このページではJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にしてください。

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会)> 中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会第216回議事録(2023年6月21日)

 
 

2023年6月21日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第216回議事録

○日時

令和5年6月21日(水)総会議題1終了後~

○場所

日比谷国際ビル コンファレンススクエア 8F

○出席者

小塩隆士小委員長 秋山美紀委員 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 安川文朗委員
安藤伸樹委員 松本真人委員 佐保昌一委員 眞田亨委員 末松則子委員
長島公之委員 茂松茂人委員 島弘志委員 林正純委員 森昌平委員
吉川久美子専門委員
入院医療等の調査・評価分科会 尾形分科会長
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 中田医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 小嶺歯科医療管理官 他


○議題

○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について

○議事

○小塩小委員長
 それでは、ただいまより、第216回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
 総会と同様に対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
 まず、委員の出席状況について御報告いたします。
 本日は、全員が御出席でございます。
 それでは、最初に診療報酬基本問題小委員会に属する委員に異動がございましたので、御報告いたします。
 先ほどの総会においても指名があったとおり、本日より本田委員に御就任いただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、早速、議事に入らせていただきます。
 本日は「入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について」を議題といたします。
 本日は、入院・外来医療等の調査・評価分科会の尾形分科会長にお越しいただいております。尾形分科会長より御報告をお願いいたします。
○尾形分科会長
 おはようございます。尾形でございます。
 令和5年6月8日に開催されました入院・外来医療等の調査・評価分科会において、検討を行った結果につきまして、御報告をさせていただきます。
 資料の中医協診-1を御覧いただきたいと思います。
 「令和4年度調査結果(速報)概要」につきまして、御説明いたします。以下、大部の資料ですので、ポイントを絞って説明させていただきます。
 まず、3ページ目、4ページ目でございますが、令和4年10月26日の中医協総会で御了承いただきました、令和4年度入院・外来医療等における実態調査の概要です。
 5ページ目には、令和4年度調査の回収状況をお示ししております。区分によって回収率にやや差はございますが、全体としては、令和2年と比べ、大きくは変わらない状況となっております。
 続きまして、6ページ目からが調査結果になりますが、多数の項目がありますので、幾つかポイントを絞って御説明させていただきます。
 7ページ目から23ページ目にかけましてが、平均在院日数や病床利用率など、各調査区分に共通する事項についてまとめております。
 続きまして、24ページから43ページにかけましてが、一般病棟に対する調査の結果でございます。
 26ページから29ページにかけましては、他の入院料の届出状況、職員配置数、新型コロナへの対応状況などでございます。
 29ページを御覧いただきたいと思います。
 29ページにおきましては、新型コロナへの対応状況が示されておりますが、一般病棟入院基本料の届出施設においては、多くがコロナ患者、またはコロナから回復した患者を受け入れていたという結果でございました。
 次に36ページでございますが、令和4年度診療報酬改定で新設された急性期充実体制加算の届出状況でございますが、届出施設は多くが400床以上の病院であること、届出施設では、手術件数などは施設基準を大きく上回っていること等が示されております。
 また、37ページ目に急性期充実体制加算の届出を行うことが困難な理由について示されておりますが、400床以上の病院では手術等に係る実績、特定の保険薬局との間での賃貸借取引がないことなどが、届出困難な理由として多い状況でございました。
 次に40ページ目でございますが、重症度、医療看護必要度の届出の割合でございます。
 令和2年時と比べまして、必要度Ⅱを届け出ている医療機関が増加しております。
 41ページは、各施設の必要度該当割合の平均を示しておりますが、令和3年から4年にかけまして、1%から5%程度の低下が見られるところでございます。
 続きまして、45ページから59ページにかけまして、特定集中治療室管理料等に関する調査の結果でございます。
 48枚目から49枚目にかけましては、各治療室の平均在室日数や職員数について示しておりまして、50ページでは、ICUに入室した患者のSOFAスコアの状況について示しております。
