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平成14年度障害保健福祉関係予算(案)の概要

【部所管予算額】 634,026百万円 → 660,117百万円 (対前年比104.1%)

I 「障害者プラン」の推進

(13年度) (14年度)
287,945百万円 304,951百万円
(対前年比105.9%)
 障害者の地域における自立を支援するため、地域生活援助事業(グループホーム)等障害者の住まいの確保、授産施設等障害者の働く場の確保等、目標の達成に向けて必要な予算の確保を図る。

1 住まいや働く場ないし活動の場の確保

(1) 地域生活援助事業(グル−プホ−ム)

ア 知的障害者地域生活援助事業   4,644百万円 → 5,514百万円
イ 精神障害者地域生活援助事業   1,313百万円 → 1,436百万円

(2) 福祉ホーム

ア 身体障害者福祉ホーム    86百万円 → 101百万円
イ 精神障害者福祉ホーム   340百万円 → 524百万円

(3) 授産施設

ア 身体障害者通所授産施設    5,075百万円 → 5,216百万円
イ 知的障害者授産施設(通所)   30,430百万円 → 35,233百万円
ウ 精神障害者(入所・通所)授産施設    3,848百万円 → 4,518百万円

(4) 福祉工場

精神障害者福祉工場   336百万円 → 363百万円

(5) 小規模作業所に対する助成(在宅重度障害者通所援護事業費等)   3,064百万円 → 3,064百万円

2 地域における療育・生活支援システムの整備

(1) 障害児通園(デイサービス)事業   3,083百万円 → 3,183百万円

(2) 重症心身障害児(者)通園事業   2,088百万円 → 2,291百万円

(3) 生活等支援事業

ア 市町村障害者生活支援事業   1,748百万円 → 2,074百万円
イ 障害児(者)地域療育等支援事業   3,215百万円 → 3,535百万円
ウ 精神障害者地域生活支援センター   2,484百万円 → 3,204百万円

3 精神障害者の保健医療福祉施策の充実

(1) 精神障害者社会適応訓練事業   842百万円 → 743百万円
 (通院患者リハビリテーション事業)

(2) 精神障害者生活訓練施設(援護寮)   5,203百万円 → 5,927百万円

4 介護等のサ−ビスの充実

(1) 訪問介護(ホ−ムヘルプサ−ビス)事業   20,025百万円 → 20,463百万円

(2) 短期入所(ショートステイ)事業   3,547百万円 → 3,913百万円

(3) 日帰り介護(デイサービス)事業   9,240百万円 → 10,650百万円

ア 身体障害者日帰り介護(デイサービス)事業
イ 在宅知的障害者日帰り介護(デイサ−ビス)事業

(4) 身体障害者療護施設 45,758百万円 → 48,470百万円

ア 身体障害者療護施設における特別介護経費加算(筋萎縮性側索硬化症(ALS)加算)
   308人 → 395人

イ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)を受け入れる身体障害者療護施設の受入体制の充実

○ 職員の加算
  • 神経内科医(嘱託)  200か所 → 251か所
  • 非常勤看護婦  108か所 → 144か所

(5) 知的障害者更生施設 129,137百万円 → 134,930百万円

【施設整備等関係共通】

○ 社会福祉施設及び社会復帰施設の施設整備費等
 (社会福祉施設整備費・設備整備費,保健衛生施設整備費・設備整備費に一括計上)

5 社会参加の推進

○ 市町村障害者社会参加促進事業   2,406百万円 → 2,756百万円
 ・ メニュー事業
  ア 実施か所数   440か所 → 510か所
  イ 1か所当たり事業費   15,000千円


II 障害者プラン関係以外の施策

 障害者の自立と社会参加を推進するための施策を充実するとともに、精神医療対策の強化・充実及び思春期児童などの心の健康づくり対策の推進等を図る。

〔共通事項〕

1 自閉症等対策の実施   0百万円 → 116百万円

(1) 自閉症・発達障害支援センター(仮称)の創設   0百万円 → 103百万円

ア 運営費 8か所
イ 整備費(社会福祉施設整備費・設備整備費に一括計上)
  ・施設整備 国庫補助基準面積 1か所当たり 84.4平方メートル
  ・設備整備 国庫補助基準額 1か所当たり 835,000円

(2) 自閉症等対策への対応(国立秩父学園)   0百万円 → 14百万円

2 小規模通所授産施設の活動支援   495百万円 → 1,155百万円

120か所 → 240か所

3 高次脳機能障害支援モデル事業   104百万円 → 112百万円

・国立身体障害者リハビリテーションセンター実施分 34百万円 → 32百万円
・都道府県実施分(7か所→8か所) 70百万円 → 80百万円

〔企画課〕

1 障害者ケアマネジメント体制整備推進事業   531百万円 → 492百万円

2 手当等の給付   112,147百万円 → 115,837百万円

(1) 特別児童扶養手当   77,262百万円 → 81,231百万円

(2) 特別障害者手当等 34,885百万円 → 34,605百万円

3 厚生科学研究費(厚生科学課に一括計上)

障害保健福祉総合研究経費
(精神障害者の医療と保健に関する研究経費の一部を「こころの健康科学研究経費」に組替)
 547百万円 → 383百万円
感覚器障害研究経費 680百万円 → 680百万円
こころの健康科学研究経費(仮称)  0百万円 → 2,142百万円

〔社会参加推進室〕

1 社会参加の推進

(1) 障害者生活訓練・コミュニケーション支援等事業   1,245百万円 → 1,365百万円

ア 基本事業(手話通訳の派遣、盲導犬の育成等)

