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2020年7月22日 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会 第168回議事録

○日時

令和2年7月22日(水)10:00~10:27
 

 

○場所

オンライン開催

○出席者

中村洋部会長 秋山美紀委員 小塩隆士委員 関ふ佐子委員
吉森俊和委員 幸野庄司委員 佐保昌一委員 眞田享委員
松本吉郎委員 今村聡委員 林正純委員 有澤賢二委員
村井泰介専門委員 平野秀之専門委員 上出厚志専門委員 
<事務局>
濵谷保険局長 森光医療課長 岡田医療技術評価推進室長
樋口保険医療企画調査室長 田宮薬剤管理官 小椋歯科医療管理官 他

○議題

○ 令和2年度医薬品価格調査(薬価調査)について

○議事

 


 ○中村部会長
では、ただいまより168回「中央社会保険医療協議会 薬価専門部会」を開催いたします。
なお、本日もコロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催としております。
また、今回も会議の公開については、前回に引き続き、試行的にユーチューブによるライブ配信で行うこととしております。
まずは、本日の委員の出欠状況について御報告します。
本日は、全員が御出席になります。
それでは、議事に入らせていただきます。
初めに、「令和2年度医薬品価格調査(薬価調査)について」を議題といたします。
事務局より資料が提出されておりますので、説明のほうをお願いいたします。
では、経済課長、お願いします。
○林経済課長
おはようございます。経済課長でございます。
資料薬-1を御覧いただきたいと思います。
令和2年度医薬品価格調査、いわゆる薬価調査についてでございます。
5月27日にこの場で議論して以降、6月10日には業界のヒアリング、そして先月6月17日には調査計画案の提示と議論を重ねてまいりました。
この議論の中で、様々コロナの状況下で調査自体が難しいという意見もございました。また、一方で予定どおり実施すべきという意見もございました。
こういったことにつきまして、中間年の調査、改定をどうするかにつきましては、最終的に7月17日に閣議決定されました骨太方針2020の中で、資料1コマ目を御覧いただければと思いますが、御提示のような形の表現になってございます。
具体的に薬価改定につきましては、「また、本年の薬価調査を踏まえて行う2021年度の薬価改定については、骨太方針2018等の内容に新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討し、決定する」という文言になってございます。この調整の過程で様々な意見が出されたと聞いておりますけれども、中間年としての今年の薬価調査は実施するということを前提としてこの骨太方針が策定されたと承知をしてございます。
厚生労働省といたしましては、政府として決定された方針に従いまして薬価調査の実施に向けて準備を進めるべく、本日、薬価調査の計画案についてお諮りしたいという趣旨でございます。
資料の5コマ目を御覧いただければと思います。具体的な計画案でございます。
6月17日の薬価専門部会でも御提示したこの案によって実施したいと考えてございます。
いわゆる通常の年の薬価調査と異なりまして、中間年の調査につきましては、特に販売サイド調査については抽出調査で実施するということは、既定の方針となっております。
また、この間様々議論されてきましたように、コロナの状況下で通常業務への負担も大きくなっている中で、できる限り調査の負担を軽減するという観点での対応も必要になってくると認識をしてございます。
一方で、特に販売側調査につきましては、調査精度の確保というのが重要でございます。今日の参考資料にもつけておりますけれども、以前お示ししたシミュレーションでは5割以下の抽出率では、例えば全数調査を行った結果との誤差が2%以上の品目が1割を超えるなど、誤差が大きくなるということが確認されております。
このため、販売サイド調査につきましては、調査対象となる営業所については抽出率3分の2と設定をして実施したいと考えてございます。
調査項目については、この該当した営業所につきましては、全品目について販売価格と販売数量を調査したいと考えてございます。
一方で、購入サイド調査につきましても、負担軽減の観点も鑑みまして、調査対象となる病院、診療所、保険薬局につきましては、通常年の2分の1の規模に絞って実施をしたいと考えてございます。
調査項目については、これも従来と同様の項目と考えてございます。
なお、現在も公正取引委員会による調査が継続しております、JCHOと卸の事件についてでございますけれども、まだ調査結果は出てございませんけれども、調査の信頼性確保の観点から、念のため調査対象から除外して実施をするということにしたいと考えてございます。
調査のスケジュールについては、6ページ目に現段階のイメージを書かせていただいております。
仮に本日、御了承が得られれば、総務省による統計調査の審査と、厚労省による調査の受諾事業者の公募、ちょっと異例ではありますけれども時間もありませんので、これらを同時並行的に進めまして、9月に調査票が配布できるように、ぎりぎり間に合うように進めていきたいと考えございます。
