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2021年6月23日 中央社会保険医療協議会 保険医療材料専門部会 第110回議事録

○日時

令和3年6月23日(水)薬価専門部会終了後~

 

○場所

オンライン開催
 

○出席者

関ふ佐子部会長 永瀬伸子部会長代理 中村洋委員 飯塚敏晃委員 
幸野庄司委員 佐保昌一委員 眞田享委員 末松則子委員 
長島公之委員 島弘志委員 林正純委員 有澤賢二委員
堀之内晴美専門委員 林利史専門委員 五嶋規夫専門委員

<事務局>
濵谷保険局長 井内医療課長 岡田医療技術評価推進室長
山田保険医療企画調査室長 紀平薬剤管理官 小椋歯科医療管理官 他

○議題

○令和3年度に実施する特定保険医療材料価格調査について(案)

○議事

○関部会長
ただいまより、第110回「中央社会保険医療協議会 保険医療材料専門部会」を開催いたします。
なお、本日もコロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。また、今回も会議の公開については、前回に引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まず、本日の委員の出欠状況について報告します。本日は全員が御出席です。
それでは、議事に入らせていただきます。
初めに「令和3年度に実施する特定保険医療材料価格調査について」を議題といたします。事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いします。
○堀岡医療機器政策室長
「令和3年度に実施する特定保険医療材料価格調査について」という資料を御覧ください。医政局経済課の医療機器政策室長の堀岡でございます。
「令和3年度特定保険医療材料価格調査の概要」でございます。
趣旨でございますが、2年前と同じですが、材料価格基準改定の基礎資料を得ることを目的として、保険医療機関、歯科技工所及び保険薬局に対する医療機器販売業者の販売価格及び一定率で抽出された医療機関等での購入価格を調査しております。
調査の対象及び客体数は先ほど御説明したとおりですが、販売サイド調査として医療機器販売業者の全数を対象としております。
購入サイド調査として、病院、診療所、歯科技工所、保険薬局から一定の抽出を行って調査を行っております。
調査事項については、品目ごとの販売価格、販売数量、購入サイド調査として購入先の卸売販売業者の情報をさらに加えて調査をしております。
参考といたしまして、令和元年度の価格調査実績を次のスライドでまとめております。今年度もできる限り高い回収率とするために、事務局としても努力してまいりたいと考えております。
以上です。
○関部会長
どうもありがとうございます。
それでは、ただいまの説明に関して御質問などがありましたらお願いします。
長島委員、お願いします。
○長島委員
今回、新しく委員になりました長島でございます。
今回示されました計画案に異論はありません。しかし、現在、医療の現場はコロナ禍への対応、ワクチン接種などに全力を尽くしているところでございますので、現場に過度な負担を与えない形での調査実施をお願いしたいと思います。
以上です。
○関部会長
ありがとうございます。御要望として承りました。
林委員、お願いします。
○林委員
ありがとうございます。日本歯科医師会の林でございます。
中医協材―1の3ページ目の令和元年度の特定保険医療材料価格調査実績でございますが、歯科技工所に関しまして、客体数109で回収率が15.6%になっております。過去の回収率から比べますと、かなり低い数字になっておりまして、このことに関しまして理由がお分かりなら教えていただきたいということ。
また、2ページの令和3年度の調査概要で、歯科技工所の抽出率が15分の1になり、客体数は増えてございます。ただ、客体数を増やしても回収率が問題でございます。前回の歯科技工所のみ低い、そういった理由を検討しないと同じことになると思っております。回収されたデータも体力の弱い技工所のデータが反映されておらず、大きなところのデータだけでは実態と乖離いたします。材料価格調査は、高騰する歯科用貴金属の公示価格にも反映されておりまして、重要な調査と理解しております。令和元年の問題点を精査し、回収率を上げ、より精度の高い調査になるような要望いたしたく思っております。
以上でございます。
○関部会長
ありがとうございます。
それでは、御質問のあった件について、医療機器政策室長、お願いします。
○堀岡医療機器政策室長
歯科技工所に関しては、委員の御指摘のとおり前回回収率が少し低い状況でございました。ヒアリングをしてみたところ、3年連続の調査で調査の負担が大きかったという業者が多いとおっしゃっておられる方が多く、できる限り販売業者を入れると自動的に入るようにしたり、コールセンターなどをしたり、調査票のメールの提出を可能にしたりといった形で、できるだけ調査に参加しやすい状況というものを事務局として整えたところでございます。
御指摘のとおり、前回よりも多い客体数と今回させていただいております。客体数は目標回収率、目標標準誤差率などを基に算出しておりますが、いずれにせよ、できる限り高い回収率のほうがよいのは間違いないですので、そのように努力をさせていただきたいと考えております。
○関部会長
ありがとうございます。
林委員、よろしいでしょうか。
○林委員
よろしくお願いいたします。
○関部会長
それでは、佐保委員、お願いいたします。
○佐保委員
ありがとうございます。
私も林委員と同じところの意見だったのですけれども、やはり歯科技工所の回収率が極端に低いと読み取りました。事務局においても客体数を増やすなど御尽力いただいておりますが、回収率を高めることによって状況をより把握できると考えておりますので、引き続きの取組をお願いするとともに、対象となった歯科技工所におかれましても、その責務を果たしていただくようお願いしたいと思っております。
以上です。
○関部会長
ありがとうございます。御要望を承りました。
○小椋歯科医療管理官
歯科医療管理官でございますけれども、よろしいでしょうか。
歯科技工所の回収率の件についてでございますけれども、先ほど3年連続の調査であるということと、あと、その同じ年に並行してほかの調査も行われているのです。それで同じ調査も行われておりますので、歯科技工所につきまして回答するところが重複しないように、こちらのほうで調整はさせていただきたいと思っておりまして、そういうような調整をすることで、回収率はちょっとでも上がるのかなと考えております。なお、この調整の方法につきましては総務省のほうにも協議済みでおりますので、こういう方法でできるだけ回収率を上げたいと考えております。
以上です。
○関部会長
御説明ありがとうございました。
それでは、幸野委員、お願いします。
○幸野委員
調査については異論ございませんが、先ほど薬価専門部会でも同じようなことを言わせていただきましたが、材料専門部会でも次回改定に向けては、やはり調整幅の妥当性についても検証していく必要があると思いますので、これは調査というよりも分析とか集計の方法だと思うのですが、乖離率の分布とか流通との関係も分かるような資料になるような分析をぜひお願いしたいと思います。
以上、要望でございます。
○関部会長
どうもありがとうございました。御要望を承りました。
飯塚委員、お願いします。
○飯塚委員
今回から参加させていただいております飯塚です。
回収率がかなり低い場合もあるということですので、既にやってらっしゃるかもしれませんけれども、どのような対象業者が返事をしているかという、返事をしている、していない事業者の属性の分布も併せて基礎資料としていただければと思います。
以上です。
○関部会長
ありがとうございます。
今の点、特に事務局からはよろしいでしょうか。
ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。
様々な御意見をどうもありがとうございました。いろいろな御要望をいただきましたので、それを踏まえて検討させていただきたいと思います。
では、本案につきまして総会に報告したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(委員首肯)
○関部会長
異議なしということでありがとうございます。それでは、そのようにしたいと思います。
本日の予定された議題は以上です。
次回の日程につきましては、追って事務局から連絡いたしますので、よろしくお願いします。
それでは、本日の保険医療材料専門部会はこれにて閉会といたします。どうもありがとうございました。
 

 


 

 

(了)
<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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