イ 障害者の情報バリアフリーの推進

ウ 盲ろう者向け通訳・介助員派遣試行事業   20県市 → 30県市

(2) 「障害者の明るいくらし」促進事業   1,370百万円 → 1,368百万円

(3) バリアフリーのまちづくり活動事業   115百万円 → 115百万円

(4) 高度情報通信福祉事業   0百万円 → 150百万円

(5) 国連・障害者の十年記念施設運営委託費   406百万円 → 403百万円

2 補装具の給付(身体障害者・身体障害児)   17,006百万円 → 17,610百万円

3 「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念事業の支援   0百万円 → 40百万円

〔国立施設管理室〕

○ 国立更生援護施設の整備・運営費   10,632百万円 → 10,352百万円

〔障害福祉課〕

1 在宅福祉施策等の充実

(1) 日常生活用具給付等事業   2,479百万円 → 2,479百万円

(2) 知的障害者生活支援事業等   437百万円 → 578百万円

ア 生活支援ワーカー   133人 → 173人
イ 知的障害者福祉ホーム運営事業

2 施設福祉施策   135,142百万円 → 134,649百万円

3 支援費制度の施行準備   0百万円 → 1,187百万円

4 障害者の成年後見制度の利用支援

〔精神保健福祉課〕

1 精神障害者社会復帰対策の充実   15,912百万円 → 18,709百万円

(1) 精神障害者居宅介護等事業(ホームヘルプサービス)の本格実施 (在宅福祉事業費補助金に一括計上)

(2) 精神障害者社会復帰サービスニーズ等調査の実施   0百万円 → 87百万円

(3) 精神障害者社会復帰施設の充実   12,343百万円 → 14,537百万円

(4) 精神障害者社会復帰施設の整備(保健衛生施設整備費・設備整備費に一括計上)

2 精神医療対策の強化・充実   47,771百万円 → 48,769百万円

(1) 精神科救急医療システムの強化   1,292百万円 → 1,987百万円

(2) 精神科急性期医療等専門家養成研修の実施   0百万円 → 43百万円

(3) 精神医療費の公費負担   46,480百万円 → 46,740百万円

3 心の健康づくり対策   51百万円 → 52百万円

ア 思春期精神保健対策事業 33百万円 → 34百万円
イ PTSD(心的外傷後ストレス障害)対策事業 18百万円 → 18百万円

4 更生医療・育成医療の給付 8,183百万円 → 8,203百万円


III 保健福祉施策と雇用就業施策の一体的推進

 障害者の保健福祉施策と雇用就業施策を一体的に実施することにより、障害者の自立の一層の推進を図る。

1 障害者就業・生活支援センター(仮称)による就業・生活支援の一体的推進

25か所(現行のモデル事業)→ 47か所で実施   154百万円 → 546百万円

2 施設外授産の活用による就職促進モデル事業   83百万円 → 85百万円

3 職場適応援助者(ジョブコーチ)による就業支援事業の実施 (職業安定局で要求)

4 グループ就労を活用した精神障害者の雇用促進モデル事業 (職業安定局で要求)


(参考)

○ 障害者プランの推進

整備目標設定事項 13年度予算 二次補正(案) 14年度予算(案) 累計 14年度整備量
 
地域生活援助事業 (グループホーム) 14,553人分   2,108人分 16,661人分 15,860人分
(知的障害者) 9,836人分   1,600人分 11,436人分 10,800人分
(精神障害者) 4,717人分   508人分 5,225人分 5,060人分
 
福祉ホーム 3,816人分 + 50人分 334人分 4,200人分 4,200人分
  (身体障害者) 1,146人分   54人分 1,200人分 1,200人分
(精神障害者) 2,670人分 + 50人分 280人分 3,000人分 3,000人分
 
18,369人分 + 50人分 2,442人分 20,861人分 20,060人分
 
授産施設 63,976人分 + 250人分 1,574人分 65,800人分 65,800人分
  (身体障害者(通所)) 9,776人分   224人分 10,000人分 10,000人分
(知的障害者(通所)) 46,180人分   620人分 46,800人分 46,800人分
(精神障害者(入所・通所)) 8,020人分 + 250人分 730人分 9,000人分 9,000人分
 
精神障害者福祉工場 1,530人分 + 180人分 60人分 1,770人分 1,770人分
 
65,506人分 + 430人分 1,634人分 67,570人分 67,570人分
 
障害児通園(デイサービス)事業 592か所   40か所 632か所 1,002か所
重症心身障害児(者)通園事業 195か所   41か所 236か所 236か所
 
787か所   81か所 868か所 1,238か所
 
精神障害者社会適応訓練事業 5,026人分   254人分 5,280人分 5,280人分
 
精神障害者生活訓練施設(援護寮) 5,340人分 + 20人分 640人分 6,000人分 6,000人分
 
市町村障害者生活支援事業 255か所   30か所 285か所 690か所
障害児(者)地域療育等支援事業 500か所   60か所 560か所 690か所
精神障害者地域生活支援センター 235か所   82か所 317か所 650か所
 
訪問介護(ホームヘルパー) 41,700人   3,600人 45,300人 45,300人
 
短期入所(ショートステイ) 4,346人分 + 2人分 302人分 4,650人分 4,650人分
 
日帰り介護(デイサービス) 938か所   72か所 1,010か所 1,010か所
 
身体障害者療護施設 24,193人分   807人分 25,000人分 25,000人分
知的障害者更生施設 94,605人分   995人分 95,600人分 95,600人分


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