事業者が決まりますれば、事業者でも調査票の作成等の準備、抽出対象事業所の特定などの準備作業が必要でございますので、この期間で準備をして9月下旬配布。そして対象となりました事業所等につきましては、10月下旬までに提出いただくという形で作業いただき、その後、頂いたデータの精査等を行って、12月の初めには中医協総会で速報値を報告できるというスケジュールを現段階で想定しているところでございます。
コロナの状況下で、本来業務も非常に制約を受けた状況であり、期間が短い中での価格交渉となるという認識でおりますけれども、我々としてはできるだけ多くの事業者の協力を得て調査が実施できるように、現場の理解が得られるように努力してまいりたいと考えてございます。
私からの説明は以上でございます。
○中村部会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明に関して御質問等がありましたらお願いいたします。
有澤委員、お願いします。
○有澤委員
ありがとうございます。
現在、医療機関並びに薬局においては、新型コロナウイルス感染症の発症の対応、あるいは感染防止対策に対して全力を挙げて取組を行っているところであります。
しかしながら、来年度の中間年薬価改定のための薬価調査については、これまでも申し上げてまいりましたが、医薬品の流通状態は例年と異なる状況であり、医薬品卸売業者と薬局、医療機関との間は依然として医薬品の購入に関する価格交渉を進めることができない状況にあります。
したがって、そのような状況の中で薬価調査を実施したとしても、市場実勢価格を的確に把握することは困難であり、また何よりも現場に対して調査に伴う事務上の負担を強いることは避けなければならないと考えます。
特に薬局において、医薬品の備蓄品目数というのは、後発医薬品の使用促進のための積極的な取組もあり、年々増加傾向にあるということは言うまでもありません。
また、薬剤師によるかかりつけ機能の推進という中で、様々な医療機関あるいは診療科から交付された処方箋に対しての対応をしている薬局においては、より多くの品目数の医薬品を備蓄しております。
私ごとではありますが、私の経営する薬局は1店舗で標準的な処方箋枚数を受けていますが、医療機関数にすれば月に200医療機関ほど受けて、備蓄品目数は約1,400品目あるという状況であります。
このような薬局において、医薬品購入に当たり単品単価の契約を推進しろということでありますけれども、非常に負担がかかっていることは容易に想像ができるのではないでしょうか。
現在も薬局の現場では、妥結交渉ができない状況が継続していることには変わりありません。そうした状況の中で政府の基本方針において、薬価調査の実施を前提として中間年改定の方針が示されたことは大変遺憾であると言わざるを得ません。業者に対して行うことは容易にできないということを申し上げておきたいと思います。
以上です。
○中村部会長
ありがとうございました。
ほかに御意見はございますか。
松本委員、お願いします。
○松本委員
ありがとうございます。松本です。
令和2年度の薬価調査につきましては、これまで述べてまいりましたけれども、現在、医薬品の販売側である医薬品メーカーと医薬品卸業者並びに購入側である医療機関と薬局におきましては、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先に総力戦で対応しているところであります。
また、医薬品卸業者におきましては、感染防止のため通常とは異なる配送体制を組まれており、医薬品の流通は例年同様の状態にはありません。
現在の感染状況は、もはや第2波が到来していると言わざるを得ない状況であり、医療崩壊を招かないよう各地で医療提供体制を整えている最中であります。
医療機関や薬局では、医薬品購入に係る価格交渉が行えていない状況でありますので、このような状況下においては今後も当面の間、現在の非常事態は続くものと予想されます。
繰り返しになりますけれども、このような状況では販売側、購入側共に薬価調査を実施できる環境にあるとは言えません。仮に調査を実施しても薬価改定に必要な適切な市場実勢価格を把握することは極めて困難であります。
新型コロナウイルス感染症への対応並びに感染拡大防止に医療現場全体で最大限取り組んでいるこの時期に、医薬品卸や医療機関、薬局に対し調査に伴う事務作業負担を強いるべきではないことは明白であります。
これまでの中医協審議におきましても、薬価調査は新型コロナウイルス感染症の下で行うことができないというのが現場の一致した意見となっており、そのような状況での調査結果を公的なデータとして活用すれば、現場とのそごが生じます。
そうした状況にもかかわらず、薬価調査を実施するという判断がなされたことについては大変遺憾ではありますけれども、実施するのであれば医療現場である医療機関や卸の負担軽減を最大限行うべきであります。
例えば購入側の調査の実施については、例年以上に医療機関の負担に御配慮いただきたいと思いますし、仮に実施するとしても医療機関等が調査票等を提出する際、わざわざ調査用の様式に転記せずとも、医療機関で管理しているデータをそのまま提出することなどでもよいとするなど、方法についてはもっと検討いただきたいと思います。
