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2024年2月14日 中央社会保険医療協議会 総会 第584回議事録

○日時

令和6年2月14日(水)10:00~

○場所

日比谷国際ビルコンファレンススクエア 8F

○出席者

小塩隆士会長 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 本田文子委員 安川文朗委員
鳥潟美夏子委員 佐保昌一委員 高町晃司委員 眞田亨委員 
長島公之委員 茂松茂人委員 江澤和彦委員 池端幸彦委員 太田圭洋委員 林正純委員 森昌平委員
木澤晃代専門委員 上田克彦専門委員 田村文誉専門委員
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 木下医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 小嶺歯科医療管理官 他


○議題

○答申について
○歯科用貴金属随時改定について

 

○議事 

○小塩会長
 おはようございます。それでは、ただいまより、第584回「中央社会保険医療協議会 総会」を開催いたします。
 本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
 まず、委員の出席状況について御報告いたします。
 本日は松本委員、鈴木委員、末松委員、岡本専門委員が御欠席です。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 最初に「答申について」を議題といたします。
 令和6年度診療報酬改定につきましては、本年1月12日に、厚生労働大臣から諮問されました。
 本日は、これまでの中医協における議論の成果を踏まえ、答申書(案)及びそれに添付する附帯意見、診療報酬点数表等の改正案が提出されております。
 内容につきましては、これまでの議論を踏まえたものと思いますが、最初に、事務局から説明をお願いいたします。
○眞鍋医療課長
 おはようございます。医療課長でございます。
 それでは、資料につきまして、御説明をさせていただきます。資料番号総-1でございます。
 こちらは、前回までお示ししております、いわゆる個別点数の短冊の資料でございます。答申書に含まれるものではありませんけれども、前回お示ししたものに具体的な点数を追記したものとなります。それに加えまして、法令上文言の整理を行ってございます。
 これに加えまして、参考資料といたしまして、重症度、医療・看護必要度の項目の判定に係るコード等の改正案を添付しているところでございます。
 総-1については以上でございます。
 それでは、次に総-2でございます。答申書の御説明に移らせていただきます。
 総-2、1ページ目が答申書の表紙、いわゆるかがみとなってございます。
 本日の日付で、中央社会保険医療協議会、小塩隆士会長から、厚生労働大臣、武見敬三宛ての答申書(令和6年度診療報酬改定について)となっております。
 「令和6年1月12日付け厚生労働省発保0112第1号をもって諮問のあった件について、別紙1-1から別紙9までの改正案を答申する。なお、答申に当たっての本協議会の意見は、別添のとおりである」としてございます。
 2ページ目以降が別添となってございまして、前回2月7日の中医協総会で御審議、御了解いただきました「答申書附帯意見」でございます。
 資料を進ませていただきまして、次に、総-2の別紙の資料でございます。
 別紙1が、診療報酬の算定方法の改正案でございます。
 別紙にシリーズがございまして、別紙の1-1が、医科診療報酬点数表。
 別紙の1-2が、歯科診療報酬点数表。
 別紙1-3が、調剤診療報酬点数表となっております。
 続きまして、別紙の2でございます。こちらは、訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法の改正案でございます。
 続きまして、別紙の3でございます。こちらは、厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法となっておりまして、いわゆるDPCに係る告示の改正案でございます。
 別紙の4は、保険医療機関及び保険医療担当規則等、いわゆる療養担当規則等の改正案でございます。
 別紙の5は、指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準の改正案でございます。
 別紙の6は、高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準の改正案でございます。
 別紙の7は、厚生労働大臣の定める評価療養、患者申出療養及び選定療養等の改正案でございます。
 別紙の8は、保険外併用療養費に係る療養についての費用の額の算定方法の改正案でございます。
 別紙の9は、入院時食事療養費に係る食事療養及び入院時生活療養費に係る生活療養の費用の額の算定に関する基準の改正案でございます。
 以上の総-2附帯意見、そして別紙1から9までが、令和6年度診療報酬改定の答申案となってございます。
 また、関連する資料といたしまして、総-3から総-5を添付させていただいてございます。
 総-3-1、総-3-2は、薬価制度関係の通知の内容でございまして、総-4-1から総-4-4は、保険医療材料制度や検査関係の通知の内容でございます。
 総-5が、費用対効果評価制度関係の通知の内容となってございます。
 資料については以上でございます。
