12月の主要変更点(概観部分)
一般経済の動向
11月月例 | 12月月例 |
景気は、弱まっている。さらに、世界経済が一段と減速するなかで、下押し圧力が急速に高まっている。 ・輸出は、減少している。生産は、減少している。 ・企業収益は、減少している。設備投資は、弱含んでいる。 ・雇用情勢は、悪化しつつある。 ・個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる。 先行きについては、原油価格等の下落による一定の効果が期待されるものの、世界的な金融危機の深刻化や世界景気の一層の下振れ懸念、株式・為替市場の大幅な変動などから、雇用情勢などを含め、景気の状況がさらに厳しいものとなるリスクが存在することに留意する必要がある。 |
景気は、悪化している。 ・輸出は、減少している。生産は、大幅に減少している。 ・企業収益は、大幅に減少している。設備投資は、減少している。 ・雇用情勢は、急速に悪化しつつある。 ・個人消費は、おおむね横ばいとなっているが、足下で弱い動きもみられる。 先行きについては、当面、悪化が続くとみられ、急速な減産の動きなどが雇用の大幅な調整につながることが懸念される。加えて、世界的な金融危機の深刻化や世界景気の一層の下振れ懸念、株式・為替市場の大幅な変動の影響など、景気をさらに下押しするリスクが存在することに留意する必要がある。 |
個別項目の判断
11月月例 | 12月月例 | |
設備投資 | 弱含んでいる。 | 減少している。 |
住宅建設 | おおむね横ばいとなっている。 | 弱含んでいる。 |
貿易・サービス収支 | 貿易・サービス収支は、赤字へと転じた後、赤字幅が横ばいとなっている。 | 貿易・サービス収支の赤字は、減少している。 |
生産 | 減少している。 | 大幅に減少している。 |
企業収益 | 減少している。 | 大幅に減少している。 |
業況判断 | 悪化している。 | 大幅に悪化している。 |
雇用情勢 | 悪化しつつある。 | 急速に悪化しつつある。 |
消費者物価 | 石油製品価格が下落しているが、それを除いた基調としては緩やかに上昇している。 | 石油製品価格が下落しているが、それを除いた基調としては横ばいとなっている。 |
(注)下線部は先月から変更した部分。