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7月の主要変更点(概観部分)

一般経済の動向

6月 月例 7月 月例

 景気は、依然厳しい状況にあるが、底入れしている。

  •  設備投資は、減少している。失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。

  •  個人消費は、横ばいで推移するなかで、底固さも見られる。

  •  輸出はアジア向けを中心に増加しており、生産は一部に持ち直しの動きもみられる。企業収益は下げ止まりの兆しがみられる。

 先行きについては、輸出の増加や在庫調整が概ね終了していることの影響が、今後経済全体に波及していくなかで、景気は持ち直しに向かうことが期待される一方、依然厳しい雇用・所得環境などが、今後の最終需要を下押しする懸念がある。

 景気は、依然厳しい状況にあるが、一部に持ち直しの動きがみられる。

  •  失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は 依然として厳しい。個人消費は、横ばいで推移するなかで、一部に底固さもみられる。

  •  輸出は大幅に増加しており、生産は持ち直しの動きがみられる。業況判断は全体として改善がみられ、設備投資は減少しているものの、先行きについて下げ止まる兆しもみられる。

  •  公共投資は、このところ平成13年度第2次補 正予算の効果がみられる。

 先行きについては、輸出の大幅な増加や生産の持ち直しの影響が、今後経済全体に波及していくなかで、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、このところ世界的な株安やドル安により世界経済の先行き不透明感が高まっており、我が国の最終需要が下押しされる懸念がある。

個別項目の判断

  6月 月例 7月 月例
生産 下げ止まっており、一部に持ち直しの動きみられる。 持ち直しの動きがみられる。
業況判断 厳しい状態が続いているが、大企業においては下げ止まりつつある。 中小企業を中心に依然厳しさがみられるものの、全体として改善がみられる。
設備投資 減少している。 減少しているものの、先行きについて下げ止まる兆しもみられる。
公共投資 総じて低調に推移している。 総じて低調に推移しているが、このところ平成13年度第2次補正予算の効果がみられる。
輸出 アジア向けを中心に増加している。 アジア向けを中心に大幅に増加している。

(注)下線部は先月から変更した部分。



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