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2024年1月12日 中央社会保険医療協議会 総会 第578回議事録

○日時

令和6年1月12日(金)10:00~

○場所

TKP新橋カンファレンスセンター 12F

○出席者

小塩隆士会長 飯塚敏晃委員 笠木映里委員 永瀬伸子委員 本田文子委員 安川文朗委員
鳥潟美夏子委員 松本真人委員 佐保昌一委員 高町晃司委員 眞田亨委員 鈴木順三委員 
長島公之委員 茂松茂人委員 江澤和彦委員 池端幸彦委員 太田圭洋委員 林正純委員 森昌平委員
木澤晃代専門委員 上田克彦専門委員 田村文誉専門委員
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 木下医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 小嶺歯科医療管理官 他


○議題

○これまでの議論の整理(案)について
○令和6年度診療報酬改定について(諮問)
○その他(令和6年度診療報酬改定に関するパブリックコメントの実施
について)

 

○議事 

○小塩会長
 おはようございます。ただいまより、第578回「中央社会保険医療協議会 総会」を開催いたします。
 本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開につきましては、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
 まず、委員の出席状況について御報告いたします。
 本日は、末松委員、江澤委員、岡本専門委員が御欠席です。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 初めに「これまでの議論の整理(案)について」を議題といたします。
 前回、1月10日の中医協総会でいただいた御意見を踏まえて、事務局に整理してもらいましたので、修正点等を確認していきたいと思います。
 それでは、事務局より資料の説明をお願いいたします。
○眞鍋医療課長
 おはようございます。医療課長でございます。
 それでは、「令和6年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」につきまして、中医協資料総-1を用いまして御説明をさせていただきます。主な修正点について御説明をさせていただきます。
 4ページをお開きください。「1 現下の雇用情勢も踏まえた人材確保・働き方改革等の推進」、その中におきまして「1-1 医療従事者の人材確保や賃上げに向けた取組」の中におきまして、(1)は前回の資料に記載があったところでございますけれども、前回の御議論を踏まえまして、(2)~(5)を追加してございます。この部分につきましては読み上げをさせていただきます。
(2)入院基本料等について、以下の見直しを行う。
1 退院後の生活を見据え、入院患者の栄養管理体制の充実を図る観点から、栄養管理体制の基準を明確化する。
2 人生の最終段階における適切な意思決定支援を推進する観点から、当該支援に係る指針の作成を要件とする。
3 医療機関における身体的拘束を最小化する取組を強化するため、医療機関において組織的に身体的拘束を最小化する体制の整備を求める。
41~3のほか、40歳未満の勤務医師、事務職員等の賃上げを実施すること等の観点から、入院基本料等の評価を見直す。
(3)外来診療において標準的な感染防止対策を日常的に講じることが必要となっていること、職員の賃上げを実施すること等の観点から、初再診料等の評価を見直す。
(4)歯科診療にかかる評価について、標準的な感染防止対策を日常的に講じることが必要となっていること、医療機関の職員や歯科技工所で従事する者の賃上げを実施すること等の観点から、初再診料や歯冠修復及び欠損補綴物の製作に係る項目について評価を見直す。
(5)地域の医薬品供給拠点としての役割を担い、地域医療に貢献する薬局の整備を進めていくこと、職員の賃上げを実施すること等の観点から、夜間・休日対応を含めた、薬局における体制に係る調剤基本料等の評価を見直す。
 ここが追記部分でございます。
 それでは、あとは主な内容の修正点について御説明を申し上げます。
 10ページにお進みください。冒頭、(5)となっているところがございます。「医療機関と介護保険の」と始まるところでございますけれども、前回のこの整理(案)では、「医療機関と介護保険の訪問・通所リハビリテーション事業所のリハビリテーションに係る連携を更に推進する観点から、疾患別リハビリテーション料について要件を見直すとともに、リハビリテーション計画提供料を廃止する」とございましたけれども、こちらは中医協総会で御照会させていただきました論点に表現を合わせる形で、「とともに、リハビリテーション計画提供料を廃止する」の部分を削除しているところでございます。
 それでは、次の内容の修正でございますけれども、18ページにあります(25)でございます。「在宅患者等の」と始まるところでございますけれども、「(25)在宅患者等の訪問歯科衛生指導を推進する観点から、訪問歯科衛生指導料について、以下の見直しを行う」の中で、3でございます。「訪問歯科衛生指導の実態を踏まえ」、前回の整理では、ここに「歯科訪問診療料」とあったところでございますが、こちらを「訪問歯科衛生指導料」に修正をさせていただきます。このような内容の修正をさせていただいたところでございます。
 ほかにも表記の揺れなどを訂正させていただいたところがございますけれども、そこにつきましては説明は割愛させていただきます。
 それから、私のほうからもう一点御説明をさせていただきたいと思います。前回の御議論の中で、電子カルテの保存期間の義務期間の延長につきまして、議論の整理に盛り込むべきではないかという御意見をいただいたところでございます。診療録(カルテ)の保存義務につきましては、医師法第24条におきまして、「五年間これを保存しなければならない」と規定されていることなどを踏まえまして、療養担当規則におきましても、「患者の診療録にあつては、その完結の日から五年間」と定めているところでございます。