 52ページでございますが、重症度、医療看護必要度の該当患者割合につきまして、新たに導入されましたICU用の必要度Ⅱの該当割合を含めて示してございます。
 続きまして、53ページから59ページにおきまして、令和4年度改定で新設あるいは見直しを行いました加算の届出状況等が示されてございます。
 61ページ目からが地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟に対する調査結果でございます。
 まず、62ページから地域包括ケア病棟でございますが、64ページから67ページにかけまして、他の入院料の届出状況、地域包括ケア病棟の平均職員数等につきまして、また、68ページでは新型コロナ対応状況が示されております。
 69ページから71ページにかけましては、地域包括ケア病棟を有する病院の救急対応の状況について示されておりますが、70ページに示されているとおり、救急搬送の受入れ件数については、ばらつきがある状況となっております。
 72ページから82ページにかけまして、在宅医療や訪問看護の提供、自宅等からの緊急患者の受入れ状況などについて示しております。
 次に、83ページ目からが回復期リハビリテーション病棟でございますが、85ページから88ページにかけまして、他の入院料の届出状況、職員数あるいはコロナの対応状況でございます。
 89ページから91ページにかけて、疾患別リハビリテーションの状況が示されておりますが、心大血管疾患リハビリテーション料の届出を行っている医療機関は約17%で、届出を行えない理由としては、医師確保の課題が多かったという結果でございました。
 続きまして、92ページから96ページにかけまして、入院料ごとの重症度割合、実施指数、リハビリ実施単位数、在宅復帰率などを示しております。
 95ページに示されているとおり、リハビリ提供単位数は、疾患や届出入院料ごとにばらつきがあるという状況でございました。
 97ページ、98ページは機能評価の状況でございますが、約33%の施設で第三者評価の認定がございました。
 また、機能評価を受診しない理由として多いものは、人員を割けないためという結果でございました。
 続きまして、101ページからが療養病棟に対する調査の結果でございます。
 102ページから109ページが概要、他の入院料の届出状況、職員数あるいはコロナの対応状況等でございます。
 続きまして、110ページから112ページが、医療区分2・3の該当患者割合、患者の流れ、医療行為となっております。
 113ページから116ページにかけまして、療養病棟の経過措置病棟の現状について、お示ししております。
 114ページを御覧いただきますと、満たさない施設基準としては、医療区分2・3の患者割合についてが、63.2%と最も多くなっております。
 続きまして、117ページから120ページは、前回改定で見直した中心静脈栄養を実施している状態にある患者に対する摂食機能または嚥下機能の回復に必要な体制の現状でございます。
 また、121ページから123ページにかけまして、褥瘡対策チームなどについて、お示しをしております。
 続きまして、124ページから135ページにかけまして、障害者施設等入院基本料との状況でございますが、入院料別届出病床、職員数、コロナ対応状況等をそれぞれお示ししております。
 続きまして、136ページから137ページにかけまして、対象疾患等への該当状況となっておりますが、障害者施設等入院基本料においては、重度の肢体不自由児・者が多い結果となっております。
 続きまして、138ページから149ページにかけまして、緩和ケア病棟入院料の状況を示しております。
 入院料ごとの平均在院日数、在宅復帰率、平均待機期間等について、お示ししております。
 続きまして、151ページから新興感染症に対応する医療提供体制に関する調査結果でございます。
 153ページにお示ししておりますとおり、感染対策向上加算1を届け出ている施設に加えて、加算2を届け出ている施設においても、重点医療機関に指定されている場合が多いという状況でございました。
 続きまして、155ページは医療機関から他の施設への助言実施の状況ですが、左上にございますとおり、感染対策向上加算1または2を届け出ている施設では、高齢者施設に助言を行っている場合が多いという結果でございました。
 次に、160ページから180ページにかけましてが、医療従事者の負担軽減に関する調査の結果でございます。
 162ページにお示ししているとおり、現在の勤務状況について、改善の必要性が高い、または改善の必要性があると回答した医師は51%であり、その理由としては、患者が不利益をこうむる可能性があるためが最も多い結果でございました。
 166ページ、167ページは、負担軽減策に関する回答でございますが、166ページに示しているとおり、所属している診療科で実施している負担軽減策は、薬剤師による投薬に係る患者への説明、医師事務作業補助者の外来への配置増員が多いという結果でございました。
 169ページから174ページにかけましては、地域医療体制確保加算、医師事務作業補助体制加算の届出状況などについて示しております。
 また、175ページから179ページにかけまして、看護師の負担軽減に係る取組の実施状況。
 179ページから180ページでは、病棟薬剤業務実施加算などの届出状況等について、お示ししております。
 続きまして、182ページから229ページにかけまして、外来医療に関する調査結果でございます。
 183ページから185ページにかけまして、特掲診療料の届出または算定状況。
