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第3回医薬品・医療用具・諸物品等情報の分析について

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第3回医薬品・医療用具・諸物品等情報の分析について


A. 医療安全対策ネットワーク事業の下、平成14年3月26日から平成14年5月28日までに報告のあったヒヤリ・ハット事例のうち、医薬品、医療用具、諸物品等に関する情報の報告状況は以下のとおり。

A-1 医薬品・医療用具・諸物品等情報の分析対象

 
事項
今回
(H14.3.26〜H14.5.28報告分)
前回
(H13.11.19〜H14.3.26報告分)
件数(注1) 比率 件数(注2) 比率
総事例数 189 228
分析対象事例数 185 100.0% 229 100.0%
 うち医薬品関連情報 148 80.0% 179 78.2%
  医療用具関連情報 32 17.3% 36 15.7%
  諸物品情報 5 2.7% 14 6.1%
(注1) 報告のあった事例のうち4例は、重複した事例報告と考えられたため、総事例数と分析対象事例数が一致しない。
(注2) 報告のあった事例のうち1例は、医薬品関連情報であり、かつ医療用具関連情報でもあったため、総事例数と分析対象事例数が一致しない。


A-2 医薬品関連情報の概要について

 
ヒヤリ・ハット事例の要因
今回
(H14.3.26〜H14.5.28報告分)
前回
(H13.11.19〜H14.3.26報告分)
件数 比率 件数 比率
薬剤を入れる容器が似ていた 10 6.8% 7 3.9%
薬剤の色や形態が似ていた 8 5.4% 8 4.5%
薬剤名が似ていた 31 20.9% 34 19.0%
複数の規格が存在した 19 12.8% 33 18.4%
配置が悪かった 1 0.7% 9 5.0%
管理が悪かった 16 10.8% 26 14.5%
薬剤の性質上の問題 4 2.7% 5 2.8%
薬効が似ていた 5 3.4% 6 3.4%
薬剤の略号が似ていた 0 0.0% 2 1.1%
その他 54 36.5% 47 26.3%
無記入 0 0.0% 2 1.1%
148 100.0% 179 100.0%


A−3 医療用具関連情報の概要について

 
ヒヤリ・ハット事例の要因
今回
(H14.3.26〜H14.5.28報告分)
前回
(H13.11.19〜H14.3.26報告分)
件数 比率 件数 比率
欠陥品・不良品だった 4 12.5% 5 13.9%
故障していた 3 9.4% 4 11.1%
複数の規格が存在した 3 9.4% 2 5.6%
扱いにくかった 1 3.1% 2 5.6%
配置が悪かった 0 0.0% 0 0.0%
数が不足していた 0 0.0% 0 0.0%
管理が不十分だった 6 18.8% 11 30.6%
機器誤操作 2 6.3% 5 13.9%
その他 13 40.6% 7 19.4%
無記入 0 0.0% 0 0.0%
32 100.0% 36 100.0%


A−4 諸物品等関連情報の概要について

 
ヒヤリ・ハット事例の要因
今回
(H14.3.26〜H14.5.28報告分)
前回
(H13.11.19〜H14.3.26報告分)
件数 比率 件数 比率
欠陥品・不良品だった 0 0.0% 0 0.0%
故障していた 0 0.0% 1 7.1%
複数の規格が存在した 0 0.0% 0 0.0%
扱いにくかった 0 0.0% 1 7.1%
配置が悪かった 0 0.0% 0 0.0%
数が不足していた 0 0.0% 0 0.0%
管理が不十分だった 0 0.0% 6 42.9%
その他 0 0.0% 5 35.7%
無記入 5 100.0% 1 7.1%
5 100.0% 14 100.0%


B.平成14年3月26日から平成14年5月28日までに報告のあったヒヤリ・ハット事例(A)の要因等についての検討を行った結果は以下のとおり

Bー1 医薬品関連情報
報告された分類 検討した結果
ヒヤリ・ハット事例の要因 件数 ヒヤリ・ハット事例の要因 件数
薬剤を入れる容器が似ていた
/薬剤の色や形態が似ていた
18
(10/8)
外観類似 9
記号違い 2
規格違い 3
勘違い等 2
ヒューマンエラー 1
不明 1
薬剤名が似ていた
/複数の規格が存在した
50
(31/19)
名称類似 11
  略号 1
規格違い等 21
剤形違い 2
記号違い 10
勘違い等 2
同一記号 1
外観類似 1
不明 1
配置が悪かった 1 不明 1
管理が悪かった 16 ヒューマンエラー 8
数量違い 1
不明 7
薬剤の性質上の問題 4 認識不足 4
薬効が似ていた 5 ヒューマンエラー 1
勘違い 4
その他 54 勘違い 9
数量違い 11
規格違い 2
認識不足 2
ヒューマンエラー 25
不明 5
合計 148 合計 148


B−3 医療用具関連情報

報告された分類 検討した結果
ヒヤリ・ハット事例の要因 件数 ヒヤリ・ハット事例の要因 件数
欠陥品・不良品だった 4 欠陥品・不良品だった 4
故障していた 3 故障していた 2
複数の規格が存在した 3 複数の規格が存在した 3
扱いにくかった 1 扱いにくかった 1
管理が不十分だった 6 管理が不十分だった 7
機器誤操作 2 機器誤操作 2
その他 13 その他 13
合計 32 合計 32


B−2 検討した要因による医薬品関連情報の概要について

 
ヒヤリ・ハット事例の要因
 
(H14.3.26〜H14.5.28報告分)
件数 比率
外観類似 10 6.8%
略号 1 0.7%
同一記号 1 0.7%
同一規格 0 0.0%
名称類似 11 7.4%
記号違い 12 8.1%
剤形違い 2 1.4%
規格違い 26 17.6%
勘違い 17 11.5%
配置 0 0.0%
数量違い 12 8.1%
薬効類似 0 0.0%
認識不足 6 4.1%
ヒューマンエラー 35 23.6%
その他 0 0.0%
不明 15 10.1%
148 100.0%


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