概要版
巻貝:ピロフェオホルバイドa(光過敏症)

クロアワビ(矢印は中腸腺)
有毒種 | アワビ類(クロアワビ、エゾアワビ、メガイ、トコブシなどのミミガイ科の巻貝)。東北地方では「春先のアワビのツノワタを食べさせるとネコの耳が落ちる」という言い伝えあり。 |
有毒部位 | 中腸腺 |
中毒発生状況 | きわめてまれ。1894年に長崎県で、1947年に岩手県で中毒記録がある程度。 |
中毒症状 | 光過敏症。摂取して1日ほど後に、顔面、手、指の発生、はれ、疼痛などが引き起こされる。死亡することはない。 |
毒成分 | ピロフェオホルバイドa。クロロフィルaの誘導体で、アワビ類の餌である海藻に由来。 |