6 医薬品・医療用具の品質確保対策
(1)GMP・GMPI
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○ | 平成14年1月の日・EU相互承認協定(MRA)の正式発効後、医薬品GMP分野の準備作業を引き続き実施。 |
<主な活動概要>
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○ | 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の業務開始(平成16年4月1日)
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○ | 改正薬事法に伴う改正GMP関係政省令等の策定 | |||||
○ | 日・EU相互承認協定(MRA)実施に向けた準備作業の推進(上掲) | |||||
○ | 平成17年度薬事法改正により医療機器・体外診断用医薬品の許可要件となるISO13485研修を実施(平成16年3月実施予定) |
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○ | 改正薬事法に伴うGMP関係省令の改正にあたり、ご意見、ご協力等をお願いしたい。 | |
○ | 日・EU相互承認協定(MRA)実施に向けて、EU当局との合同査察等を予定しており、引き続きご協力をお願いしたい。 |
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○ | 医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療用具の品質不良、不正表示、虚偽誇大広告等の指導取締りを行うため、厚生労働省並びに各都道府県、保健所設置市及び特別区に薬事監視員3,606名(平成15.4.1現在)が配置され、製造業者、輸入販売業者、販売業者その他業務上医薬品等を取り扱う者の施設に随時立入検査等を行い、不良医薬品等の発見、発生防止に努めている。 | ||||
○ | 平成14年度中には許可届出施設493,037施設のうち119,717施設及びその他業務上取り扱う施設に立入検査を行った結果(許可届出施設に対する立入検査率24.3%)
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○ | 近年薬局等における薬剤師の不在が問題になっており、平成11年度から医薬品の一斉監視指導実施時に薬局等販売業における薬剤師の不在状況についての調査を行っている。平成14年度の業態別薬剤師の不在率は薬局:2.5%、一般販売業:23.1%、卸売一般販売業:11.4%、薬種商販売業:10.8%であった。 |
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○ | 薬局等における薬剤師不在問題について、平成14年度の一斉監視指導実施時における調査結果を平成13年度の結果と比較すると、改善していないことから、引き続き薬局等医薬品販売業者に対する監視指導の徹底をお願いする。 |
○ | 医薬品、医療用具等の自主回収が着手された場合には、平成12年度からすべての事例をインターネット上で公開しているが、平成15年4月から11月までの件数は475件であり平成14年度同時期の321件から増加している。また、死亡又は重篤な健康被害が予想されるクラスIが22件(ロットを構成しない輸血用血液製剤の回収事例を除けば、6件。14年度同時期5件。)、一時的な健康被害が予想されるクラスIIも243件(14年度同時期225件)と若干増加していることから、製造業者、輸入販売業者に対して更なる品質確保の徹底をご指導願いたい。 |
○ | また、平成15年3月には、医薬品原薬製造業者において、承認内容と異なる製造方法により製造した事例では、多くの製造業者の自主回収に影響が及んだ。この他にも、承認内容と異なる製品が出荷されたことによる自主回収の事例が散見されるので、各都道府県におかれては、製造又は輸入される医薬品、医療用具等が承認内容と相違ないか等必要な監視指導を徹底されるようお願いする。 |