％）
・許可病床１床当たり医業収益額	医業収益 許可病床数	（円）
・給与費率	給与費×１００ 医業収益	（％）

（１）黒字、赤字別
医業収支をベースとして、医業収益が医業費用を上回ったものを黒字、医業収益が医業費用を下回ったものを赤字とした。

（２）開設者別

・自治体病院・・・・・・・・・・・・　　都道府県、市町村等の地方公共団体が開設する病院

・その他公的病院・・・・・・・・　　日赤、済生会、厚生連、北社協が開設する病院

・社会保険関係団体病院・・　　全社連、厚生年金事業振興団、船員保険会、各種共済組合及びその連合会等の社会保険関係団体が開設する病院

（３）病院の種類
次の条件で６つに区分した。

・一般病院・・・・・・・・　　他の５つの区分以外の病院

・長期慢性型病院・・　　一般・療養病床が全体の８０％以上を占める病院で、平均在院日数が９０日以上の病院

・特殊専門病院・・・・　　一般・療養病床が全体の８０％以上を占める病院で、救命救急センター、がん、循環器、小児、リハビリ、難病等の専門病院及び医育機関の病院

・精神病院・・・・・・・・　　精神病床が全体の８０％以上を占める病院

・結核病院・・・・・・・・　　結核病床が全体の８０％以上を占める病院

・感染症病院・・・・・・　　感染症病床が全体の８０％以上を占める病院

　なお、財政状態（貸借対照表）を本部等で一括管理しているため、各病院ごとの貸借対照表を作成できない団体があるため、損益状況と財政状態の集計施設数が同数とはなっていない。

　結果表における平均値又は100分率等で表示した部分の数値において、総数とその内訳が一致しない場合があるが、これは数値算出の際の端数処理によるものである。