(2)有害業務について | ||
イ | 労働者の有害業務への従事状況をみると、いずれかの有害業務に従事している労働者の割合は全体の39.0%となっている。 業務の種類別の従事状況をみると、「有機溶剤業務」(18.1%)「重量物を取り扱う業務」(16.3%)、「粉じん作業」(16.0%)、「強烈な騒音を発する場所における業務」(10.1%)等で割合が高い。 また、自分の従事する業務を有害業務としての認識度をみると、「特定化学物質を製造し又は取り扱う業務」(79.4%)、「有機溶剤業務」(77.4%)、「鉛業務」(70.9%)については認識度が高いが、「重量物を取り扱う業務」(45.0%)、「振動工具による身体に著しい振動を与える業務」(48.4%)については、有害業務としての認識がある労働者が半分以下である(第19表)。 |
第19表 有害業務の種類別従事状況及び有害業務としての認識の有無別労働者割合
(単位:%) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ロ | 有害業務従事労働者で、有害業務が人体に及ぼす作用及び取扱上の注意等について上司等から教育又は説明を受けたことがある労働者の割合は64.4%であり、前回調査と比較して 8.9ポイント増加している。 また、その教育等に対しての評価は、「大いに役立っている」が27.7%、「少し役立っている」が57.6%となっており、合わせて85.3%の労働者が役立っているとしている(第20表)。 |
第20表 有害業務が人体に及ぼす作用等に関する教育又は説明の有無及び評価別労働者割合
(単位:%) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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