6 | 酸素欠乏症等の業種別発生状況(平成5年〜14年)(表2〜3、図9〜10) 平成5年から14年までの10年間における181件の酸素欠乏症等の発生状況について、業種別の発生件数を見ると、製造業で70件(39%)、建設業で46件(25%)、清掃業で29件(16%)が発生している。 一方、被災者数でみると、酸素欠乏症については、被災者192名のうち製造業が70名(36%)、建設業が74名(38%)であり、被災者の70%以上がこれら2業種に携わっていたものとなる。また、硫化水素中毒については、被災者98名のうち清掃業が43名(44%)と最も多く、次いで製造業が37名(38%)、建設業が9名(9%)である。 これらの業種で発生した酸素欠乏症等の発生場所のほとんどは、労働安全衛生法施行令別表第6に規定される酸素欠乏危険場所に該当している。
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