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2022年1月19日 中央社会保険医療協議会 総会 第511回議事録

○日時

令和4年1月19日(水)費用対効果評価専門部会終了後~

○場所

オンライン開催

○出席者

小塩隆士会長 秋山美紀委員 飯塚敏晃委員 関ふ佐子委員 永瀬伸子委員 中村洋委員 
安藤伸樹委員 松本真人委員 佐保昌一委員 間宮清委員 眞田享委員 鈴木順三委員
城守国斗委員 長島公之委員 江澤和彦委員 池端幸彦委員 島弘志委員 林正純委員 有澤賢二委員
吉川久美子専門委員 中村春基専門委員 田村文誉専門委員
<事務局>
濵谷保険局長 井内医療課長 中田医療技術評価推進室長
高宮保険医療企画調査室長 紀平薬剤管理官 宮原歯科医療管理官 他

○議題

○診療報酬基本問題小委員会からの報告について
○令和4年度薬価制度の見直しについて
○市場拡大再算定について
○令和4年度保険医療材料制度の見直しについて
○令和4年度費用対効果評価制度の見直しについて

○議事 

○小塩会長
お待たせいたしました。
ただいまより第511回「中央社会保険医療協議会総会」を開催いたします。
なお、本日も新型コロナウイルス感染症対策の観点からオンラインによる開催としております。また、今回も会議の公開につきましては、前回に引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、委員の出席状況について御報告いたします。
本日は、末松委員と羽田専門委員が御欠席です。
それでは、議事に入らせていただきます。
初めに「診療報酬基本問題小委員会からの報告について」を議題といたします。
本件につきましては、先ほど開催されました診療報酬基本問題小委員会において議論を行ったところですが、小委員会でいただいた議論も含めて、事務局より御説明をお願いいたします。
○中田医療技術評価推進室長
事務局でございます。
先ほど開催されました診療報酬基本問題小委員会におきまして、福井医療技術評価分科会長より、医療技術評価分科会における医療技術の評価について報告がありました。
総-1の1ページ目を御覧ください。
まず「これまでの検討状況」に、これまでの経緯が記載されております。
「2.令和4年度診療報酬改定における対応等について」でございます。
こちらでは「分科会における医療技術の評価について」。
「医療技術の体系的分類について」。
「科学的根拠に基づく医療技術の評価について」といったテーマが挙げられ、それぞれについて分科会での議論の結論が報告されました。
事務局からの報告は以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
ただいまの説明につきまして、何か御質問はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
特に御質問等はないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「令和4年度薬価制度の見直しについて」を議題といたします。
先ほど開催されました薬価専門部会において、取りまとめがなされましたので、これにつきまして、事務局より簡潔に説明をお願いいたします。
○紀平薬剤管理官
薬剤管理官でございます。
資料総-2を御覧ください。
「令和4年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直しについて」でございます。
こちらは、昨年12月22日に御了解いただきました「令和4年度薬価制度改革の骨子」に基づきまして、薬価算定基準について、改正の箇所についてお示しした資料でございます。
さきに開催されました薬価専門部会におきまして、これらの内容につきまして御了承いただきましたので、御報告させていただきます。
なお、薬価算定基準につきましては、この後、議題とされております費用対効果評価専門部会のほうでも該当箇所についての改正について、御了承いただいております。
以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
それでは、ただいまの説明につきまして、何か御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
特に御質問等はないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「市場拡大再算定について」を議題といたします。
本日は、薬価算定組織の前田委員長にお越しいただいております。
前田委員長より御説明をお願いいたします。
○薬価算定組織前田委員長
よろしいでしょうか。
私は、薬価算定組織の委員長の前田でございます。
私から、薬価算定組織において検討いたしました、市場拡大再算定及び用法用量変化再算定の対象品目について御報告いたします。
資料は、中医協総-3を御覧ください。
薬価算定組織における検討の結果、令和4年度薬価改定に際して、再算定要件に該当する品目は、資料にありますように、市場拡大再算定が17成分、市場拡大再算定の特例が4成分、用法用量変化再算定が2成分で、合計で23成分となりました。
なお、今回対象となった再算定の要件につきましては、中医協総-3参考1と中医協総-3参考2を御参照ください。
それでは、検討結果について御説明いたします。
「1-1.市場拡大再算定」についてです。
1番のイーケプラ、4番のポマリスト、6番のヌーカラ、9番のヤーボイ、10番のアレジオンについては、類似薬効比較方式により算定され、効能追加等により使用実態が変化し、年間販売額の拡大の程度が基準に該当することから、市場拡大再算定の対象品に該当すると判断いたしました。
また、2番のノベルジン、3番のレボレード、5番のサムチレール、7番のビクトーザ、8番のオニバイドについては、原価計算方式により算定され、年間販売額の拡大の程度が基準に該当することから、市場拡大再算定の対象品目に該当すると判断いたしました。
6番のファセンラについては、ヌーカラの薬理作用類似薬であること、7番のゾルトファイについては、ビクトーザの成分を含む配合剤であること、7番のバイエッタからオゼンピックまでにつきましては、ビクトーザの薬理作用類似薬であることから、類似品に該当すると判断いたしました。
次に、市場拡大再算定対象品目のうち、加算により引下げ幅の緩和の対象となったものを御説明いたします。
「補正加算」の欄を御覧ください。
6番のヌーカラについては、皮下注用100mgにおける小児の用法用量の追加を評価し、加算率を5%とすることが適当と判断いたしました。
