2. 医薬品の適正使用等の啓発について

現状等

 ○  国民の健康に対する意識や関心が高まっており、医薬品を使用する国民が、その特性等を十分理解し、適正に使用できるよう環境整備を進めることが重要になっている。
 厚生労働省においては、毎年10月17日から23日までを「薬と健康の週間」とし、以下のような取組を行っているところである。
 ポスターやリーフレットを各都道府県、薬局、薬店等に配布・掲示
 テレビ・ラジオ放送、新聞・広報誌掲載による広報
 薬事功労者に対する厚生労働大臣表彰

 ※  このほか、日本薬剤師会が行っている薬局等での一般用医薬品販売時の"薬剤師の相談"業務に関するデータ及び相談事例の収集事業等の結果を公表している。

 ○  また、教育現場における啓発活動も重要であり、(1)各都道府県薬剤師会等において、学校薬剤師を小中学校に派遣し、児童・生徒へのくすり教育を実施する等の啓発活動がなされているとともに、(2)「くすりの適正使用協議会」において、児童向けのスライド教材を作成し、学校の教諭等に提供するなどの教育関係者のくすりに関する教材作成の支援等が実施されている。

今後の取組

 ○  今後とも、関係団体とも連携しつつ、「薬と健康の週間」を中心とした全国的な医薬品の適正使用等の啓発に努める。

 ○  併せて、学校薬剤師等による効果的な啓発活動の推進を図るための方策について、学校薬剤師等と意見交換を行い、関係団体が行う啓発活動に協力していく。

都道府県への要請

 ○  今後とも、都道府県薬剤師会等の関係団体と連携しつつ、「薬と健康の週間」を中心として、各種メディアも活用した効果的な医薬品の適正使用等の啓発活動に努めるとともに、各都道府県の実情に合わせた学校薬剤師の積極的な派遣等をお願いしたい。

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