 各種研修の修了状況あるいは時間外対応加算の状況となっております。
 続きまして、186ページから192ページにかけまして、地域包括診療料及び加算の届出状況、届け出ていない理由、届出意向などが示されております。
 193ページから196ページは、生活習慣病管理料についてでございます。
 194ページは、生活習慣病管理料の算定について、困難を感じることとして、療養計画書を作成し、説明の上、計画書に署名を受けることの回答が最も多くなっております。
 続きまして、197ページから198ページは、紹介・逆紹介の割合についてでございます。
 199ページからは、オンライン診療についてお示ししております。
 199ページですが、情報通信機器を用いた初診料等の施設基準を届け出ているのは、回答施設の約3割となっております。
 また、202ページから205ページにかけまして、情報通信機器を用いた診療の届出の意向、届出を行わない理由、システム等についてお示ししております。
 206ページにつきましては、患者票とインターネット調査の患者特性を比較したものでございます。
 270ページからが患者調査の結果ということになります。
 208ページを御覧いただきますと、オンライン診療の受診者のうち、受診医療機関の所在地が居住地と異なる割合は、6.8%という結果でございました。
 209ページから210ページにかけましては、オンライン診療を受けた際に感じたこと等についての調査結果ということになります。
 また、212ページから216ページにかけましては、インターネット調査の結果でございます。
 217ページから229ページにつきましては、外来腫瘍化学療法診療料についての調査結果となります。
 届出状況や職員の配置状況などについて、お示ししているところでございます。
 最後、230ページ以降は、その他の調査結果として、入退院支援加算、認知症ケア加算の届出状況等、身体的拘束の実施状況、小児入院医療管理料届出医療機関に関する調査結果等を示してございます。
 診-1の資料に関する説明は、以上でございます。
 続きまして、資料の中医協診-2を御覧いただきたいと思います。
 「DPC/PDPSに係る令和5年度特別調査の実施について(案)」についてでございます。
 令和5年5月10日の中医協総会での御了承事項に基づきまして、DPC/PDPSにおける令和5年度特別調査について、DPC/PDPS等作業グループ及び分科会におきまして、具体的な調査設計を行いましたので御報告をさせていただきます。
 「2.背景・目的」でございますけれども、調査項目は2つ設定されております。
 まず「(1)適切なコーディングについて」でございますけれども、機能評価係数Ⅱのうち、保険診療係数において評価を行っております、部位不明・詳細不明コードにつきまして、令和5年度において、基準を満たさない23病院を対象に、コーディングに係るさらなる実態把握を行ってはどうかということでございます。
 次に「(2)短期滞在手術等の入院/入院外での実施状況について」でございますが、令和4年度特別調査におきまして、外来で診療可能な症例を入院で診療している等の意見も見られたこと等も踏まえ、DPC/PDPSにおける短期滞在手術等の評価の在り方を検討するに当たり、入院/入院外での実施状況等を把握するため、特別調査を実施してはどうかということでございます。
 続きまして、2ページ目の「3.調査の実施方法について(案)」でございます。
 調査方法の概要につきましては、中段の調査区分において、お示ししておりますけれども、全DPC対象病院1,761施設のうち、調査区分(1)については該当する23施設、調査区分(2)につきましては、短期滞在手術等の入院外での実施割合が低い病院、高い病院、それぞれにつきまして、最大30施設を調査対象といたしております。
 対象施設には、調査票の送付、回収を行った上で、各区分につきまして、数施設程度ヒアリング対象となる施設を選定するということでございます。
 具体的な調査内容につきましては、下段に示しております調査項目、主なものの案においてお示ししているとおりでございます。
 以上、簡単でございますけれども、私からの説明とさせていただきます。
○小塩小委員長
 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいまの御説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。特に御質問等ないようですので、本件に係る質疑はこの辺りとして、本日の総会に報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩小委員長
 ありがとうございます。それでは、そのようにしたいと思います。
 尾形分科会長、どうもありがとうございました。
 本日の議題は以上です。
 次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日の「診療報酬基本問題小委員会」は、これにて閉会といたします。
 どうもありがとうございました。
 

(了)

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3797

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会)> 中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会第216回議事録(2023年6月21日)

ページの先頭へ戻る