(参考)「ヒヤリ・ハット体験」を体験したときの状態については、下表のとおりである。

 物自体の欠陥
整備不良。設計不良。構成材料、工作の欠陥。故障の未修理。老朽・疲労・使用限界等。
 防護措置、安全装置の欠陥
防護、安全装置がない(取り外されたまま放置されている)。
防護、安全装置が不完全。接地又は絶縁をしていない(不完全)。遮蔽がしていない(不完全)。区画、表示の欠陥等。
 物の置き方、作業場所の欠陥
通路が確保されていない。作業箇所の間隔、空間不足。機械、装置、用具、什器等の配置の欠陥。物の置場所の不適切。物の積み方・たてかけ方の欠陥。すべりやすい(洗剤、雨、水、雪、氷等による)床面、通路、階段。床面、通路等の凸凹、段差。扉・建物欠陥等。
 保護具、服装等の欠陥
保護具(履き物、服装等)の使用を指定していない。
手袋の使用禁止をしていない等。
 作業環境の欠陥
換気の欠陥。照明設備の欠陥等。
 第三者(物)による不安全な状態
上記1〜5の第三者・物(部外)による危険(交通渋滞、交通の危険等)。
 自然的不安定な状態
気象状態(霧、台風)。自然の危険(土砂崩れ、落石等)等。
 作業方法の欠陥
不適当な工具・用具・機械・装置の使用。作業手順の誤り。技術的肉体的な無理。
 その他
上記以外。

トップへ