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1 採用状況・採用計画

(1) 平成12年常用労働者採用企業

 平成12年(1〜12月)に常用労働者を「採用した」とする企業割合は80.3%、「採用しなかった」は19.7%となっている。また、中途採用を行った企業は71.7%、中途採用を行わなかった企業は8.5%となっている。さらに、中途採用を行った企業について全採用者に占める中途採用者の割合をみると、「10%未満」とする企業割合が最も高く33.3%、次いで「100%」22.7%、「10%以上30%未満」15.9%となっている(付属統計表第1表)。

(2) 労働者の募集(求人)方法

 平成12年(1〜12月)に常用労働者を「採用した」とする企業の募集方法(複数回答)をみると、新規大学卒では「学校の先生等の紹介・推薦」とする企業割合が38.4%と最も高く、次いで「企業等が主催する説明会・セミナー」32.9%、「就職情報誌・就職情報サイト」29.8%、「自社独自ホームページ」23.7%となっている。一方、中途採用者では「公共職業安定所等」とする企業割合が最も高く59.6%、次いで「新聞の求人広告・チラシ」31.3%となっている。
 企業規模別にみると、「自社独自ホームページ」、「就職情報誌・就職情報サイト」、「企業等が主催する説明会・セミナー」とする企業割合は、新規学校卒業者、中途採用者とも企業規模が大きいほどおおむね高くなっている。特に、5,000人以上の企業での新規大学卒については、それぞれ87.9%、87.6%、73.9%となっている(付属統計表第2表)。

(3) 新規学校卒業者・中途採用者の今後の採用計画

 新規学校卒業者の採用計画についてみると、「採用計画がある」とする企業割合は38.9%、「採用計画がない」は45.0%となっている。また、企業規模別に「採用計画がある」とする企業割合をみると、5,000人以上の87.9%に対して30〜99人では30.4%となっており、規模が大きいほど高くなっている。さらに、「採用計画がある」とする企業について採用計画の期間をみると、「1年間」とする企業割合が51.6%と最も高く、次いで「3〜5年間」20.4%、「6年間以上」15.0%となっている。
 次に、中途採用者についてみると、「採用計画がある」とする企業割合は41.5%、「採用計画がない」は47.4%となっている。また、企業規模別に「採用計画がある」とする企業割合をみると、5,000人以上の64.1%に対して30〜99人では39.7%となっており、規模による差は新規学校卒業者の採用計画の有無に比べて小さい。さらに、「採用計画がある」とする企業について採用計画の期間をみると、「1年間」とする企業割合が56.4%と最も高く、次いで「6年間以上」、「3〜5年間」がそれぞれ18.1%、14.4%となっている(付属統計表第3表)。

(4) 新規学校卒業者と中途採用者の採用割合に関する今後の考え方

 新規学校卒業者又は中途採用者の採用計画がある企業について新規学校卒業者と中途採用者の採用割合に関する今後の考え方をみると、「未定」とする企業割合が最も高く35.1%、次いで「現在より中途採用者の採用割合が高くなる」25.1%、「新規学校卒業者と中途採用者の採用割合はほぼ同じ」15.1%、「現在より新規学校卒業者の採用割合が高くなる」14.6%となっている(付属統計表第4表)。


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