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(4)深夜業務の従事状況について
    深夜業務に従事する労働者の割合は20.7%であり、事業所規模が大きいほど深夜業務に従事する割合が高い。
 また、深夜業務従事率は、有害業務に従事していない労働者では16.2%に対して、有害業務に従事している労働者では27.8%と高い(第23表)。

第23表 深夜業務従事の有無別労働者割合

(単位:%)
区分 労働者計 深夜業務に従事している 深夜業務に従事していない
総数 100.0 20.7 79.3
   
(事業所規模)  
1,000人以上 100.0 61.5 38.5
 500 〜 999人 100.0 41.6 58.4
 300 〜 499人 100.0 34.6 65.4
 100 〜 299人 100.0 19.2 80.8
   50 〜  99人 100.0 15.2 84.8
   30 〜  49人 100.0 12.6 87.4
   10 〜  29人 100.0  5.5 94.5
   
(有害業務の有無)  
 有害業務に従事あり 100.0 27.8 72.2
 有害業務に従事なし 100.0 16.2 83.8

    深夜業務に従事する労働者の中で、深夜業務につく前と比較して体調の変化があったとする労働者の割合は36.1%である。
 また、深夜業務に従事している期間が長いほど、体調の変化があったとする労働者の割合は高い(第24表)。

第24表 深夜業務従事後の体調の変化の有無別労働者割合

(単位:%)
深夜業務に従事している期間 深夜業務に従事している労働者 体調の変化あり 体調の変化なし
総数 100.0 36.1 63.9
   
6か月未満 100.0 23.5 76.5
6か月以上1年未満 100.0 32.3 67.7
1年以上3年未満 100.0 33.6 66.4
3年以上6年未満 100.0 39.7 60.3
6年以上 100.0 38.3 61.7

    深夜業務に従事する労働者の中で、深夜業務についてから医師から診断されたものがあるとする労働者の割合は17.3%であり、胃腸病(51.0%)、高血圧症疾患(22.6%)、睡眠障害(18.8%)と診断された労働者の割合が高い(第25表)。

第25表 深夜業務従事後の診断の有無及び病気の種類別労働者割合

複数回答(単位:%)
有害業務従事の有無 深夜業務についてから、医師から診断されたものがある労働者 胃腸病 高血圧
性疾患
睡眠
障害
肝疾患 糖尿病 心身症 心臓病 ぜん息 脳血管
疾患
その他
総数 [ 17.3] 100.0 51.0 22.6 18.8 13.1 6.9 5.4 3.4 2.7 0.3 13.8
   
有害業務に従事あり [ 16.9] 100.0 54.5 27.3 20.7   9.8 4.6 4.1 1.8 2.0 0.5   9.0
有害業務に従事なし [ 17.8] 100.0 47.3 17.7 16.9 16.6 9.4 6.8 5.1 3.4 - 18.8
(注)  [  ]は、「深夜業務従事労働者」に占める「深夜業務についてから、医師から診断されたものがある労働者」の割合である。


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