2018年12月12日　中央社会保険医療協議会　保険医療材料専門部会　第96回議事録

○松原部会長代理
　ただいまより、第96回「中央社会保険医療協議会　保険医療材料専門部会」を開催いたします。
　本日は関部会長が御欠席ですので、部会長代理の私がかわって議事進行を行わせていただきます。
　本日の委員の出席状況について報告します。
　本日は関部会長が御欠席です。
　なお、会議冒頭のカメラの頭撮りはここまでとさせていただきます。
（カメラ退室）
○松原部会長代理
　それでは、議事に入らせていただきます。
　今回は「消費税引上げに伴う保険医療材料価格改定の骨子（案）について」を議題といたします。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いします。
○古元医療課企画官
　企画官でございます。
　それでは、資料、材－１をごらんください。「消費税引上げに伴う保険医療材料価格改定の骨子（案）」でございます。
　まず、「第１　基本的な考え方」でございますが、今回の改定は2019年10月に予定されている消費税率の引き上げに伴い、適正な消費税の転嫁を行う観点から、市場実勢価格を踏まえて材料価格改定を行うものであり、通常の材料価格改定とは異なる臨時的な改定であるとさせていただいております。
　このため、市場実勢価格に基づく価格調整を基本に、上記の改定の趣旨に沿った改定内容とすべきであるとまとめさせていただいております。
　具体的な内容に移りたいと思います。
　まず、１番目、市場実勢価格加重平均値一定幅方式についてでございますが、現行では、以下の算式により算定をいたしまして、改定前の価格を超えないこととされております。
　2019年10月に予定されております消費税率変更に伴いまして、今回の改定では、消費税率を10％で計算するとともに、改定前の価格の108分の110を乗じた額を超えないこととするということで記載させていただきました。
　また、２つ目、再算定や機能区分の見直しなどについてでございます。今回は臨時的な改定であるという趣旨を踏まえまして、再算定や機能区分の見直しなどについては行わないこととする。
　３つ目、その他のルールについてでございます。「機能区分特例」「期限付き改良加算」「再算定」のルールにおける改定の取り扱いについてでございますが、今回は臨時的な改定であるという趣旨を踏まえまして、「機能区分特例」「期限付き改良加算」「再算定」のルールにおきます改定にはカウントしないこととするとしてはどうかという提案でございます。
　続きまして、次のページの小数点以下の取り扱いでございます。今回の改定におきましては、改定前の価格が54円未満のものに限り、小数第１位を四捨五入することとするという内容でございます。
　続きまして、４つ目、改定時期に応じた適用ルールの修正などにつきまして、改定の時期につきましては、最終的には政府の予算編成過程で定まることになりますが、中医協といたしましては、当面、同時に行うことが自然であるという認識のもと、適用すべき算定ルールについて上記の検討を行いました。
　この上で、実勢価改定と消費税引き上げ相当分の転嫁が同時に行われない場合におきましては、異なる対応が必要な事項について、改定の時期が定まった際に速やかに必要な検討、修正等を行うこととするとした内容でございます。
　最後に、「第３　その他」でございます。今回の改定が通常の材料価格改定とは異なる臨時的な改定であることや、近年例のない年度途中の改定になり得ることを鑑みまして、厚生労働省としては医療現場の負担や円滑な流通の確保に十分留意した上で改定に取り組むこととするとした内容でございます。
　説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○松原部会長代理
　ありがとうございました。
　ただいまの説明に関して、御質問等がありましたらお願いします。
　それでは、本日の委員の先生方の御了承は得られたということで、よろしいでしょうか。
　先ほどの説明の骨子（案）をもちまして、保険医療材料専門部会としては、御了承が得られたということで取りまとめさせていただきたいと思います。
　その際、細かい文言の修正などにつきましては、部会長に一任させていただければと思いますが、よろしいでしょうか。
（「異議なし」と声あり）
○松原部会長代理
　ありがとうございました。
　それでは、骨子（案）を総会へ報告させていただきたいと存じます。
　本日の予定された議題は以上です。
　次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いします。
　本日の保険医療材料専門部会は、これにて閉会といたします。ありがとうございました。
○古元医療課企画官
　ありがとうございました。
　準備が整いましたら、調査実施小委員会を開催させていただきます。よろしくお願いいたします。