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2024年1月17日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第221回議事録

○日時

令和6年1月17日(水)9:30~

○場所

日比谷国際ビル コンファレンススクエア 8F

○出席者

小塩隆士小委員長 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 本田文子委員 安川文朗委員
鳥潟美夏子委員 松本真人委員 佐保昌一委員 眞田亨委員
長島公之委員 茂松茂人委員 太田圭洋委員 林正純委員 森昌平委員
木澤晃代専門委員
医療技術評価分科会 森尾分科会長
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 木下医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 小嶺歯科医療管理官 他


○議題

○診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会からの報告について

○議事

○小塩小委員長
 おはようございます。ただいまより、第221回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
 本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
 まず、委員の出席状況について御報告いたします。
 本日は末松委員が御欠席です。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 本日は「診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会からの報告について」を議題といたします。
 本日は、医療技術評価分科会の森尾分科会長にお越しいただいております。森尾分科会長より御報告をお願いいたします。
○森尾分科会長
 ありがとうございます。医療技術評価分科会長の森尾でございます。
 令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等につきまして、令和6年1月15日に、医療技術評価分科会を開催いたしました。そこで検討された内容を御報告させていただきます。
 それでは、議題1の資料として、まず、診-1-1から説明をさせていただけたらと存じます。令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術についてでございます。
 まず、1ページ目の「1.これまでの検討状況」のところに、これまでの経緯をまとめております。
 「(1)医療技術評価分科会における技術の評価について」ですが、令和5年2月15日の中医協総会において、令和6年度診療報酬改定に向けて、分科会において学会等から提出された提案書に基づいて、新規医療技術の評価及び既存技術の再評価を行うことについて、了承をいただきました。
 その後、学会から合計890件の提案書が提出されまして、事務局においてヒアリング等を行い、11月20日の分科会において、分科会の評価対象となる技術等について検討を行っていただき、中医協総会において御了承をいただきました。
 その後、分科会の委員の方々に評価を行っていただき、先進医療として実施されている医療技術については、先進医療会議において評価が行われたところでございます。
 こちらにつきましては、診-1-2にお示ししております。
 次いで「(2)医療技術の再評価にかかる報告書について」でございますが、令和5年11月20日の分科会において、今後の報告書提出の対象となる技術について、以下の方針で進めることとなり、11月29日の中医協総会で了承いただいたところでございます。
 1つは、令和6年度診療報酬改定において、対応する優先度が高いとされた医療技術のうち、ガイドライン等で記載ありとされたものでございます。
 2としては、平成28年度から令和4年度までにレジストリの登録を要件として、技術35件及び令和6年度診療報酬改定において、レジストリの登録を要件として保険適用される技術でございます。
 次に「(3)医療技術の体系的分類について」でございます。
 平成30年度診療報酬改定において、データ提出加算で提出を求めているデータのうち、Kコードについては、実施した手術の外保連の手術基幹コードであるSTEM7を併記することとされました。
 その後、厚生労働省行政推進調査事業「公的医療保険における外科手術等の医療技術の評価及びその活用方法等に関する研究」によるSTEM7の分類に基づく各手術の麻酔時間の分布に係る解析が行われました。その解析によれば、一部の整形外科手術においては、共通のKコードに対して部位ごとにSTEM7のコードが異なるところ、手術部位により麻酔時間の分布が異なっておりました。このことから、ほかの整形外科手術においてもKコードは共通であるもののSTEM7のコードは異なるものについて、さらなる分析を行い、その分析結果を踏まえKコードの見直しが検討され、今回、一部について見直し案が示されております。
 診-1-1、参考1でございますが、9枚目におきまして、現在の整形外科手術に係るKコードについて、部位別に術式を分類していく分類案を例示させていただいております。
 次に「2.令和6年診療報酬改定以降に向けた医療技術の評価等の進め方について(案)」でございます。
 (1)分科会における医療技術の評価について、中医協総会へ報告し、令和6年度診療報酬改定に向けての最終的な対応について検討を行うこととしております。
 (2)医療技術に係る報告書については、前回の分科会での議論も踏まえ、令和6年度診療報酬改定の次の改定に向けて、先ほど御説明申し上げた対象について、報告書の提出を求めることとするとしております。
 (3)医療技術の体系的な分類については、手術を含めた医療行為分類の国際的標準化に向け、WHOにおいて検討が進められている医療行為の国際分類(International Classification of Health Interventions(ICHI))の状況も踏まえ、研究班により、整形外科領域についてKコードの再編に係る案が示されたところであり、令和6年度診療報酬改定の次の改定での対応に向けて、必要な検討等を行っていくこととするとしております。
 (4)、診-1-1参考2でお示ししておりますが、令和5年2月9日の分科会及び同年2月15日の中医協総会における議論により、令和6年度診療報酬改定においては、製造販売業者から保険適用希望書が提出され、保険医療材料等専門組織において審議を行う技術につていて、保材専は必要な場合に分科会での検討を求めることができるものとされ、該当する技術については、分科会で検討が行われました。
 本運用については、保険適用希望のあった技術の具体的な技術料の設定や見直しに当たり分野横断的な幅広い観点からの評価や、必要に応じてほかの既存技術に対する評価の見直しが併せて可能となる一方で、保険適用時期が診療報酬改定の時期に限られることとなります。
 これを踏まえまして、保険適用希望書が受理されてから診療報酬改定の際に保険適用されるまでの期間において、保険診療との併用を認め、評価療養として実施可能とするため、現行では評価療養として実施可能とされている期間について「保険適用希望書が受理されてから240日を上限」とされているところ、医療技術評価分科会での審議の対象となった技術に用いる医療機器等の使用または支給については「医療技術評価分科会での審議の対象となった後、直近の診療報酬改定において保険適用されるまでの間」に改めることについて、中医協総会に報告し、検討を行うとしております。
 議題1については、以上でございます。
 それでは、議題2、医療技術の評価についての資料として、診-1-2を用いて説明をさせていただきます。
 1ページ目「1.医療技術評価分科会における評価対象となる技術」、774件がございました。
 このうち、先進医療として実施されている技術については、診-1-2にございますように、31件ございました。
 また、保険医療材料等専門組織で審議を行った技術が4件ございました。
 「(1)診療報酬改定において対応する優先度が高い技術」とされたものが177件、うち、新規技術が56件、既存技術が121件でございます。
 このうち、学会から提案があったものが174件、先進医療と実施されている技術が5件、この5件では、一部学会提案と重複がございます。
 そして、保険医療材料等専門組織において審議を行った技術が2件でございました。
 診-1-2参考1につきましては、先進医療会議における検討結果について、分科会に対して御報告をいただいております。
 診-1-3について、今般、評価対象となる技術であって、診療報酬改定において対応する優先度の高いものとされたもののうち、提案書のガイドライン等での位置づけの欄において、ガイドライン等での記載ありとされたものは116件ございまして、うち、新規技術32件、既収載技術84件でございました。
 以上、御報告申し上げます。
○小塩小委員長
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。特に御質問等ないようですので、本件に係る質疑はこのあたりとして、本日の総会に報告させていただきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩小委員長
 ありがとうございます。
 それでは、そのようにしたいと思います。
 森尾分科会長、どうもありがとうございました。
○森尾分科会長
 ありがとうございました。失礼いたします。
○小塩小委員長
 本日の議題は以上です。
 次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日の診療報酬基本問題小委員会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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