また、今回の7月豪雨の被災地につきましては、調査対象から除外していただきたいと考えます。
また、調査対象として抽出された医療機関であっても回答はあくまで任意であり、調査時期に感染拡大が起きている地域などは、この調査に回答することよりも新型コロナウイルス感染症への対応を優先せざるを得ない場合があることは御理解いただきたいと思います。
まず、この2点につきまして、御質問としていかがでしょうか。
○中村部会長
では、経済課長、お願いします。
○林経済課長
御意見、御質問ありがとうございます。
まず、医療機関の調査票の提出の際に、わざわざ調査票に転記しなくとも医療機関で管理しているデータ等をそのまま提出することでよいというような工夫ができないかということでございます。
購入側の調査につきましては特段、負担軽減について御指摘のような方法も含めて工夫をするように検討していきたいと考えてございます。
また、7月豪雨の被災地につきましては、我々としてもこういった状況下で調査を実施するのは困難な状況と考えてございますので、最初から調査対象から除外する方向で考えてございます。
また、この調査票の回答自体は法的に強制されるものではないわけでございますが、我々としては、有澤委員からの御意見でもございましたように、こういった状況の中で大変な現場の御負担を強いてお願いをして調査をしていただくということでございますので、御協力いただけるように丁寧な説明、対応をしてまいりたいと考えてございます。
以上です。
○松本委員
分かりました。
もう一つですけれども、骨太の方針におきまして、「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討し、決定する」ということにされておりますけれども、それはどういう意味として捉えたらよろしいのでしょうか。
○中村部会長
薬剤管理官、お願いします。
○田宮薬剤管理官
御質問の件でございますけれども、毎年薬価調査、毎年薬価改定につきましては、これまでの骨太の方針におきまして2018年度以降の市場実勢価格の推移、薬価差の状況、医薬品卸、医療機関、薬局等の経営への影響等を把握した上で、2020年中に薬価改定の対象範囲を決定し、2021年度より実施することとされているところでございます。
今回の骨太の方針2020におきましては、本年の薬価調査を踏まえて行う2021年度の薬価改定について、これまでの決定の内容に「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討」することとされているということでございます。
これは、薬価改定につきまして、従来の閣議決定では想定されていなかった新型コロナウイルス感染症の拡大を適切に勘案することを明確にしたものでございます。
具体的にどのように勘案するかについては、今後行われる薬価調査の結果を踏まえて十分に検討してまいりたいと思っております。
○松本委員
それでは、薬価調査を行ったとしても、薬価改定については十分にもう一度再検討するということでよろしいでしょうか。確認したいと思います。
○田宮薬剤管理官
骨太の方針のとおり、「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討し、決定する」ということかと思っております。
○松本委員
先ほども述べましたように、薬価調査を実施したとしても医療現場とのそごが生じる懸念が多々ありますので、調査結果につきましては例年以上に慎重に検討した上で、それに基づく薬価改定の是非については改めて検討することと、それから調査に際しては医療現場への十分な配慮をして実施していただくことを条件にして、調査については了承したいと思います。
○中村部会長
ほかに御意見、御質問等ございますでしょうか。
では、吉森委員、お願いします。
○吉森委員
ありがとうございます。
今回の骨太方針2020が、この中医協での様々な議論も含め、また、関係者の意見を十分に踏まえて政府において閣議決定された内容であると承知しておりますので、我々中医協としてはこの方針に則って、2021年度の薬価改定に向けた薬価調査の対応内容を早急に決定する責務があると考えております。
したがって、具体的には薬価調査の実施方法については、前回6月17日に当部会で提案された計画案に関する議論の際にも申し上げましたとおり、最低限の妥当性、正確性、有効性の担保すること、また、今、松本委員からもありましたが、実施方法等については、コロナ環境下において様々な工夫をしながら実効性を担保することを前提として、今回の5ページの計画案には賛成したいと思います。
一方、6ページでは調査実施のスケジュールのみが示されておりますが、この調査結果を踏まえた具体的な改定ルール等に関する議論をするに当たり、調査結果の速報値が出るまでには、方向性などの概要を見据えておく必要があるとも思っております。
また、これらの議論をいつ行うのか、また、先ほど松本委員からも意見がありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた改定実施の検討はどの時点で行うのか。この改定に向けた6ページのイメージの中での全体のスケジュール感について、もう少し詳しく説明を頂ければと思いますが、いかがでしょうか。
 
