2024年3月22日　中央社会保険医療協議会　薬価専門部会　第224回議事録

○小塩委員
　ただいまより、第224回「中央社会保険医療協議会 薬価専門部会」を開催いたします。
　本日は、部会長の安川委員が御欠席、部会長代理の笠木委員も御欠席のため、安川部会長の御指名により、私が進行を担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
　本日も対面を基本としつつ、オンラインも組み合わせての開催としております。また、会議の公開については、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
　まず、本日の委員の出欠状況について御報告いたします。
　先ほど申し上げたとおり、本日は、笠木委員、安川委員が御欠席です。
　それでは、議事に入らせていただきます。
　本日は「市場拡大再算定に関する対応について」を議題といたします。
　事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。
○安川薬剤管理官
　薬剤管理官でございます。資料薬－１を御覧ください。
　前回の薬価専門部会で市場拡大再算定の類似品の取扱いについて、御議論いただいたことを踏まえ、方針をまとめました。
　１つ目の○でございますが、薬価算定の基準について、第３章第４節１（３）ただし書きの「中央社会保険医療協議会であらかじめ特定した領域に該当する品目」は、薬価算定組織が定める「類似薬選定のための薬剤分類」において、その薬理作用が以下に該当する品目とし、令和６年度の最初の四半期再算定から適用することとする、ということでまとめており、具体的な品目に関しては、前回御議論いただいたPD-1/PD-1リガンド結合阻害作用、ヤヌスキナーゼ阻害作用の２つの薬理作用に該当するものを示しているところでございます。
　また、今後の検討に関しても前回お示しした論点や意見を踏まえまして、２つ目の○のようにまとめております。
　上記以外の領域の追加については、次期薬価制度改革の検討に合わせ、関係業界からの意見や本規定の適用実績等を踏まえ、必要に応じて検討することとする、としております。その下の「参考」は関係規定の抜粋です。
　また、２ページ目については、「類似薬選定のための薬剤分類」の具体的な該当箇所を示しているものでございます。
　以上のとおり、今回の議論をまとめました。
　資料の説明は以上です。
○小塩委員
　ありがとうございました。
　それでは、ただいまの説明につきまして、御質問等ございましたら、よろしくお願いいたします。
　長島委員、お願いいたします。
○長島委員
　本日示された案につきましては、これまでの審議を踏まえ、異論ございません。
　私からは以上です。
○小塩委員
　ありがとうございます。
　ほかはいかがでしょうか。
　森委員、お願いいたします。
○森委員
　ありがとうございます。
　私もこれまでの議論を踏まえたものと理解しております。異論ありません。
　また、今後の領域の追加についても、本規定の適用実績、運用等を踏まえて、必要に応じて中医協で検討すべきと考えております。
　以上です。
○小塩委員
　ありがとうございます。
　ほかはいかがでしょうか。
　松本委員、お願いいたします。
○松本委員
　ありがとうございます。
　資料で示されました、PD-1/PDL-1阻害薬、JAK阻害薬につきまして、次の四半期算定から類似品の対象から除外とすること、また、それ以外の取扱いについては、次の薬価制度改革に向けて検討すること、いずれも事務局案に異論はございません。
　製薬業界におかれましては、市場拡大再算定の予見性が高まりますので、効能追加を含めて、患者の医薬品のアクセスが高まりますよう、研究開発に取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
　私からは以上でございます。
○小塩委員
　ありがとうございました。
　ほかはいかがでしょうか。
　よろしいでしょうか。ほかには御質問等ないようですので、本案を総会に報告したいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
（異議なしの意思表示あり）
○小塩委員
　ありがとうございました。
　それでは、そのようにしたいと思います。
　本日の議題は以上です。
　次回の日程につきましては、追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
　それでは、本日の薬価専門部会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。