平成19年4月
厚生労働省大臣官房統計情報部
企画課情報企画室

電子申請の利用に関するアンケート調査の結果について

厚生労働省におきましては、申請や届出等の手続を自宅や職場のパソコンからインターネットを通じて行うことのできる電子申請について、ご意見やご要望を把握することを目的として、昨年10月23日から12月31日までの間、アンケート調査を実施し、今般、その結果を下記のとおりとりまとめました(調査票はこちら(PDF:204KB))。

本調査の結果につきましては、有効回答数、調査の実施方法等を考慮した上で、より多くの皆様に電子申請をご利用いただくために必要な改善措置の検討の基礎資料とさせていただきます。

本調査にご協力いただき誠にありがとうございました。

1 調査の概要

(1) 調査の目的

「電子政府推進計画」(2006年(平成18年)8月31日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)を踏まえ、電子申請について、使いにくい点、利用しない理由を中心に、意見・要望を把握することを主たる目的とする。

(2) 調査の時期

平成18年10月23日から同年12月31日
(平成18年度電子政府利用促進週間の初日より平成18年末までの間)

(3) 調査の実施方法

厚生労働省ホームページに調査項目等を掲載し、ホームページ閲覧者全般を対象として、電子メール、郵送、FAXのいずれかで回答を提出していただく方法により実施した。

2 結果の概要

(1) 有効回答者数 58名
回答いただいた立場 回答者数
事業者(事業主に代わって事務処理を行う事業所(事業場)内の者を含む) 33
個人(被保険者、年金受給者等) 6
手続代理者(社会保険労務士等) 18
不詳 1
(2) 主な調査結果
(1) 電子申請の利用状況

回答者の約57%が、当省が扱う手続について電子申請を利用したことがあるとの回答であった。[問4関連]

(2) 電子申請に関する満足度

電子申請を利用したことがある者の約55%が、電子申請を利用してみて不満に感じており、ほか約40%が普通、残りの約6%が満足との回答であった。[問5関連]

(3) 利用して感じた点(電子申請を利用したことがある者を対象)

ア) 使いにくい点

利用して感じた使いにくい点や改善してほしい点としては、「事前準備(パソコンの設定やソフトの取り込み等)」、「操作性(画像の見やすさ、入力のしやすさ、指示の分かりやすさ等)」、「操作マニュアル(ガイドや説明)」の順に多くなっている。[問6関連]

イ) メリット

利用して感じたメリットとしては、「自宅や職場にいながら手続を行うことができる」、「行政機関の開庁時間を気にすることなく、24時間・365日いつでも手続を行うことができる」、「行政機関へ出向くための往復時間や待ち時間が発生せず、駐車場を探す手間も省けるため、時間と経費の節約になる」の順に多くなっており、場所的・時間的な制約がないといった内容に関する回答が上位を占めた。[問7関連]

(4) 利用しない理由(電子申請を利用したことがない者を対象)

利用しない理由としては、「電子申請の操作方法が分からない」、「電子証明書の取得などの準備に費用や手間がかかる」、「電子申請が可能な手続が分からない」、「添付書類を別途郵送する必要がある」の順に多くなっている。[問8関連]

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