 これにつきまして御承認をいただけましたら、3月上旬の告示発出を目指しまして、事務的に作業を進めさせていただきたいと考えております。
 説明は以上でございます。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 基本的には、これまでの議論を踏まえたものだと思いますが、1号側委員、2号側委員を代表して、それぞれ御発言等ございましたら、お願いいたします。
 それでは、最初に、1号側委員からお願いいたします。
○鳥潟委員
 ありがとうございます。
 支払い側委員を代表いたしまして、発言させていただきます。
 本日示されました答申案につきましては、了承させていただきます。その上で、今回の改定について、総括的なコメントを申し上げさせていただきます。
 まず、最後まで議論を尽くしていただいた診療側委員の皆様方、そして、令和4年度診療報酬改定の結果検証や、極めて難しい案件の裁定に御尽力いただいた公益委員の皆様、技術的な観点から御助言をいただきました専門委員の皆様や、各分科会の委員の皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、丁寧に議事を進行いただいた小塩会長、また、意見調整に日夜奔走していただいた厚生労働省の事務局の皆様に、厚く御礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。
 令和6年度は、団塊の世代が全て75歳に到達する節目を1年後に控え、さらに増加する高齢者の医療ニーズへの対応や、医師の時間外労働規制、第8次医療計画、第4期医療費適正化計画の施行、介護報酬や障害福祉サービス等報酬との同時改定であること、さらには、政府の方針に基づく物価高騰や賃金上昇への対応と、多岐にわたる視点での議論が求められました。
 我々支払い側は、国民・患者にとって、安心・安全で効果的・効率的な医療を実現するために、これまで以上にメリハリの効いた配分を強く意識させていただきました。
 入院医療については、急性期一般入院料1に係る平均在院日数の短縮や、重症度、医療・看護必要度の評価項目と該当患者割合の見直しが行われ、2025年に向けた地域医療構想に基づく病床機能の分化・強化につながるものと認識しております。
 また、地域包括ケア病棟入院料や回復期リハビリテーション病棟入院料の適正化、療養病棟入院基本料の精緻化に加え、高齢者の急性期医療を想定した地域包括医療病棟の新設は大きな前進であると捉えております。
 外来医療につきましては、生活習慣病管理料や特定疾患療養管理料等において、質が高く、患者の負担にも配慮した計画的な管理の考え方が整理できたことは、かかりつけ医機能の発揮に資する意義のある見直しであると考えております。
 歯科につきましては、病院における歯科職種の機能発揮や歯科診療所における口腔管理の強化、貴金属価格の変動に左右されない材料の使用などが促進されるでしょう。
 また、調剤につきましては、処方箋の受付回数が多い薬局や敷地内薬局の評価を厳格化することで、地域における薬局の在り方が従来以上に問われることになると思います。
 一方で、40歳未満の勤務医師、事務職員等の賃上げ措置として、入院基本料や初再診料を引き上げることは、支払い側が求めた方法と異なる形となりましたが、入院医療における栄養管理、人生最終段階の意思決定支援、身体的拘束の最小化、外来医療における日常的な感染防止策の底上げ等、医療の質の向上につながると受け止めております。
 看護職員や病院薬剤師等の医療関係職種の賃上げ対応として新設されるベースアップ評価料とともに、確実に賃上げが実施されたのか、丁寧に検証する必要があります。
 薬剤の選択や医薬品・医療機器の評価の在り方については、長期収載品への選定療養の導入、薬価制度におけるイノベーション推進や安定供給確保、材料価格制度におけるプログラム医療機器への対応等の改革が1つの転換点になると考えております。
 医療DXの推進については、医療の質が向上し、患者がメリットを実感できることが大前提であります。
 医療DX推進体制整備加算の新設により、オンライン資格確認等システムを通じた医療情報の積極的な活用に加え、電子処方箋の早期普及や電子カルテ情報共有サービスの導入が着実に進むのか、動向を注視する必要があります。
 今年12月に健康保険証の新規発行が廃止されることを踏まえ、医療情報取得加算の在り方を改めて検討することも課題であります。
 さらに、オンライン診療における通院精神療法や初診時の向精神薬の処方について実態を丁寧に検証する必要があります。
 このほか、地域医療体制確保加算における労働時間要件の設定、次の有事を見据えた感染症防止策の充実、バイオシミラーの使用実績を踏まえた評価、医療機関と介護保険施設等の密な連携を推進する仕組みの導入により、医療政策全体との整合が取れた対応が図られたものと認識しております。
 令和8年度の次回改定につきましては、高齢化がピークとなる2040年ごろに向け、ポスト地域医療構想を見据えた医療機関の機能分化・強化や連携を意識すべきであります。
 救急搬送や緊急往診を含めた24時間対応可能な医療提供体制の確保、かかりつけ医機能報告制度をめぐる検討状況を注視しつつ、答申書附帯意見を踏まえ、さらなる対応について十分に議論する必要があります。
 また、明細書の無料発行や電子カルテの保存期間について、医療情報全般の在り方として議論を進めるべきであります。
 さらに、正常分娩が保険適用されることを想定した、不妊治療や周産期医療への対応、後発医薬品のさらなる使用促進、薬局の対物業務に関する評価における適正化等について議論が必要だと認識しております。
