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2022年1月19日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第208回議事録

○日時

令和4年1月19日(水)10:00~

 

○場所

オンライン開催

○出席者

小塩隆士小委員長 秋山美紀委員 飯塚敏晃委員 関ふ佐子委員 永瀬伸子委員 中村洋委員
安藤伸樹委員 松本真人委員 佐保昌一委員 眞田享委員
城守国斗委員 長島公之委員 島弘志委員 林正純委員 有澤賢二委員
吉川久美子専門委員
医療技術評価分科会 福井分科会長
<事務局>
濵谷保険局長 井内医療課長 中田医療技術評価推進室長
高宮保険医療企画調査室長 紀平薬剤管理官 宮原歯科医療管理官 他

○議題

○診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会からの報告について

○議事

 

○小塩小委員長
おはようございます。それでは、ただいまより第208回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
なお、本日も新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。また、今回も会議の公開につきましては、前回に引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について、御報告いたします。
本日は、末松委員が御欠席です。
それでは、議事に入らせていただきます。
本日は「診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会からの報告について」を議題といたします。
本日は、医療技術評価分科会の福井分科会長にお越しいただいておりますので、福井分科会長より御報告をお願いいたします。
○福井分科会長
医療技術評価分科会の分科会長を仰せつかっております、福井でございます。
昨日、1月18日に医療技術評価分科会を開催し、令和4年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価を行い、その結果を取りまとめましたので、報告いたします。
お手元の資料の中医協診-1の1ページ目の「1.これまでの検討状況」を御覧ください。
昨年2月の診療報酬基本問題小委員会及び総会において、学会等から提出された提案書に基づき、医療技術の評価を行うことが了承されました。
今般、学会等から902件の提案書の提出がございました。
学会等から提出された提案書について、分科会の下に設けましたワーキンググループの意見も伺いながら、医療技術評価分科会委員による評価及び先進医療会議における評価を踏まえ、昨日、1月18日の分科会において最終的な評価結果を取りまとめました。
「2.令和4年度診療報酬改定における対応等について」を御覧ください。
「(1)分科会における医療技術の評価について」でございます。
資料は、中医協診-2-1の1ページを御覧ください。
医療技術の評価結果の概要を表にまとめております。
当分科会における評価対象となる技術は、学会等から提案がございました技術714件と、先進医療として実施されている技術19件、合わせて733件でございました。
これらのうち、175件を「診療報酬改定において対応する優先度が高い技術」といたしました。
そして、558件を「医療技術評価分科会としては、今回改定では対応を行わない技術」としております。
また、そのほかに、当分科会における評価の対象とならない提案と、中医協総会において関連するテーマが既に議論されていた提案を合わせまして、188件ございました。
以上が、評価結果の概要でございます。
「(2)医療技術の体系的分類について」を御覧ください。
研究班において、いわゆる手術のコードであるKコードと、外保連により整理されている手術手技の分類であるSTEM7について、診療報酬に係る情報の利活用の観点から、DPCデータの麻酔時間についての分析が解析され、その結果が分科会に報告されました。
Kコードの分類とSTEM7の分類が必ずしも1対1で対応していない手術コードがあることなど、今回得られました結果や課題等を踏まえ、対象となる手術や分析に係る評価項目等について、関係団体等とも連携しつつ、さらに分析を進めることとなりました。
最後に「(3)科学的根拠に基づく医療技術の評価について」を御覧ください。
今般、診療報酬改定において対応する優先度が高いもののうち、提案書のガイドライン等の位置づけの欄において「ガイドライン等で記載あり」とされたものは、113件ございました。
今回、提案技術について、提案書を通してガイドライン等の位置づけを明確に把握することが可能になったため、今後、分科会として、これらの技術に関して、ガイドライン等での評価の内容の変化などを把握することが可能になることが見込まれることになりました。
また、レジストリに登録され、実施された医療技術の評価に関連して、研究班において直腸がん、胃がん及び食道がんに係るロボット支援下内視鏡手術について、NCDを用いて手術成績と術者の経験症例数との関連性の検討が行われました。
現行では、施設基準において、術者の経験症例数が要件に設けられていますが、今般の研究結果によれば、外科治療等を要する術後の合併症の発生につきまして、術者の症例経験数による有意な違いが示されませんでした。
この結果については、既に収載されている直腸がん、胃がん及び食道がんに係るロボット支援下内視鏡手術の施設基準の見直しに活用できるのではないかと考えられます。
報告は以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○小塩小委員長
どうもありがとうございました。
事務局から補足はございますでしょうか。
○中田医療技術評価推進室長
事務局でございます。
特にございません。
○小塩小委員長
ありがとうございます。
それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、特に御質問はないようですので、本件に関する質疑はこの辺りとして、本日の総会に報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩小委員長
ありがとうございます。
それでは、そのようにしたいと思います。
本日の議題は以上です。
なお、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の基本問題小委員会は、これにて閉会といたします。
どうもありがとうございました。

(了)
<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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