○中村部会長
では、薬剤管理官、お願いします。
○田宮薬剤管理官
2021年度薬価改定に関する中医協での、薬価専門部会等での議論のスケジュール等につきましてはまた改めてお示ししたいと思いますけれども、8月以降の中医協におきまして、改定を行う際の対象範囲とか適用ルールなどの改定方法について御議論を進めていただきたいと考えているところでございます。
○中村部会長
吉森委員、いかがですか。
○吉森委員
分かりました。
調査実態の問題もありますが、議論の参考材料にもなると思いますので、ぜひスケジュールを早急にお示しいただきたいと思います。
○中村部会長
林委員、お願いします。
○林委員
ありがとうございます。
歯科医師会におきましても、現状、新型コロナ感染症拡大下におきまして、対応を最大限努力しているところでございます。
現状、新型コロナ感染症によりまして、医療機関も卸もかなり打撃を受けている中、各方面に調査の負担を強いるだけで正確な価格調整ができるとは理解し難いということは、医師会、薬剤師会、合わせての共通の認識でございます。
実施するに当たりまして、現場は通常の医療提供体制になっていないということは明確でございまして、医療現場の負担軽減を最大限行いながら、必要な薬価調査を行っていただくという形で要望したいと思います。
万が一、必要な薬価調査の結果が、新型コロナウイルス感染症の影響を勘案したといたしましても、精度の高いものでない場合は、改定というものを見送っていただきたいということは重ねて要望したいと思っております。御配慮いただけたらと思っております。
よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○中村部会長
ありがとうございます。
では、幸野委員、お願いします。
○幸野委員
ありがとうございます。
いろいろな2号側の先生からの意見が出ました。
確かに医療現場が厳しい状態であるということは我々も理解しております。
ただし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、医療界や製薬業界だけではなくて日本全体の経済に悪影響を及ぼしているという事実でございます。
企業の業績悪化によって医療保険財政も相当悪化するという危機的な状態になることが想定される中で、薬価調査、薬価改定の本来の目的の一つである国民の負担軽減というのは確実に、今だからこそ実施すべきだと思います。
とはいいましても、骨太の方針で「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討し、決定する」とうたわれており、まさに異例な環境の中で今回は薬価調査が行われるという特例的な調査なので、来月以降この中医協の中では改定のルールを検討していくと思いますが、本年の中間年の改定ルールにつきましては今回限りの特例的なルールということでやるべきだと考えます。その辺について事務局のお考えをお聞きしたいと思います。
それから、先ほど来、2号側の先生方から出ている、調査をやっても正確な実勢価が得られないのではないか、回収率が万が一低い場合もあるのではないかという御懸念もあるかとは思います。しかし、それにつきましても前回資料で出ました、この資料でいきますと参考資料の11ページにあるのですが、こういった万が一低い回収率になったり一定の誤差が生じたりした場合においても、11ページの真ん中辺りに書いてありますように、「過去の薬価調査結果等を参照するなど様々な角度から調査結果を確認し、必要に応じて個別精査する」等の柔軟な対応を行ってルールを決めていくというやり方にすれば、何とか乗り切れるのではないかと思います。