 国民皆保険制度を維持しつつ、患者にとって必要な医療を確保するためには、医療が過不足なく効果的・効率的に提供されることが重要であります。
 今回の改定が、患者の適切な医療アクセスや地域で必要とされる医療機能の最適化につながることを期待いたします。
 患者負担等に大きく影響する見直しについては、保険者や医療機関、薬局を通じた情報提供に対する国の支援を要望いたします。
 今後も、公的医療保険制度が国民、事業主の保険料、税、患者の自己負担によって支えられていることを踏まえ、限られた保険財源と医療資源の有効活用や、患者中心の医療を実現する観点から、さらなる適正化と重点化に向けて、我々支払い側は、引き続き、議論を尽くしていく所存でございます。
 以上です。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 続きまして、2号側委員、お願いいたします。
○長島委員
 診療側委員を代表いたしまして、発言させていただきます。
 ただいま、提示されました答申案につきましては、これまでの議論を踏まえたものでありますので、了承させていただきます。
 令和6年度の診療報酬改定は、医療、介護、障害福祉サービス等報酬の6年に一度の同時改定、物価高騰、賃金上昇などの経済社会情勢、コロナ禍の影響、医療DX及び働き方改革など、幾つもの大きな課題に直面しての難しい改定となりましたが、真摯な議論を積み重ねてきた結果、本日の答申案にたどり着くことができたものと受け止めております。
 本日は、今回の議論を通じて強く感じましたことを幾つか述べさせていただきます。
 すなわち、安心・安全で質の高い地域医療が安定的に継続して提供されることが、国民にとって幸福であり、利益であるということ。
 医療において、利便性や効率性は重要な視点ではあるが、医学的な有効性、必要性、特に安全性が最優先されるべきであるということ。
 議論において、データは基本とはなるが限界があり、地域医療の実態など、多角的な視点による補完や補正が必要であるということ。
 医療DXを診療側のみならず、支払い側、国、そして国民など、関係者全員が協力し、推進していく必要があるということ。
 そして、診療報酬改定の結果が、地域医療に与える影響については、決定を行ったものが責任を負うことを自覚すべきであるということであります。
 以上は、今後の診療報酬の議論を行う上で、大変重要なことと思っております。
 最後になりますが、中医協の議論を充実させるために御尽力いただきました、各分科会の関係者の皆様、また、立場の違いから厳しい議論になったこともございましたが、国民皆保険を守るという観点から様々な御意見をいただきました、支払い側委員の皆様に感謝申し上げます。
 さらに、両側の意見の取りまとめに御尽力いただきました、小塩会長をはじめ、公益委員の皆様、そして、膨大な資料の作成や丁寧な合意形成に向けて、日夜御苦労いただきました厚生労働省事務局の皆様に、感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
 私からは以上です。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 それでは、この答申書及び附帯意見をもって、中医協から答申を行うこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
 ありがとうございました。
 それでは、事務局におかれましては、答申書の製本を御準備願います。
 本日は、濵地厚生労働副大臣と塩崎厚生労働政務官がお見えですので、私より答申書をお渡ししたいと思います。
(小塩会長から濵地副大臣・塩崎政務官へ答申書を手交)
○小塩会長
 それでは、濵地副大臣より一言御挨拶をお願いいたします。
○濵地副大臣
 皆様、おはようございます。御紹介いただきました、厚生労働副大臣の濵地雅一でございます。
 今日は、副大臣の私と、また、政務官でございます塩崎政務官とともに、本日、この答申をいただきに参ったところでございます。
 まずは、今回の令和6年度診療報酬改定に向けまして、皆様方が長きにわたり、そして、熱心な議論をいただいたことに、全ての皆様方に心より感謝を申し上げます。皆様、本当にお疲れさまでございました。ありがとうございました。
 特に、先ほど1号側の皆様方、そして、2号側の委員の皆様方からのコメントがあったわけでございますが、まさに、そのコメントに表れるとおり、今回は6年ぶりの3報酬の改定でございましたので、介護、そして、障害福祉との連携、また、医療DXや医師の働き方とのつながり、こういったことを意識され、非常に熱心な議論がされたと私自身も感じているところでございます。
 皆様方の議論は途中経過も含めまして、私も報告を受けておりましたけれども、特にこのたびは30年ぶりの物価高対策、そして何といいましても、国会でも様々議論になりましたが、医療従事者の皆様方の賃上げというところがテーマでございました。
 皆様方の努力によって、見事に賃上げ等のテーマ、現場に分かりやすい形で示していただいたものと、私自身感じております。
 しっかりと、今日皆様方からいただきました答申を基に、厚生労働省としましても速やかに告示、通知の整備を行い、6月からの施行に向けて準備を進めてまいりたいと思っております。
 また、今回の改定による影響の検証、そして、今回の改定で、まだまだ残された課題の検討など、附帯意見として示していただきました。この意見につきましても、厚生労働省として、今後も真摯に受け止めて対応してまいりたいと思っております。
