4月の主要変更点(概観部分)
一般経済の動向
3月 月例 | 4月 月例 |
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景気は、持ち直しに転じているが、自律性は弱く、東北地方太平洋沖地震の影響が懸念される。また、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。
先行きについては、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待されるが、東北地方太平洋沖地震の影響に十分留意する必要がある。また、金融資本市場の変動や原油価格上昇の影響、海外景気の動向等によっては、景気が下振れするリスクが存在する。デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。 |
景気は、持ち直していたが、東日本大震災の影響により、このところ弱い動きとなっている。また、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。
先行きについては、当面は東日本大震災の影響から弱い動きが続くと見込まれる。その後、生産活動が回復していくのに伴い、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待されるが、電力供給の制約やサプライチェーン立て直しの遅れ、原油価格上昇の影響等により、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である |
個別項目の判断
3月月例 | 4月月例 | |
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個人消費 | このところおおむね横ばいとなっている。 | 持ち直しの動きがみられたものの、東日本大震災の影響により、このところ弱い動きもみられる。 |
輸出 | 持ち直しの動きがみられる。 | 持ち直しの動きがみられたものの、東日本大震災の影響による減少が懸念される。 |
生産 | 持ち直したものの、東北地方太平洋沖地震の影響が懸念される。 | 持ち直していたものの、東日本大震災の影響により、このところ生産活動が低下している。 |
企業収益 | 改善している。 | 改善しているが、東日本大震災の影響が懸念される。 |
雇用情勢 | 依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。 | 依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。ただし、東日本大震災の影響が懸念される。 |
消費者物価 | このところ下落テンポが緩やかになっている。 | 下落テンポが緩やかになっている。 |
(注)下線部は先月から変更した部分。