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ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会)> 中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会第219回議事録(2023年11月29日)

 
 

2023年11月29日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第219回議事録

○日時

令和5年11月29日(水)薬価専門部会終了後~

○場所

日比谷国際ビル コンファレンススクエア 8F

○出席者

小塩隆士小委員長 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 本田文子委員 安川文朗委員
鳥潟美夏子委員 松本真人委員 佐保昌一委員 眞田亨委員
長島公之委員 茂松茂人委員 太田圭洋委員 林正純委員 森昌平委員
木澤晃代専門委員
医療技術評価分科会 森尾分科会長
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 木下医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 小嶺歯科医療管理官 他


○議題

○診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会からの報告について

○議事

○小塩小委員長
それでは、ただいまより、第219回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
薬価専門部会と同様、対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について御報告いたします。
本日は末松委員が御欠席です。
それでは、議事に入らせていただきます。
本日は、医療技術評価分科会の森尾分科会長にお越しいただいております。森尾分科会長より御報告をお願いいたします。
○森尾分科会長
医療技術評価分科会長の森尾でございます。
令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等につきまして、11月20日に医療技術評価分科会を開催いたしました。そこで検討されて内容を御報告申し上げます。
資料診-1を御覧ください。
「令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等について(案)」について説明をさせていただきます。
まず「1.現状について」でございます。
1つ目の○、令和6年度診療報酬改定に向けて、分科会におきまして、学会等から提出された医療技術評価・再評価提案書に基づき、新規医療技術の評価及び既存技術の再評価に関する検討を行っております。
今回、858件の提案書が提出されており、ヒアリングやワーキンググループの意見も踏まえ、事務局において、医療技術評価分科会における評価の対象となる技術(案)を作成し、分科会において御議論いただきました。
一方、提案書とは別に、令和4年度診療報酬改定で保険収載された技術のうち、ガイドライン等で記載ありとされたものや、レジストリーの登録を要件として、保険適用された技術については、報告書の提出を求めることとなっております。
2の令和6年度診療報酬改定における対応といたしまして「(1)評価の対象等について」として、令和4年度診療報酬改定までの取扱いや、令和5年2月9日の分科会における検討も踏まえた取扱いをお示ししております。
具体的には、今回から保険医療材料等専門組織での審議において、本分科会での審議が必要とされたものについても、分科会における評価の対象となります。
次に「(2)報告書について」でございます。
参考1の36ページから42ページにもお示ししておりますが、対象となる技術について報告書の提出を受け、事務局において、追加の質問やヒアリングを行ったところでございます。
報告書の分析結果からは、ガイドライン等で記載ありとされた技術については、おのおのの医療技術において、取組の状況、内容等が異なる中で、臨床試験やレジストリー登録による取組が認められたところでございます。
また、レジストリーの登録が要件となっている医療技術については、こちらは参考1の41ページ、42ページにお示ししておりますが、症例数の不足等により、解析が行われていない技術が51.4%でありました。
一方で、解析を終了し、論文を上市したものが14.3%であり、また、一定程度症例が蓄積された技術においては、これまでの中間解析結果を論文として上市している等の取組が行われていることが確認されました。
次に「(3)医療技術の体系的な分類について」ですが、厚生労働省行政推進調査事業、リアルワールドデータ(RWD)に基づく、外科手術等の高度化、多様化する医療技術の評価及びRWDの活用に資する研究において、以下、お示しする①、②のような方針で検討を進めることとなっております。
「3.令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術評価等の進め方について(案)」でございます。
「(1)評価の対象等について」でございます。
こちらは、参考2でお示ししておりますが、医療技術評価分科会における評価の対象となる技術(案)に基づき、11月20日の分科会において御検討いただきました。
参考2の2ページにお示ししておりますように、858件の提案のうち760件、うち新規が284件、既存が476件でございます。これが評価の対象となり、薬事承認が確認できない等の理由により、評価の対象とならないものが98件でございました。
また、先進医療会議で議論が行われる予定の技術が33件、保険医療材料等専門組織で医技評での審議が必要となったものが4件でありまして、これらにつきましては、今後、医療技術評価分科会で評価を検討させていただきます。
「(2)報告書について」ですが、ガイドライン等で記載ありとされた医療技術については、技術ごとの取組の状況が異なるところ、今後、新規エビデンス等によりガイドライン上の位置づけの変更が行われた場合、学会から技術の見直しも含めた提案がなされることが予想されます。
一方で、令和4年度中医協附帯意見も踏まえて、今後、また新たな医療技術が保険収載された場合には、学会等が収載後にどのような取組を行うかについて、医療技術評価分科会として把握を行うことが必要であり、令和6年度保険収載された医療技術のうち、ガイドライン等で記載ありとされた医療技術については、報告を求めることとするとしております。
レジストリー登録を要件とされた技術については、症例の登録数が少ない等の理由のため、解析が行われていないものが一定数認められており、症例の登録状況や解析結果も含めて、今後も改定ごとの報告を求めることとするとしております。
「(3)医療技術の体系的な分類について」ですが、研究班においてデータの利活用の観点から、DPCコードを用いて、KコードとSTEM7との突合による研究を行っており、研究班から分科会に対して報告を受けることとし、それに基づいて検討を進めることとするとしております。
以上、報告を申し上げます。
○小塩小委員長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございましたら、よろしくお願いいたします。
長島委員、お願いいたします。
○長島委員
ありがとうございます。
森尾分科会長におかれましては、御報告をありがとうございました。
また、医療技術評価分科会におかれましては、改定のたび、学会等から提出された多岐にわたる提案書の御検討に、御尽力をいただいておりますことに感謝申し上げます。
次期改定に向けて、引き続きの御検討をよろしくお願い申し上げます。また、ガイドライン等で記載ありとされた医療技術についてのフォローアップを着実に進めていただきたいと思います。
私からは以上です。
○小塩小委員長
ありがとうございました。
ほかはいかがでしょうか。
松本委員、お願いいたします。
○松本委員
ありがとうございます。
分科会の皆様におかれましては、多くの検討作業並びに今回の御報告、どうもありがとうございました。
資料診-1の3ページに記載がございます進め方については、異論はございません。
学会等から提案のあった技術につきましては、学会や関係団体とも連携しながら適正化の観点を十分に踏まえ、検討をお進めいただくようにお願い申し上げます。
私からは以上でございます。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
よろしいでしょうか。ほかに御質問等ないようでしたら、本件に係る質疑は、このあたりといたします。
本日の総会に、このように報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩小委員長
ありがとうございます。それでは、そのようにさせていただきます。
森尾分科会長、どうもありがとうございました。
本日の議題は以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の診療報酬基本問題小委員会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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