 何といいましても、我が国の国民皆保険制度、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ、これは世界に誇るものでございます。皆様方のこういった努力によって支えられていることを、今一度、厚生労働省としても肝に銘じながら、しっかりと国民の皆様方に分かりやすい、そして、安心していただける医療提供体制をつくってまいりたいと、そのように改めて決意をさせていただきたいと思っております。
 改めまして、皆様方の長きにわたる議論、真摯な議論に、厚生労働省を代表いたしまして、心より感謝を申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。
 皆様、本当に御苦労さまでございました。ありがとうございます。
○小塩会長
 どうもありがとうございました。
 それでは、私のほうからも精力的に御議論をいただきました委員の皆様方の御協力に、お礼を申し上げたいと思います。
 今回の診療報酬改定は、非常に多くの課題の解決を迫られた改定だったと思います。先ほどもお話がございましたが、今回は、介護報酬等との同時改定の時期に当たりましたので、医療と介護の連携をどのように進めるかという問題が提起されたところです。
 また、医療従事者の働き方改革や、賃金の引上げを診療報酬改定とどう連動させるかという問題。
 さらには、新薬創造のイノベーションを促すために、長期収載品の保険給付の在り方を見直すという、これまでにない取組も求められたところであります。
 ほかにもいろいろな重要な問題がございましたが、そうした問題を、新型コロナウイルス感染症の5類への移行、それから医薬品の供給制約の強まりなど、医療を取り巻く環境の大きな変化の中で解決するという、非常に困難な取組を強いられてまいりました。
 加えて、病床の機能強化、機能分化という構造的な課題も大きな論点となったところであります。
 1号側、2号側の委員の皆様、それから専門委員の皆様におかれましては、お立場の違いこそあれ、その違いを乗り越えて、こうした問題の解決に協力して取り組んでいただき、本日の答申に至ることができました。会長として心からお礼申し上げます。
 とりわけ、今回は、週2回の開催がしばしばセットされました。しかも頻繁に8時30分スタートというハードスケジュールをお願いすることになりました。幸か不幸か、私は早起きが全く苦にならない年齢になってしまいましたが、全くそうではないという方のほうが多かったかもしれませんし、そうでもなかったよという方もいらっしゃるかもしれませんが、ハードスケジュールをお願いしたということにつきましては、心からおわびを申し上げます。
 今回の改定作業は、本日の答申で完了したわけではございません。今回の改定作業は、これまでにない取組を数多く含んでいるということもございますので、データ等、エビデンスに基づいて、その影響を丁寧に検証し、課題を見いだし、次の改定に生かしていく必要があると思います。
 したがいまして、委員の方々におかれましては、これまで以上に御協力、御指導をお願いしなければなりません。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、答申についての議題は終了いたします。
 濵地副大臣、塩崎政務官、どうもありがとうございました。副大臣と政務官は、公務によりここで御退席されます。
(濵地副大臣・塩崎政務官 退席)
○小塩会長
 それでは、続きまして「歯科用貴金属価格の随時改定について」を議題といたします。本件は報告事項です。
 事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○小嶺歯科管理官
 事務局、歯科医療管理官でございます。
 資料総-6を用いまして、歯科用貴金属の随時改定について御報告いたします。
 今回は、令和6年度診療報酬改定が6月から施行されることに伴い、4月に実施する随時改定の告示価格案について御報告いたします。
 なお、6月に基準材料価格の改定を行いますので、今回の価格は4月と5月の2か月間適用されるものとなります。
 では、2ページ目を御覧ください。
 表の上段4のXの期間の記載にありますように、今回、令和6年4月の随時改定価格案は、令和5年11月から令和6年1月までの平均素材価格を基に計算を行っております。
 3に現在の告示価格、7に令和6年4月の随時改定の告示価格案をお示ししております。
 最も多く使用される歯科鋳造用金銀パラジウム合金の告示価格は、中段の6番目のところですが、現在の3,037円から令和6年4月は2,909円となります。
 3ページ目には、歯科用貴金属に用いられる金属の主な素材価格の推移をお示ししております。
 御説明は以上でございます。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。それでは、御質問等ないようですので、本件に係る質疑はこのあたりとしたいと思います。
 本日の議題は以上です。
 次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたします。
 それでは、本日の総会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

 

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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