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2022年12月14日 中央社会保険医療協議会 総会 第533回議事録

○日時

令和4年12月14日(水)調査実施小委員会終了後~

○場所

オンライン開催

○出席者

小塩隆士会長 秋山美紀委員 飯塚敏晃委員 関ふ佐子委員 永瀬伸子委員 中村洋委員
安藤伸樹委員 松本真人委員 佐保昌一委員 間宮清委員 眞田亨委員 鈴木順三委員
長島公之委員 茂松茂人委員 江澤和彦委員 池端幸彦委員 島弘志委員 林正純委員 有澤賢二委員
吉川久美子専門委員 中村春基専門委員、田村文誉専門委員
<事務局>
伊原保険局長 眞鍋医療課長 中田医療技術評価推進室長
荻原保険医療企画調査室長 安川薬剤管理官 宮原歯科医療管理官 他

○議題

○臨床検査の保険適用について
○費用対効果評価専門組織からの報告について
○先進医療会議からの報告について
○調査実施小委員会からの報告について

○議事 


○小塩会長
それでは、ただいまより、第533回「中央社会保険医療協議会 総会」を開催いたします。
なお、本日も新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。また、今回も会議の公開につきましては、前回に引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について御報告いたします。
本日は末松委員と羽田専門委員が御欠席です。
それでは、早速、議事に入らせていただきます。
初めに「臨床検査の保険適用について」を議題といたします。
本日は、保険医療材料等専門組織の小澤委員長にお越しいただいております。
小澤委員長より御説明をお願いいたします。
○小澤委員長
小澤でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、説明いたします。
中医協総-1の資料を御覧ください。
今回の臨床検査の保険適用は、E3の1件です。
2ページ目を御覧ください。
販売名は、ベンタナ OptiView BRAF V600Eです。
測定項目は、BRAF V600E 変異タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製です。
測定方法は、免疫組織化学染色です。
4ページ目の製品概要を御覧ください。
本検査は、がん組織より作製した病理組織切片中のBRAF V600E変異タンパクの検出を行い、大腸がんにおけるリンチ症候群の診断の補助及び化学療法の選択の補助に用いる臨床検査です。
2ページにお戻りください。
保険点数につきましては、N002免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製7 CD30 4回分、1,600点を参考点数としています。
御説明いたします内容は、以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
事務局から補足はございますでしょうか。
○中田医療技術評価推進室長
特にございません。
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、ただいまの説明につきまして、何か御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
特に御質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
小澤委員長、どうもありがとうございました。
○小澤委員長
ありがとうございました。
○小塩会長
続きまして「費用対効果評価専門組織からの報告について」を議題といたします。
本日は、費用対効果専門組織の池田委員長代理、福田専門委員にお越しいただいております。
池田委員長代理より御説明をお願いいたします。
○池田委員長代理
費用対効果評価専門組織、委員長代理の池田でございます。
中医協総-2の資料を御覧ください。
医薬品等の費用対効果評価案についてですが、アリケイスについて、費用対効果評価案を策定いたしましたので御報告いたします。
なお、当面の間は、専門組織での検討状況についても、資料に記載しております。
2ページ目を御覧ください。
対象品目名は、アリケイスです。
効能または効果は、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)による肺非結核性抗酸菌症です。
上段に、費用対効果評価専門組織で決定した費用対効果評価案を記載しております。
下段に補足として、分析対象集団の増分費用効果比、ICERの区分を記載しております。
3ページ目からは、参考として、アリケイスの費用対効果評価案策定に係る主な検討事項を記載しております。
御説明いたします内容は、以上です。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
事務局から、補足はございますか。
○中田医療技術評価推進室長
特にございません。
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、ただいまの説明について、何か御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
特に御質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
池田委員長代理、福田専門委員、どうもありがとうございました。
続きまして「先進医療会議からの報告について」を議題といたします。本件は報告事項です。
事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○中田医療技術評価推進室長
医療技術評価推進室長でございます。
まず、総-3-1を御覧ください。
今回、先進医療会議で承認されました先進医療Aの技術が1件ございますので、御報告させていただきます。
整理番号351、次世代シーケンサーを用いた流死産絨毛・胎児組織染色体検査でございます。
本件本技術にかかる費用は、それぞれ表に記載のとおりでございます。
事前評価では適となっており、先進医療会議におきましても、適と判断いただいております。
技術の概要につきましては、7ページを御覧ください。
本技術は、自然流産、2回目以降、死産の患者を対象としておりまして、染色体G-banding法と同様に、次回妊娠の治療法決定及び次回妊娠予後の推定に有用であり、さらに原因確定により患者自身の精神的負担軽減につながるというものでございます。
ロードマップにつきましては、8ページを御覧ください。
