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2019年2月13日 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会 第192回議事録

○日時

平成31年2月13日(水)10:59~11:09

 

○場所

TKPガーデンシティ竹橋(2階大ホール)

○出席者

田辺国昭小委員長 野口晴子委員 松原由美委員 荒井耕委員 関ふ佐子委員 中村洋委員
吉森俊和委員 今村聡委員 幸野庄司委員 平川則男委員 宮近清文委員
松本吉郎委員 島弘志委員 遠藤秀樹委員 安部好弘委員
吉川久美子専門委員
<事務局>
樽見保険局長 渡辺審議官 山本審議官 森光医療課長 古元医療課企画官
樋口保険医療企画調査室長 田宮薬剤管理官 小椋歯科医療管理官 他

○議題

○DPCについて
 ・平成29年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告について

○議事

 

○田辺小委員長
 それでは、定刻でございますので、ただいまより、第192回「中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会」を開催いたします。
 まず、本日の委員の出席状況について御報告いたします。
 本日は、榊原委員が御欠席でございます。
 なお、会議冒頭のカメラの頭撮りはここまでとさせていただきます。
(カメラ退室)
○田辺小委員長
 それでは、早速でございますけれども、議事に入らせていただきます。
 本日は、報告事項でございますけれども「DPCについて」を議題といたします。
 初めに「平成29年度DPC導入の影響評価に係る調査『退院患者調査』の結果報告について」を議題といたします。
 事務局より資料が提出されておりますので、説明のほうをお願いいたします。
 では、医療課長、よろしくお願いいたします。
○森光医療課長
 そうしましたら、資料「診-1」に基づきまして、御説明をさせていただきます。
 ページを開いていただきまして「平成29年度DPC導入の影響評価に係る調査『退院患者調査』の結果報告について(案)」というものでございます。
 基本的にはDPC包括件数ということでございますので、その質をウオッチするということでの影響調査、退院患者の調査というものでございます。
 基本的には、概要にありますように、平成29年度のDPC導入の影響調査に関する調査ということでございます。
 平成25年12月13日の中医協総会で報告を行ったとおり、下にありますとおりの集計方法で行ったものでございます。
 基本的には、施設の集計、類型の考え方ということで、それから、DPC対象病院のほか、DPC準備病院、その他の病院別に集計をさせていただいております。
 集計項目は、そこにありますとおり、在院日数、病床利用率、救急車による搬送、救急医療入院、他院からの紹介、退院時の転帰、入院経路、退院先の状況、再入院の種別、再転棟種別ということで、集計をさせていただいております。
 次のページをおめくりいただきまして、基本的にはDPC導入後に大きく質が落ちていないかということで、モニタリング調査として行っておりまして、診断群分類の妥当性の検証及び診療内容の変化等を評価するため、平成29年4月から平成30年3月までの退院患者の調査というものになってございます。
 調査対象施設数の一覧を見ていただきますと、DPC対象1群が82病院、2群が140病院、3群が1,441病院、対象病院としては、合計1,663病院が対象となっています。
 また、準備病院が267病院、出来高算定病院が1,771病院となってございます。
 次のページをめくっていただきまして「モニタリング項目(定例報告)」の内容で、まず、在院日数の平均ということでございますが、平成25年度から29年度にかけまして、全体的に縮小、短縮傾向ではある状況かと思います。
 病床利用率でございますけれども、全体として微増という状態であるかと思われます。
 次に【表3-1】「救急車による搬送の割合・1カ月当たりの患者数」でございます
 平成25年から29年にかけまして、全体に増加傾向ということでございますが、一番下の欄で、出来高算定病院に関しましては微減という状況でございます。
 また、同じ欄の中の下の欄が、1施設当たりの患者数ということでございますが、これもかなり増加の傾向にあるという状況でございます。
 それから「救急入院医療の割合・1カ月あたり患者数」で、これも平成25年から平成29年にかけてということでございますけれども、出来高算定病院以外に関しては増加ということでございまして、出来高病院は微減という状況であるかと思います。
 なお、この救急入院の割合ですが、これは救急車の搬送というものを定義して、入院率ではございませんで、現在、診療報酬の中の救急医療管理加算の定義を準用した形で、患者の状態に合わせた形で患者の状態に合わせた形で救急入院を判定している状況でございます。
 【表3-3】で、これは他院からの紹介ありの率、患者数というものでございます。これも平成25年から29年にかけて、全体として増加傾向にあるかと思います。
 ただ、出来高算定病院のほうを見ていただきますと、これは減少傾向という状況かと思われます。
 また、同じ欄の下の段のほうでございますが、これは1施設当たり患者数で、明らかに増加傾向にあるとできるかと思います。
 次に【表4】で「退院時転帰(治癒・軽快)の割合」でございます。
 これは特にDPCに関しての質の評価にかかわる部分かと思いますけれども、平成24年から29年にかけまして、ほぼ変わらない状況かと思います。アウトカムとしてのモニタリングをしておりますけれども、ほぼ全体として変わらない状況に見られるかと思います。
 次に【表5-1】は「退院先の状況『自院の外来』」ということで、自院の外来で退院後を見ているという割合で、1群については83.3、2群が74.3、それ以降については、3群が69.6、準備病院が68.6、出来高算定病院が62.8という数字でございますけれども、若干増加傾向にあるグループ、若干減少傾向にあるグループと分かれておりますけれども、ほぼ変わりがない状況かと思います。
 【表5-2】、退院先の状況で、転院した割合ということでございますけれども、これもほぼ変わりはない。若干、微増という状況ではございますけれども、ほぼ割合として、依然として傾向が変わらないと考えられるかと思います。
 【表6】は「再入院種別」ということでございますが、これは退院後に再入院が計画的に行われている割合、もしくは計画外で再入院されているという割合でございます。
 これは、ほぼ変わらない状況ということでございまして、これについても計画外の入院について、特に割合は変化していないということで、質のモニタリングとしては、ほぼ変わらない状況かと思っております。
 基本的には、モニタリングの定期報告としたものでございます。
 【表7】が再転棟率で、これもほぼ変わらない状況ということでございます。
 基本的には、全体として、DPC導入によって、診療の質に関して影響がないという、全体のモニタリングの結果だろうと思っております。
 以上、報告をさせていただきます。
○田辺小委員長
 どうもありがとうございました。
 ただいまの説明につきまして、何か御質問等がございましたら、よろしくお願いいたします。
 では、松本委員、お願いいたします。
○松本委員
 6ページの【表5-1】と【表5-2】のところですけれども、これは退院して、一旦は自院の外来に行かれたということでしょうけれども、この後の状況も非常に気になるところです。今回はこういう形で報告されていますけれども、その後の【表5-2】も、もしかしたら多少影響するかもしれませんけれども、少し時間がたった後の、結局はどうなったかというところも、今後、お示しいただけるとよろしいのかなと思いますので、お願いしたいと思います。
○田辺小委員長
 では、医療課長、お願いします。
○森光医療課長
 今後、入院の検証とか、そういうものと合わせて御報告させていただきたいと思います。
○田辺小委員長
 よろしゅうございますか。ほかはいかがでございましょう。
 では、ほかに御質問等もないようでございますので、本件にかかわる質疑はこのあたりとしたいと存じます。
 本日の議題は以上でございます。なお、次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日の診療報酬基本問題小委員会は、これにて閉会といたします。
 どうもありがとうございました。
○古元医療課企画官
 ありがとうございました。
 続きまして総会でございます。
 これから準備の関係がございまして、11時20分めど、10分程度休憩をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(了)
<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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