以上、意見です。
1つ、事務局について、今回の改定ルールを特例的なものにするということについてどうお考えかお聞きしたいと思います。
○中村部会長
では、薬剤管理官、お願いします。
○田宮薬剤管理官
幸野委員からの御質問の件でございますけれども、骨太の方針の記載では、「2021年度の薬価改定については、骨太方針2018等の内容に新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して、十分に検討し、決定する」となっておりますので、まずは2021年度の薬価改定について、こうした骨太の方針に示された考え方に沿って中医協において議論を頂くということと思っております。
○中村部会長
幸野委員、よろしいですか。
○幸野委員
ということは、今回はやはり特別なルールで行うという理解でよろしいのでしょうか。
○中村部会長
薬剤管理官、お願いします。
○田宮薬剤管理官
特別なルールなのかどうかということよりは、まずは従来の骨太の方針でも2021年度の薬価改定について言及があり、また今回の骨太の方針でも2021年度薬価改定について言及があるわけでございますので、この方針に従って2021年度の薬価改定について議論をし、決定するということと思っております。
○幸野委員
分かりました。
○中村部会長
では、村井専門委員、お願いします。
○村井専門委員
ありがとうございます。
医薬品卸も新型コロナの影響で現状はかなり酷いことになっておりまして、先ほど診療側の先生方御指摘のとおり、現時点でも価格交渉は進んでおりません。
このような状況を踏まえまして、2020年の中間年薬価調査を無理に進めれば、取引先にも多大な御迷惑をおかけすることになるのではないかということを懸念しております。
このような観点から、ぜひ今回の中間年の薬価調査については先日のヒアリング等において申し上げさせていただきました問題点が種々あると思いますので、これらについて十分に御検討いただきたいと思います。
特に抽出調査の上でさらに回収率が大きく落ちるということであれば、そのデータの信頼性ということにもつながると思いますので、ぜひ回収率が落ちないよう、御指摘させていただいております問題点について御検討をお願いしたいと思います。
○中村部会長
ほかはいかがでしょうか。
様々な御意見を頂きましたが、今日事務局から提出された案の文言については、特に具体的な修正案はありますでしょうか。
ありがとうございました。今日は様々な御意見を頂きました。特に2号側の委員の先生方からは、薬価調査の実施が決まったことに関しては遺憾の意が表明されました。また、負担軽減であるとか、具体的な薬価への反映方法については慎重に議論をしていくという御意見等であったかと思います。
ありがとうございました。
それでは、本案を総会に報告したいと思いますがよろしいでしょうか。
(首肯する委員あり)
○中村部会長
ありがとうございました。
それではそのようにしたいと思います。
ほかに御意見ないようでしたら、本件につきましてはここまでとさせていただきたいと思います。
本日、予定されていた議題は以上になります。
次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。
それでは、本日の薬価専門部会はこれにて閉会といたします。
どうもありがとうございました。



 

(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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