本先進医療でデータを収集し、臨床性の試験、分析性の試験を踏まえて、薬事承認申請を目指すとのことでございます。
続きまして、総-3-2を御覧ください。
整理番号165、特発性大腿骨頭壊死症に対する自家濃縮骨髄液移植でございます。
本技術にかかる費用は、それぞれ表に記載のとおりでございます。
先進医療での評価につきまして、事前評価では適となっており、先進医療会議におきましても適と判断していただいております。
技術の概要は、6ページ目を御覧ください。
本技術は、自家濃縮骨髄液を壊死した大腿骨頭に移植することで、移植細胞の血管、骨新生効果による壊死領域縮小と大腿骨頭圧潰抑制効果を持つことを利用した先進医療でございます。
ロードマップにつきましては、7ページを御覧ください。
本先進医療でデータを収集し、保険収載を目指すとのことでございます。
以上でございます。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、何か御質問等ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
特に御質問等ないようですので、本件に係る質疑は、この辺りとしたいと思います。
続きまして「調査実施小委員会からの報告について」を議題といたします。
調査実施小委員会の秋山小委員長から御報告をお願いいたします。
○秋山小委員長
それでは、御報告をさせていただきます。
第24回医療経済実態調査については、調査実施小委員会において、10月26日、11月16日、そして本日と、3回審議を行ってまいりました。
このたび、審議結果がまとまりましたので御報告をさせていただきます。
調査実施小委員会においては、次期診療報酬改定の議論の基礎となる経営実態をどのように把握するのかという観点から議論をしてまいりました。
まず、医療機関等調査ですけれども、御説明したいと思います。
実-1-5を御覧ください。
第24回医療経済実態調査の実施案を基に、前回調査からの主な変更点について御説明をさせていただきます。
まず、1ページ目の1、調査日程及び調査対象時期を御覧ください。
(1)(2)の部分ですけれども、前回調査では、調査実施年の6月及びその比較対象として、調査実施の前年6月、前々年6月について、収益費用に関する単月調査を実施いたしましたが、今回調査では、単月調査を廃止し、日程や対象時期について前々回調査と同様としております。
同じく1ページ目の2番、調査対象及び抽出率の部分を御覧ください。
(2)抽出率について、一般診療所について20分の1から15分の1へ引き上げるとともに、保険薬局のうち、専門医療機関連携薬局について、1分の1の抽出率としております。
続いて2ページ目、3番、調査項目の変更点を御覧ください。
(1)(2)ですが、先ほども申し上げましたとおり、単月調査を廃止するとともに、介護収益や税金の内訳について廃止しております。
(3)病院、診療所について、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ実績等や、院内感染の有無に関する項目を廃止しております。
ただし、病院については、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ実績等の一部について、重点医療機関等の指定状況等の項目で確認するとともに、新型コロナウイルス感染症のクラスター発生の有無に関する項目を追加しております。
(4)病院について、看護職員処遇改善評価料の算定の有無を問う項目を追加するとともに、その他の収益について、(うち)看護職員等処遇改善事業補助金を追加しております。
(5)委託費について、(うち)給食委託費並びに(うち)人材委託費及びその内訳として(うち)紹介手数料を追加し、経費、(その他の医業・介護費用、その他の経費)について(うち)水道光熱費を追加しております。
(6)(7)の保険薬局については、地域連携薬局及び健康サポート薬局の該当の有無を問う項目を追加しております。
なお、先に申し上げましたとおり、調査項目としては問いませんが、全数調査として、専門医療機関連携薬局についても把握をいたします。
また、一般用医薬品備蓄品目数を調査する項目を追加しております。
続きまして、4、集計項目についてですが、ただいま御説明しました調査項目の変更点を踏まえ、集計の追加、廃止を行っております。
その他、引き続き有効回答率の向上に向けた取組を進めてまいります。
次に、保険者調査について御説明をいたします。実-2を御覧ください。
保険者調査につきましては、例年どおり、全保険者を対象として実施いたします。
前回調査からの変更点としては、保険者の保有する土地や直営保養所の利用状況等に関する調査については廃止し、土地や建物の額については決算等で把握することとし、決算状況等に関する分析に重点を置くこととしております。
私からの御説明は、以上になります。
○小塩会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの御説明につきまして、御質問等ございますでしょうか。
飯塚委員、お手が挙がっています。よろしくお願いします。
○飯塚委員
先ほどの小委員会のほうで議論がありましたことを、ここで一度確認しておきたいのですけれども、特に一般診療所に関して、主たる診療科目によってはサンプル数が非常に少なくなって、統計としての信頼性が低い可能性があるという議論がございました。
したがいまして、現在の回答状況あるいはサンプル数等を検討いただいて、診療科別に抽出率を変更する等、より信頼性の高い統計となるよう、事務局におかれては、お考えいただくようにお願いしたいと思います。
以上です。
○小塩会長
ありがとうございます。
ほかに御質問、御意見ございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
飯塚委員から御意見がありましたけれども、これは事務局で、ぜひ検討していただければと思います。
ほかに御意見、御質問等ないようでしたら、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。

(異議なしの意思表示あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
本日の議題は、以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日の総会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。

 

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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