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II 総合工事業の労働災害の状況

　総合工事業についてみると、度数率は1.10(前年1.44)、強度率は0.70(同0.30)となり、死傷者１人平均損失日数は635.0日（同211.8日)となった。前年と比べると度数率は0.34ポイントの減少、強度率は0.40ポイントの上昇、死傷者１人平均労働損失日数は423.2日の上昇となった（第1表，第3図）。
　工事の種類別にみると、土木工事業の度数率は1.72、強度率は1.01、建築事業の度数率は0.98、強度率は0.64となっている(第3表) 。


第３図 労働災害率及び死傷者１人平均労働損失日数
（総合工事業）

第３図 労働災害率及び死傷者１人平均労働損失日数（総合工事業）


第３表 調査産業計及び総合工事業（工事の種類）における労働不能程度別
労働災害率及び死傷者１人平均労働損失日数

産業 度数率 強度率 死傷者
１人平均
労働損失
日数(日)
計 死亡 永久
全労働
不能		 永久
一部労働
不能		 一時労働不能
計 休業
８日以上		 休業
４〜７日		 休業
１〜３日
調査産業計(総合工事業を除く。) 1.82 0.01 0.00 0.04 1.76 1.20 0.22 0.35 0.18 99.1
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
Ｅ09 総合工事業 1.10 0.08 0 0.04 0.98 0.50 0.04 0.44 0.70 635.0
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　097 土木工事業 1.72 0.09 0 0.13 1.50 0.83 0.05 0.61 1.01 585.2
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　0971 河川土木事業 2.63 0.09 0 0 2.54 1.63 0 0.91 0.82 311.9
　0972 水力発電施設等新設事業 2.26 0.36 0 0 1.90 1.25 0 0.65 2.74 1,210.5
　0973 鉄道又は軌道新設事業 1.91 0.15 0 0 1.76 1.17 0 0.59 1.21 635.5
　0974 地下鉄建設事業 3.22 0 0 0.12 3.10 1.43 0.24 1.43 0.17 53.6
　0975 橋りょう建設事業 1.12 0.09 0 0.20 0.84 0.42 0.07 0.35 1.09 969.1
　0976 ずい道新設事業 2.41 0.06 0 0.21 2.14 1.08 0.03 1.03 1.04 430.3
　0977 道路新設事業 1.20 0.09 0 0 1.11 0.71 0.09 0.31 0.71 589.6
　0978 その他の土木事業 1.62 0.06 0 0.13 1.43 0.80 0.04 0.58 0.80 491.3
　0979 ほ装工事業 1.84 0.23 0 0.23 1.38 1.15 0 0.23 1.84 1,000.8
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　098 建築事業 0.98 0.08 0 0.03 0.88 0.44 0.03 0.40 0.64 652.2
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　0981 建築工事業 1.00 0.08 0 0.03 0.89 0.45 0.04 0.41 0.65 648.7
　0982 その他の建築事業 0.69 0.07 0 0.03 0.59 0.30 0 0.30 0.51 738.5


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