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平成14年度社会保険事業の概況　厚生年金保険（収支状況）

厚生年金保険

○ 　平成14年度決算における厚生年金保険の収支状況は、基礎年金交付金等を控除した実質的な収入が29兆1千億円、実質的な支出が28兆7千億円となっており、収支差引残は3千億円となっている。 ○ 　平成14年度末現在の厚生年金保険の積立金は137兆7千億円となっている。 表15　厚生年金保険の実質的な収支状況 （単位：億円） 年度 収入合計（実質） 支出合計 （実質） 収支差引残 総額 保険料収入 運用収入 平成10年度 11 12 13 14 290,696 291,035 283,137 278,198 290,775 206,151 202,099 200,512 199,360 202,034 52,164 47,286 43,067 38,607 31,071 239,810 251,493 262,320 273,068 287,686 50,886 39,542 20,817 5,130 3,089 注. 収入（支出）合計は、決算における収入（支出）から基礎年金交付金等の額を控除した額である。 図8　厚生年金保険の積立金の推移（厚生保険特別会計年金勘定） 注1 　年金積立金は、平成12年度までは旧大蔵省資金運用部に全額義務預託され、長期固定金利で運用されていたが、財政投融資改革により、平成13年4月に預託義務が廃止され、厚生労働大臣が直接年金積立金を年金資金運用基金に寄託して運用する仕組みとなった。 ただし、平成20年度までは、年金積立金の一部は財務省財政融資資金に引き続き預託される。 注2 　平成12年度までは旧大蔵省資金運用部への預託残高である。 注3 　平成13年度以降は預託残高と年金資金運用基金への寄託金の合計額である。年金資金運用基金の運用に係る損益（旧年金福祉事業団からの承継資産に係る損益も含む）も含めた時価ベースの積立金額は、平成13年度末約134.6兆円、平成14年度末約132.1兆円である。（出所：「平成14年度厚生年金保険及び国民年金における年金積立金運用報告書」） 注4 　平均利回りは、平成12年度までは旧大蔵省資金運用部への預託金の運用利回りであり、 　平成10年度 4.15％，平成11年度 3.62％，平成12年度 3.22％である。また、平成13年度以降の財務省財政融資資金への預託分に年金資金運用基金の運用実績を合わせた積立金全体に係る運用利回りは、平成13年度 1.99％，平成14年度 0.21％である。（出所：「平成14年度厚生年金保険及び国民年金における年金積立金運用報告書」）

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