 この保存期間につきましては、医師や医療機関の負担にも配慮する必要があるということから、診療録を保存する重要性とこれらの負担に鑑み設定されているものと承知をしておりますが、私ども保険局といたしましては、今後、医師法や医療DXに関する議論のこういった状況を踏まえつつ、引き続き御議論いただく課題として受け止めさせていただきたいと考えております。
 事務局からの説明は以上でございます。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの説明につきまして御質問等ございましたら、お願いいたします。
 松本委員、お願いいたします。
○松本委員
 どうも御説明ありがとうございました。
 先日も申し上げましたけれども、この議論の整理は、これまで検討した内容を取りまとめたものであり、加筆された1-1項をはじめ、前回からの変更点を含めまして、方向性が決まったわけではないということを前提に、支払い側として事務局案を了承いたします。今後は、短冊に基づいて、しっかり議論させていただきたいと考えます。
 私からは以上でございます。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 それでは、長島委員、お願いいたします。
○長島委員
 ありがとうございます。
 ただいま1号側から、方向性が決まったわけではないとの御発言がありましたので、2号側といたしましても、本日のところは、今後、短冊のところで議論したいというコメントにとどめたいと思います。
 私からは以上です。
○小塩会長
 ありがとうございました。
 ほかはいかがでしょうか。
 高町委員、お願いいたします。
○高町委員
 ありがとうございます。
 ただいま電子カルテのことに関しまして、事務局から御言及をいただきましたが、今後もその方向に従いまして、電子カルテの保存義務期間の延長に向けて議論を進めていただくことを要望いたします。
 ありがとうございます。
○小塩会長
 ありがとうございます。
 ほかに御発言ございますでしょうか。
 それでは、特にほかには御質問等ないようですので、「これまでの議論の整理」については、この内容でまとめたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(委員首肯)
○小塩会長
 ありがとうございます。それでは、そのようにさせていただきます。
 続きまして、「令和6年度診療報酬改定について(諮問)」を議題といたします。本日、厚生労働大臣より諮問がなされておりますので、事務局より資料の説明をお願いいたします。
○眞鍋医療課長
 医療課長でございます。
 それでは、諮問につきまして、中医協資料総-2を用いまして御説明をさせていただきたいと思います。
 令和6年度診療報酬改定に関して、中央社会保険医療協議会、小塩隆士会長に対しまして、武見敬三厚生労働大臣より諮問書が提出されてございます。
 諮問書でございます。健康保険法第82条その他ここに記載の各関係法令の規定に基づき、令和6年度診療報酬改定について、貴会の意見を求めます。なお、答申に当たっては、別紙1「診療報酬改定について」及び別紙2「令和6年度診療報酬改定の基本方針」に基づき行っていただくよう求めます。
 その後ろに別紙1、別紙2を添付してございます。
 御説明は以上でございます。
○小塩会長
 どうもありがとうございました。
 この諮問を受けまして、令和6年度診療報酬改定に向けて、さらに検討を進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で本日の議題は終了ですけれども、事務局から「その他」として資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○眞鍋医療課長
 医療課長でございます。
 それでは、「その他」の議題でございますけれども、資料総-3を御覧いただきたいと思います。「『令和6年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理』に関するご意見の募集について」ということで、いわゆるパブリックコメントの実施についての御報告でございます。
 先ほど取りまとめていただきました「令和6年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」につきましては、厚生労働省ホームページのパブリックコメントのページにおいて、幅広く御意見を募集したいと考えてございます。意見募集の期間でございますけれども、こちらは2ページ目にあると思いますが、1週間程度ということで、本日、1月12日から1月19日までとしたいと考えてございます。
 3ページ目以降が意見提出の様式でございます。
 簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○小塩会長
 どうもありがとうございました。
 ただいまの説明について、何か質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 御質問等ないようですので、事務局より説明のあった方向で準備を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 本日の議題は以上です。
 次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたします。
 それでは、本日の総会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

 

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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