概要版
高等植物:ドクニンジン
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和名(科名) | ドクニンジン (セリ科) | ||||||
英名 | Poison-Hemlock | ||||||
茎高 | 70〜160cm | ||||||
特徴 | 葉は、3回羽状に分裂し、葉柄の根元にひれがついている。夏には小さな白花を複合散形(傘が開いたような形)につける。2年草である。全体に光沢があり、紫紅色の斑点が植物全体にみられる。臭いは重い不快臭がある。花後、長さ2.5mmほどの楕円形の果実を結ぶ。果実に毒成分が多い。ドクゼリに対比すべき有毒植物で全草有毒。山菜として利用されるシャク(セリ科)は山地の陰地に多く自生する多年草で、これと間違っての中毒が、札幌市において3件報告されている。シャクは野菜の人参のような香りがあることで区別できる。 | ||||||
有毒成分 | アルカロイド(コニイン) | ||||||
分布 | ヨーロッパ原産の植物であるが、全国的に帰化植物として雑草化が報告され、分布域が広がっている。 |
部位 | 種を含む全草 |
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毒性 | 強毒 |
食用の可否 | × |