7番のビクトーザ及びゾルトファイについては、真の臨床的有用性が示されたと判断いたしまして、加算率を5%とすることが適当と判断いたしました。
「1-2.市場拡大再算定の特例」についてです。
1番のタケキャブにつきましては、年間販売額が1000億円を超え、基準年間販売額の1.5倍以上となったことから、市場拡大再算定の特例の対象に該当すると判断いたしました。
また、1番のキャブピリンからボノピオンパックまでについては、タケキャブの成分を含む配合剤またはパック製剤であることから、類似品に該当すると判断いたしました。
最後に「2.用法用量変化再算定」について説明いたします。
1番のビンダケルにつきましては、主たる効能・効果の変更に伴い、用法用量に大幅な変更があり、さらに年間販売額が100億円を超え、効能変更前の10倍以上となったことから、用法用量変化再算定の対象と判断いたしました。
また、1番のビンマックにつきましては、ビンダケルを比較薬として薬価収載したことから、類似薬に該当すると判断いたしました。
以上で、私からの説明を終わらせていただきます。
ありがとうございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
事務局から補足はございますでしょうか。
○紀平薬剤管理官
特にございません。
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、ただいまの説明につきまして、何か御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
特に御質問等はないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
前田委員長におかれましては、ありがとうございました。
○薬価算定組織前田委員長
ありがとうございました。
○小塩会長
続きまして「令和4年度保険医療材料制度の見直しについて」を議題といたします。
まず、先ほど開催されました保険医療材料専門部会において取りまとめがなされましたので、これにつきまして、事務局より簡潔に説明をお願いいたします。
○中田医療技術評価推進室長
事務局でございます。
資料総-4-1を御覧ください。
「令和4年度保険医療材料制度の見直しについて」でございます。
こちらにつきましては、令和3年12月22日中央社会保険医療協議会了解「令和4年度保険医療材料制度改革の骨子」に基づき、特定保険医療材料の保険償還価格の基準等を改正するための所要の記載整備を行うものでございまして、本日の部会でも議論がなされたものでございます。
報告は以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
続きまして、歯科用貴金属材料の基準材料価格改定について、事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○宮原歯科医療管理官
歯科医療管理官でございます。
資料総-4-2「令和4年度保険医療材料制度(歯科用貴金属材料の基準材料価格改定)の見直しについて(案)」を御説明いたします。
本件につきましては、これまでの中医協において御議論いただき、御了承された結果を踏まえ、また、1月14日に了承されました「令和4年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」に基づきまして、歯科用貴金属に係る保険償還価格算定の基準等を改正し、所要の記載整備を行うものでございます。
具体的には、1ページ目ですが、随時改定Ⅰ及びⅡに係る部分の記載を削除し、3か月ごと、すなわち年4回の随時改定を行う内容の記載とするとともに、2ページ目の随時改定における算式につきましては、変動幅にかかわらず、随時改定を行うこととなりますので、変動幅が5%または15%を超えた場合に行う随時改定ⅠとⅡの算式部分を削除するものでございます。
なお、歯科用貴金属材料価格の随時改定の算定の対象となる平均素材価格の期間につきましては、中医協におけます御議論の結果を踏まえ、算定に係る運用におきまして、従来、3か月前までの平均素材価格を用いていたものをより直近の2か月前までの平均素材価格を用いることとしております。
説明は以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
ただいまの件につきまして、何か御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、特に御質問等はないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
続きまして「令和4年度費用対効果評価制度の見直しについて」を議題といたします。
先ほど開催されました費用対効果評価専門部会において取りまとめがなされましたので、これにつきまして、事務局より、簡潔に説明をお願いいたします。
○中田医療技術評価推進室長
事務局でございます。
資料総-5-1を御覧ください。
「令和4年度費用対効果評価制度改革に係る医薬品、医療機器及び再生医療等製品の費用対効果評価に関する取扱いの見直しについて」でございます。
令和3年12月22日中央社会保険医療協議会了解「「令和4年度費用対効果評価制度改革の骨子」に基づきまして、所要の記載整備を行うものでございます。
本日行われました部会におきまして、議論の結果、この資料のとおり、総会に報告すべきものとして取りまとめられたものでございます。
以上でございます。
○小塩会長
どうもありがとうございました。
ただいまの説明につきまして、何か御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
特に御質問等はないようですので、本件につきましては、中医協として承認したいということでよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○小塩会長
ありがとうございます。
それでは、説明のあった件につきましては、中医協として承認したいと思います。
本日の議題は以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日の総会は、これにて閉会といたします。
どうもありがとうございました。
 

<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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